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令和 3年3月予算特別委員会−03月09日-02号

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  1. 太田市議会 2021-03-09
    令和 3年3月予算特別委員会−03月09日-02号


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    令和 3年3月予算特別委員会−03月09日-02号令和 3年3月予算特別委員会              令和3年3月予算特別委員会記録(第2日) 令和3年3月9日(火曜日)  〇出席委員(13人)   委員長       星 野 一 広     副委員長      木 村 浩 明   委員        石 井 ひろみつ    委員        松 川   翼   委員        八 長 孝 之     委員        高 橋 え み   委員        板 橋   明     委員        今 井 俊 哉   委員        渡 辺 謙一郎     委員        高 藤 幸 偉   委員        矢 部 伸 幸     委員        岩 崎 喜久雄   委員        山 田 隆 史  〇説明のため出席した者   副市長       木 村 正 一     企画部長      栗 原 直 樹   総務部長      高 島 賢 二     市民生活部長    石 坂 之 敏   文化スポーツ部長  長谷川 幸 浩     福祉こども部長   荒 木   清   健康医療部長    岡 島 善 郎     産業環境部長    久保田   均   農政部長      高 田   進     都市政策部長    越 塚 信 夫   行政事業部長    城 代 秀 一     消防長       石 澤 光 之
      教育部長      春 山   裕     企画部副部長    高 橋   亮   総務部副部長(総務担当)           総務部副部長(税務担当)             岩 崎 公 則               荒 木 清 志   市民生活部副部長(市民生活担当)       市民生活部副部長(生涯学習・行政センター担当)             飯 塚 史 彦               関 根   進   文化スポーツ部副部長(スポーツ担当)     福祉こども部副部長 石 塚 順 一             村 岡 芳 美   産業環境部副部長  金 澤   誠     農政部副部長    田 村 武 麿   都市政策部副部長(都市建設担当)       都市政策部副部長(土木建築担当)             齋 藤   貢               小 暮   裕   行政事業部副部長  鈴 木   聡     消防本部副部長(消防次長)                                   櫻 井 修 一   教育部副部長(管理担当)           教育部副部長(指導担当)             楢 原 明 憲               江 原 孝 育   農業委員会事務局長 鈴 木   靖     企画部参事(企画政策課長)                                   前 原   郁   企画部参事(人事課長)長谷川 晋 一     広報課長      山 田   稔   総務部参事(総務課長)松 本 和 明     総務部参事(財政課長)瀬 古 茂 雄   総務部参事(管財課長)阿 部 政 夫     総務部参事(契約検査課長)                                   大 谷   健   総務部参事(資産税課長)           市民そうだん課長  中 村 扶美枝             橋 本 吉 弘   市民生活部参事(市民課長)          市民生活部参事(地域総務課長)             茂 木 浩 之               小 内   正   木崎行政センター所長金 谷 寿 夫     生品行政センター所長田 島 幸 一   綿打行政センター所長高 山 重 之     藪塚本町行政センター所長                                   木 戸 康 夫   スポーツ施設管理課長天 笠 裕 嗣     福祉こども部参事(社会支援課長)                                   高 田 剛 志   福祉こども部参事(障がい福祉課長)      福祉こども部参事(高齢者福祉施設課長)             吉 田 道 宏               田部井 久 之   福祉こども部参事(児童施設課長)       健康づくり課長   笠 原   優             坂 本   弘   健康づくり課主幹(保健担当)         国民健康保険課長  下 田 和 子             平 林 みつ江   健康医療部参事(長寿あんしん課長)      工業振興課長    矢 羽 賢 一             高 橋 公 道   環境政策課長    真 下 太佳志     産業環境部参事(清掃事業課長)                                   田 村 伸 光   農政部参事(農業政策課長)          農政部参事(農村整備課長)             高 柳 雄 次               清 水 純 一   都市計画課長    富 岡 義 雅     都市政策部参事(建築指導課長)                                   富 島 公 則   都市政策部参事(市街地整備課長)       都市政策部参事(まちづくり推進課長)             塚 越 泰 久               田 村 克 弘   都市政策部参事(道路整備課長)        道路保全課長    山 本 和 幸             高 橋 将 仁   建築住宅課長    山 田 正 和     都市政策部参事(下水道課長)                                   冨 岡 和 正   行政事業部参事(花と緑の課長)        用地管理課長    岡 田 和 浩             田 村 敏 哉   用地開発課長    島 田 賢 司     消防本部参事(消防総務課長)                                   若 旅 由貴雄   消防本部参事(救急課長)           学校施設管理課長  井 上 昭 彦             岩 崎 守 正   市立太田高校事務長 武 藤 光 幸     農業委員会事務局参事(事務局次長)                                   北 村   修   総務課法制係長   堀 越 大 祐     財政課長補佐(財政係長)                                   峯 岸   潤   商業観光課長補佐(商業係長)         商業観光課長補佐(観光係長)             伊 藤 弘 美               石 崎 達 也   財政課係長代理   押 川 真有美     財政課係長代理   吉 澤 尚 信   財政課主事     田 中 真 文  〇事務局職員出席者   事務局長      吉 田   稔     議会事務局副局長(議会総務課長)                                   野 村   洋   議会総務課長補佐(総務係長)         議会総務課議事係長 中 村 絹 子             川 田 聡 美   議会総務課係長代理 深 須 光太郎     議会総務課係長代理 加 藤 正 晃   議会総務課主事   今 井 章 裕     議会総務課主事   高 柳 ひかる   議会総務課主事   関 根 美 穂            会議に付した事件 議案第11号 令和3年度太田市一般会計予算について        (歳出 4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費、給与費明細書等)        (その他 第1表歳入歳出予算、第2表債務負担行為、第3表地方債) 議案第13号 令和3年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について 議案第15号 令和3年度太田市八王子山墓園特別会計予算について 議案第17号 令和3年度太田市太陽光発電事業特別会計予算について 議案第18号 令和3年度太田市下水道事業等会計予算について      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○委員長(星野一広) ただいまから本日の会議を開きます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 昨日の審査区分4における石井委員の質問について、荒木部長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 ◎福祉こども部長(荒木清) 昨日の石井委員からありました幼児教育・保育の無償化による市の負担軽減額に対するご質問について、こども課長から2,290万円と答弁させていただきましたが、正確には2億2,900万円となりますので、訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(星野一広) 石井委員、よろしいですか。 ◆委員(石井ひろみつ) はい。      ◎ 4款衛生費・太陽光発電事業特別会計下水道事業等会計に対する質疑
    ○委員長(星野一広) 4款衛生費、太陽光発電事業特別会計及び下水道事業等会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(八長孝之) 174ページ、4款2項2目、ごみ収集経費に関連してお伺いをさせていただきたいと思います。まず、ごみの収集業務委託料の中には、資源ごみの収集業務も含まれていると思いますが、ペットボトルなど資源ごみの分別は、ごみの減量を図るため、市民の協力が必要だと思っております。資源ごみの回収については、現在どのように収集を行っているのかお聞かせください。  また、来年度から3町が加わりますが、千代田町、大泉町、邑楽町の3町の資源ごみの収集状況についても、分かりましたらお聞かせください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) ごみの収集委託料の中に資源ごみの収集業務も含まれております。現在、本市においては資源ごみとして瓶、缶、紙パック、白色トレー、ペットボトル、また容器包装プラスチックに分類して収集を行っております。回収後はリサイクルプラザへ搬入しまして、種類ごとに選別した後、様々な原材料として再利用されているところです。  また、3町の収集ですけれども、やはり太田市と同じくリサイクルプラザに搬入されている状況でございます。 ◆委員(八長孝之) 次に、ペットボトルに関連してお伺いしたいのですが、収集されたペットボトルはどのようにリサイクルされているのか、お聞かせください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 現在、リサイクルプラザでペットボトルを整理しまして環境リサイクルセンターで処理を行っておるところです。 ◆委員(八長孝之) 資源ごみとして分別をしていただいて、さらにリサイクルをしてくださっているということですけれども、分別して市民の方が捨ててくださるということは大変ありがたいことだとは思うのですが、中には燃えるごみと一緒に捨ててしまっているような現状もあるのかと思います。ペットボトルを燃えるごみと一緒に出されてしまう際でのデメリット、例えば可燃物ごみの増加であったり、燃やした際の有害物質が出てしまうとか、その辺についてのデメリットがあればお聞かせください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 可燃ごみと一緒にペットボトルを混入して出していただいた場合のデメリットですけれども、本来、リサイクルできる貴重な資源を無駄にしてしまい、結果としてごみの排出量も増加になってしまう、また、ごみの増加により焼却施設の負荷も増してくるということだと思います。 ◆委員(八長孝之) ペットボトルを資源として無駄にしてしまうということですが、やはりしっかり分けていただくことで再利用が可能となり、さらにごみが減り、環境にも優しくなるのではないか。ごみを出す際の徹底を再度お願いすることも必要かと思いますが、お考えについてお聞かせください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 現在、本市においてはごみの分別を徹底するために、「家庭ごみの分け方と出し方」等のリーフレットを各家庭に配布しております。ごみの減量への取組について協力をお願いしているところでございます。また、多くの外国人等につきましても、5か国語の翻訳したものを用意して対応を行っています。それと、ホームページや広報おおたを活用して継続的な情報発信にも努めているところでございます。来年度は新規事業としてラジオ放送や動画サイトを広告媒体として利用し、より市民に向けたごみ減量や分別の啓発を実施していきたいと考えております。 ◆委員(八長孝之) 現在、コロナ禍ということではありますが、今後、コロナ禍が落ち着いたときに懸念していることとして、今現在、新型コロナウイルス対策として公共施設の窓口等に感染防止のアクリル板がかなり多く設置されているのを見かけております。今後、終息したときには多くのアクリル板を処分するようになるかもしれないという危惧があるのですが、そういったアクリル板やプラスチックに関する処分はリサイクルが可能なのかどうかお聞かせください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 現在、アクリル板もそうですけれども、持ち込まれたプラスチック類については焼却処分となっております。ただし、事業所から排出されるものにつきましては、基本的には産業廃棄物となるため、専門業者に処理をお願いしているところです。  今後、新型コロナウイルスの状況によって焼却処分の増加が見込まれますけれども、新規事業として清掃センター解体工事設計業務委託の中に組み込まれていますので、その中で跡地利用としてストックヤード整備の設計等も含め、焼却室へ入れるごみをできるだけ減らすことで、さらなるごみの減少を推進していきたいと考えております。 ◆委員(八長孝之) 次に、部長にお伺いさせていただきたいのですが、先ほどもご答弁いただいたとおり、ペットボトルはリサイクルすることによって資源にもなりますし、もしかしたら多少であっても歳入に組み込むことができる可能性のあるものというところで、分別を徹底していただくところでは市民の皆様の協力も必要ですし、昨日も行政センター等のごみステーションのところでも話をしましたけれども、やはりモラルも必要になってくるのかと思います。そういったところで、再度、市民の皆様への周知徹底として、市としてももう一度取り組んでいく必要があるのか。そしてごみの減量化、CO2を排出するごみを減らす、いろいろな効果が得られるのではないかと期待ができるのですが、部長のお考えについてお聞かせください。 ◎産業環境部長(久保田均) まさに議員のおっしゃるとおりだと思います。本市も旧市のとき、平成16年度からペットボトル等の分別を始めてまいりました。今現在では、市民の方々が非常に協力していただいていまして、かなり分別は進んでおります。ただ、その後にやはり外国人の人口や言葉が理解できない方々も増えておりますので、そういった意味も含めて、若い世代への分別の徹底を進めていく上では、どんどん周知PRをしていかなければならないと思います。先ほども課長が申し上げたとおり、ラジオを使ったり、動画を配信したり、教育用のDVDみたいなものを作ったり、また、お年寄りにも徹底する余地もまだありますので、紙媒体での周知を忘れずに、様々な手を使って、さらに分別を進めてまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ◆委員(八長孝之) では、次の質問に移らせていただきますが、やはり同じく4款2項2目、ごみ収集経費に関連してお伺いさせていただきます。昨今、ごみの収集においてカラスの問題がいろいろな市民の方からお話を伺うのですけれども、収集される業務の際、カラスで荒らされていることが近年増えているとか、何かそういった現状に関してお伺いをさせていただきます。 ◎産業環境部参事(田村伸光) カラス対策ですけれども、やはり繁華街等においては早い時間に出されると、どうしてもカラスにつつかれて、ちょっと散乱してしまうようなケースがあるかと思います。今はカラスよけネットという形で各ステーションに配布させていただいています。また、黄色いごみ袋もカラスに有効だということでありますけれども、最近はカラスのほうも幾らか慣れてきたのか、ネットの上からつつくケースも中にはあるようですけれども、今後、環境保健委員と連携を取りまして、ステーションの管理に努めていきたいと思っています。 ◆委員(八長孝之) 対策の一つとしてネットを配布してくださっているというお話があったのですけれども、やはり市民の方から、あまり効果がなくなってきたのか、上からつついてしまうというお話も聞くのですが、新たな対策、もしくはそういった施策に関してのお考えがあればお聞かせください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) ステーションについては広さ等もありますけれども、本来であれば枠組みを作って箱の形を作りまして、カラスが入らないような対策、また、中には1%まちづくり事業でそういうケースを行っている地域もありますので、そういったところも、今後お知らせしていければと思っていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(八長孝之) 対策としては、やはり枠組みが必要というところで、最後、部長にお伺いをさせていただきたいのですけれども、今、ネットの対策というところで、いろいろなところで対策をされているのですけれども、見た目的なものも正直あまりよろしくないのかというところと、効果も薄れてきているというところで、1%まちづくり事業を使って枠組みを作るところもあるのですけれども、もうちょっと簡易的な、例えば今ですと折り畳みのコンパクトになるようなごみステーションが結構安価で買えるというところで、作るのではなく、そういった購入に関しても助成をしていくとか、設置をしていくとか、そういった今後の対策についてのお考えがあればお聞かせください。 ◎産業環境部長(久保田均) ごみステーションの管理ということになると、地区によって様々な形になってくると思います。先ほど課長が申し上げたとおりに、しっかりした枠を作って地元で管理をするというやり方もありますし、路上に一時置きをしてごみを回収してもらうという場所もあります。その中で、先ほど委員のおっしゃったとおり、折り畳み式・移動式という形のごみの回収箱も有効かと思われますが、ただ、一つだけ難点といいますのは、やはり地元の方々がそれをうまく使っていただけるかどうか。やはり道路上などですと、ちゃんと片づけていただかなければなりません。そういった中で、もしそういうお声があるようでしたら、今後そういったものは研究してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆委員(八長孝之) 今回、新焼却炉ができて、市民の方のごみに対する意識というか興味が、すごく声が聞かれることが多くなっているような気がします。やはりこれを機に、そういった施策をどんどん展開していくというのも一つなのかと思うのですが、もう一度部長の考えをお聞かせください。 ◎産業環境部長(久保田均) 様々な分別、リサイクルにとっては、やり尽くしていないところがあると思います。例えば令和3年度に設計業務委託をして、今の使わなくなった焼却炉を解体して、実施設計をして、分別のストックヤード等を造る。そのタイミングでも分別のステージ、要するに市民周知のステージを1つ上げていかなければならない。何か仕掛けはないかとは考えております。また、先ほど申し上げましたが、SNSや動画、そういった様々な点でさらなる周知を図っていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(板橋明) 166ページ、説明欄の2広域斎場整備事業各種計画策定委託料で1,102万9,000円が計上されていますが、これは太田市の負担分と私は思うのですが、全体で幾らの委託料となっているのか。太田市の1,102万9,000円の負担割合もお聞きします。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) こちらの1,102万9,000円が委託料の当初の予算でございまして、この中には太田市ほか3町の負担割合も入っております。太田市の負担分につきましては、68.99%で760万9,000円となっております。 ◆委員(板橋明) 歳入のところである保健衛生費負担金の342万円が、多分このほかの負担割合かと思っています。  次の質問ですが、各種計画策定の内容があります。各種計画策定の内容とはどんなものがあるのかお聞きします。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) こちらの業務内容につきましては、現況を把握しまして、人口予測、必要な施設数の規模を算出しまして、それに基づきまして基本方針の策定、また、建設候補地の比較、基本計画案の立案、あとは住民説明会の資料の策定、概算工事費、維持管理費などの試算を検討することとなっております。 ◆委員(板橋明) その計画は、新年度に仕上げる予定でしょうか。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) こちらにつきましては、令和4年3月22日までに計画案の策定を完成する予定でございます。 ◆委員(板橋明) まだ立地場所なども決まっていない中ですけれども、広域斎場となりますと、現在、太田市の斎場は市直営ですから、火葬料は市民は無料となっていますが、これは今度は構成市町村での話合いになるのでしょうけれども、無料の考えで構成市町村は全部なっているのかどうか、その辺をお聞きします。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 今、委員のご指摘のとおり、太田市斎場につきましては太田市民が太田市斎場を使われたときは無料になっております。また、3町の広域斎場につきましても、今現在、組合の区域内の住民につきましては無料となっておりますので、今後、協議にはなりますけれども、その方向で協議は進めていくような形になると思います。 ◆委員(板橋明) 次に166ページ、説明欄の斎場管理運営費の中に工事請負費6,200万円が計上されていますが、将来は今、話が出た広域斎場計画がありますが、その中で現施設のどの箇所の工事を行おうとしているのかお聞きします。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) こちらの6,200万円につきましては、今現在、斎場ホールのルームエアコンが壊れていますので、こちらの改修工事と、あとは、こちらの火葬炉につきましてはおおむね6年から8年の間隔で大規模改修をしなければいけませんので、そちらほうの改修工事費の金額となっております。 ◆委員(板橋明) 火葬炉は6基ありますけれども、これを定期的に見ているということで、すばらしいと思いますが、この火葬炉については全く支障はないのか。  それと、例えばホールのルームエアコンの改修などは市民からの改善要望に応えた計画と思いますが、ほかにもそういう市民要望や使った人たちの要望に対してはどのように応えていくのでしょうか。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 今、委員ご指摘のとおり、火葬炉につきましては6年から8年の間で大規模な改修で、来年度につきましては火葬炉の4炉、令和4年度につきましては2炉ということで計画的に火葬炉の改修をしておりますので、火葬炉が使えなくなったということは、今現在ありません。  また、市民の要望ということで、やはり大分たっていますのでエアコンの関係が多いので、来年度につきましては斎場ホールのエアコンの改修、今年度につきましては小ホールのエアコンの改修をしたところでございます。 ◆委員(板橋明) 実際に工事に入るときは、もともとあそこは駐車場が不足だとかいろいろと混む場所ですが、工事中の斎場利用者に対する不便だとか苦情がないように、ぜひ十分配慮していただきたいと思います。  次に174ページ、ごみ収集経費の中のごみ収集業務委託料5億7,771万4,000円ですが、対前年当初に比べると1,132万8,000円の増となっていますが、この理由をお聞きします。 ◎産業環境部参事(田村伸光) ごみ収集委託料ですけれども、この増額に関しましては、増額の要因としまして、年々ステーションの数が増加しております。これが主な要因ではあると思っています。ちなみに増加数ですけれども、平成30年度が138か所、令和元年度が154か所、令和2年度が1月末現在で69か所の増となっています。こういったことによって収集時間等も長くなっているのが要因かと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(板橋明) ごみステーションの箇所が増えたというのは、例えばごみステーションの一つの基準があると思うのですが、そこのところをお聞きします。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 現在、確かに集合住宅や一戸建てが大分増えております。そういった中で、建設する場合には太田市開発事業指導要綱でごみステーションの設置が必要となってきます。また、8軒以上と未満で分かれているのですけれども、8軒未満の場合につきましては、地域住民の理解を得ることによって既存のステーションを利用することは可能となっています。 ◆委員(板橋明) アパートがうちの近くにもありますが、アパートのステーションと集落のステーションが非常に近いのですね。だから、基準があるのだろうと思いますけれども、本来は何とかアパートのほうを利用するか、もしくは集落のほうを利用するかということも、これからの一つのコミュニティーの中で必要かと思っていますが、その辺いかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 確かに新しい住宅ができて、またそこにステーションができるということになりますと、収集、または交通の便にも近隣の住宅等に迷惑を大変おかけしてきますので、できればそういった地域の住民の理解などを得まして、ステーションをなるべく設置しないことが一番望ましいかと思います。 ◆委員(板橋明) 私も一般質問で聞きましたけれども、古紙回収業者は減ってきていますけれども、燃えるごみとか不燃とかあります委託業者数は変わっていますか、増えていますか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 現在は可燃、不燃の収集業者については、以前から6社で構成された組合で収集を行っております。 ◆委員(板橋明) 次に、クリーンプラザ、新清掃センターですけれども、ごみを搬入する計量受入れですけれども、年度末の転入転出と片づけ、コロナ禍による自宅での過ごしなどから持ち込みが増えてきていると思いますけれども、私が仄聞するところでは、以前は係員が搬入のお手伝いをしてくれたけれども、今は下ろす際に見ているという状況だそうです。ですから、搬入する車が待たされるとか、車がつながってしまうことがあるのか。また、スムーズに流す工夫はどのように行うのかお聞きします。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 清掃センターに持ち込まれたときですけれども、本来は持ち込んだごみを確認するための人員配置でありまして、どうしても年末年始等、混み合いますと路上にまで渋滞してしまうというケースが多々ありますので、その要員が、持ち込まれた方と一緒にピットに投げ込むという形で行っていました。新炉のほうですけれども、昨年12月から試運転を開始していまして、そういったお話も聞きましたけれども、受入れのときにも、やはり持ち込まれたごみに関しましては危険物等の判別が必要ですので、これはごみの確認のための人員であります。しかし、組合のほうとちょっとお話ししたところ、やはり受入れ時間の短縮を図るということで、現在は荷下ろしの協力も行っているとお聞きしております。 ○副委員長(木村浩明) 162ページ、4款1項4目、市民健康診断事業に関連してお伺いいたします。がん検診について、本年度のがん検診は新型コロナウイルスの影響等で受診者が減っているのではないかという声を聞くのですけれども、実際にはこれはどのくらい減っているか教えてください。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) がん検診全体で見ますと、前年度の80.3%の受診ということで、約2割減っているような状況です。 ○副委員長(木村浩明) 2割ということですが、非常に残念ですね。受診が減った分、本来発見されるはずのがんが見逃されているということになります。来年度の検診も、まだ新型コロナウイルスの影響がありますから、このままですと、例年より受診数がやはり減ってくるのは予想できると思います。がんの発見が遅れるということは、極端な言い方をしますと、命に関わる場合や、後遺症が残って、その人の人生に大きな影響を与える可能性もあるわけです。よくお医者さんがすばらしい技術で人命を救うようなドラマを見ることがあります。私もそうですけれども、子どもがあれを見て、将来はお医者さんになって命を救うのだというような気持ちを持つ子どももいるかと思います。でも、私はこのがん検診を増やすということも同じだと思います。やはり直接市のその場所ではないですけれども、ただ、これを増やすということが非常に大切な役割があったり、逆に言いますと、新型コロナウイルスで減っていますけれども、何とかこの新型コロナウイルスで減った分を取り戻すような努力をするということはかなり大切なのではないかと思います。  以前、一般質問で、毎年、市民の方は送ってもらっていますけれども、検診の案内用紙ですが、内容は悪くないのですけれども、多少分かりづらいとか、あるいは特に受診の手順を分かりやすく書いていただいたらいいというような要望を出したことがありますけれども、現在どのようなことになっていますでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 委員のご意見をいただきまして全面的に確認して改善をいたしました。具体的には、検診は年齢や性別によって受けられる検診が異なりますので、自分の対象となる検診は何か、それから、いつ、どこで受ければいいか、予約の方法と当日の持ち物などを確認するまでの一連の流れをステップ1、2、3、4と矢印でいけるような形にして、検診受診に向けた行動を後押しできるような紙面に心がけ、全面的にリニューアルいたしました。 ○副委員長(木村浩明) どうもご努力ありがとうございます。そのほかにいろいろ受診率を上げる取組は毎年やっていただいていると思うのですけれども、代わり映えがしないというような声もあります。今後、受診率を上げる取組を何かほかに考えていることがあったら教えてください。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 今までの取組に加えまして、がんの予防やがん検診の普及啓発と受診者の増加を促進するために、5月1日号の太田市の広報に4ページの特集記事を掲載したいと考えております。ほかに行政センターだよりを活用させていただきまして、検診開始の時期と夏場の検診が低迷する時期、それから検診の最後のほうはどうしても混み合ってしまいますので、そのちょっと前に、そろそろ検診が終わりますよというご案内をするなどして普及啓発をしていきたいと思います。  また、予約についてですけれども、新型コロナウイルスの関係もありますので、集団検診につきましては、全部予約制ということで対応したいと考えております。そのやり方も電話だけではなくて、群馬県の電子申請受付システムを活用させていただきまして、インターネット予約ができるようにする予定でいます。その予約につきましても、来所時間を細かく区切りまして、待ち時間を少なくすることで新型コロナウイルスの感染対策に配慮するという形でやっていきたいと思っております。  そのほか集団検診ですが、子宮頸がん検診で若い人が受けやすいように託児を今までやっていたのですが、それを全会場に広げるとか、あとはまた、これも集団ですけれども、子宮がんと乳がんのセット検診も日数を増やしまして、検診を受けやすい環境づくりというところにも今まで以上に検討していきたいと思っております。 ○副委員長(木村浩明) 一度にお聞きしたのですけれども、随分いろいろ考えていらっしゃるということで心強く感じました。特に5月1日の広報おおたは非常にタイムリーな、これからちょうど検診の書類が届いてどうしようかというときのすばらしい、ちょうどいいタイミングに、それも新聞を取っている方だけでなくて、ほかの方もいろいろ配布等で、今、広報等も増やしていますし、行政センターだよりもそうですけれども、今までと比べて今年の検診率を来年見て、どの程度になっているか非常に興味深いですし、もしもいい結果が出れば、非常によかったということを思いますので、大変ありがたいと思います。こちらは一丸となって取り組んでいただいていることを私は高く評価させていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  1つ、ちょっと乳がんに関してですけれども、乳がんに罹患する方が急増しているということを聞くことがあります。そこで、太田市では40歳以上で乳がんの検査を実施していますが、これは国の指針に基づいてということだと思うのですけれども、最初の40歳になるべく多くの人に受診してもらいたいと思っているのですね。1回受診すれば、その後もまた継続して続けていただけるのではないかと思っているのですが、今いろいろと検診全体で注意喚起をしていただいていると思いますが、特に最初の40歳で乳がん検診をする、もしくはほかのでもそうなのですが、始める最初の年に対して何か注意喚起をもっとできないのか。乳がんに関しては、例えば、場合によったら40歳だけエコーの超音波方式も選択できるようにするなど、何かアイデアとして考えていることがあるか、何かお考えがあったら教えてください。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) エコー検査につきましては、国が推奨する科学的根拠のある検診とはされておりませんので、市としては取り入れることはできないのですけれども、ただ、委員のおっしゃるように40歳という初めての検診の年に、その検診について関心を持っていただくことはとても大事だと思いますので、今後の検討ということで課題にさせていただきたいと思います。 ○副委員長(木村浩明) よろしくお願いいたします。  前年度になりますけれども、厚生労働省が全国の市町村に対して、健康診断に対してアンケートを行っています。ちなみに、これは回答率100%です。その中で乳がん検診の項目に、マンモグラフィーを行っていますかという質問に対して、99.7%の自治体が行っていると上がっています。これは国の指導もありますし、ほぼ全部やっているということですね。興味深いのは、同様にエコー、超音波診断を何らかの形で行っていますかという質問に対して、全国の市町村から38.3%の自治体が行っていますという回答が来ているのですよ。太田市では、現在、エコーを行っていないということだったと思うのですけれども、行っている理由があると思うのですね。ですから、それを教えてください。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 市が行う検診につきましては、死亡率を減少させることが科学的に認められることが必要ですけれども、エコー検査は死亡率減少効果を判断する根拠が不十分ということで、国の指針の中では、市が実施する住民検診として実施することは推奨されていない状況です。また、偽陽性が多くなることで心理的な負担が生じることや、結果として不必要な精密検査を受けることになる場合があることも懸念されているところです。群馬県の乳がん検診精度管理部会でも超音波検査を取り入れるのは時期尚早とされている現状です。 ○副委員長(木村浩明) しかし、国が推奨していないのにもかかわらず採用している自治体は、恐らく今言われたように、エコーは弱点もあったり、そんなにいいことばかりではないというのは分かります。ただ、発見率を少しでも上げるために採用しているのではないかと思われるのですね。あと、マンモグラフィーは国も非常に推進して精度も高いと思いますが、これは弱点といいますか、特徴があると思います。どのような特徴を持った検査方法で、弱点となるようなものは何かあるのかどうかお答えいただけますか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) マンモグラフィーは乳房のエックス線撮影になりますけれども、小さいしこりとか石灰化を見つけられるような検査です。弱点といたしましては、マンモグラフィーでは、乳腺は白く、脂肪が黒く写りますが、乳がんなどの病変も白く写ることが多いので、乳腺が多く脂肪が少ない高濃度乳房の人では、白い乳腺の影に病変が隠れてがんが見つかりにくいという傾向があります。 ○副委員長(木村浩明) 太田市で行っている乳がん検診は40歳以上ということですね。先ほども高濃度乳房の場合には判定が難しい場合があるというお話ですけれども、この太田市で行っている乳がん検診の中で、いわゆる高濃度乳房が原因でマンモグラフィーでの検査で判定が難しかったとか、できなかったということは今までありましたでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 今までの検診では、高濃度乳房が原因でマンモグラフィーで乳がん検診としての結果が判定できなかったということはありませんでした。 ○副委員長(木村浩明) 今まで困ったことがないということで、それは非常に幸いだと思います。あれば今までどおりやってもと思うのですが、全国の事例としては、若い方が多いのですね。高濃度乳房が原因で判定が難しい、あるいは微妙だということが原因でなかなか判定が難しかったというような事例は出てきているようです。ですから、今までないようですけれども、今後もしも高濃度乳房に限らず何らかの事情で、マンモグラフィーでよく分からない場合には要精密検査にして、その後、エコーを指定するかどうかはお医者さんの判断にもよりますと思いますが、ここら辺に関しては、今まで私もお聞きしているのですけれども、国のほうも毎年、指針をまた出してくると思います。国とか周辺のところの動向を、念のため注視していただきたいと思いますが、最後にそこだけお聞きして終わります。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 国のほうでもエコーについては検討をしているような状況かと思いますので、今後も引き続き動向を見て確認していきたいと思います。 ◆委員(高藤幸偉) 158ページ、4款1項1目、保健衛生管理運営費について、骨髄移植ドナー支援事業補助金について質問いたします。この骨髄移植ドナー支援事業の趣旨をご説明願えますか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 骨髄移植ドナーの支援事業でございます。こちらは、趣旨としましては、骨髄または末梢血管細胞の提供者の方とドナー登録者の増加を図ることで骨髄移植を推進する目的で、この助成事業を行っているものでございます。 ◆委員(高藤幸偉) この支援事業は何年頃から始まって、過去何年ぐらいやっていますか。それとあと、対象者は過去何名ぐらいおりますか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 本市で実施は平成29年4月から事業を開始しております。対象者の方は、骨髄バンクにドナー登録をされた方が基本的には提供側の対象者となるのですけれども、受けるほうの人は必要な方で、その辺の対象者はなかなかつかみ切れていないのが実情です。 ◆委員(高藤幸偉) この補助事業は受けるほう、要するに白血病になった人が受ける補助事業ですか。 ◎健康づくり課長(笠原優) こちらの事業は提供した側の人への助成事業となります。提供した人が何日間か仕事を休むということで、それに対する休業補償的な部分の意味合いもあるのですけれども、1日2万円で最高7日間、14万円を市と県で併せて補助をするという内容です。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、白血病等でいろいろ大変な思いをされている方のほうには補助事業はないということですか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 白血病とかで病気の治療をしている方への補助ということは、現状、市ではございません。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、要するに提供する方ですけれども、ドナーを実際に見つけるというか、提供してくれる人がなかなか見つからないということがよく聞かれるのですけれども、提供する人の年齢制限はあるのですか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 年齢制限は、基本的に骨髄バンクへの登録が前提となります。そちらの年齢が18歳から54歳までとなっております。 ◆委員(高藤幸偉) 54歳までですか。近親者だと60歳ぐらいまで大丈夫ですよというような話も聞いたことがあるのですけれども、いかがですか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 骨髄バンクの年齢制限としては54歳とこちらは承知しておりますけれども、その近親者についてというのは、特にこちらで把握はしていないのです。 ◆委員(高藤幸偉) これは多分、医者というか病院のほうの考えもあって、そういう話で移植をしたのではないかと思いますけれども、今後なかなか提供者がいないということでありますけれども、その辺は確率的には何%ぐらい骨髄移植をされるか分かりますか。 ◎健康づくり課長(笠原優) ドナーの型が合うかどうかというのは、HLAという白血球の型がポイントとなるということですけれども、どの程度の確率でというのは、ちょっと把握していないのですけれども、申し訳ありません。 ◆委員(高藤幸偉) 次に行きます。166ページ、4款1項7目について、クビアカツヤカミキリ防除事業委託料について質問させていただきます。クビアカツヤカミキリは外来種としてどこから来たのか、また、どのような被害をもたらすかお伺いいたします。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 原産地につきましては、中国、台湾、ベトナム、朝鮮半島などと言われておりまして、平成30年1月に特定外来種に指定されております。被害としては、桜など特定の樹木を好んでおりまして、幼虫による食害で樹木が枯れて枝が落ちたり、最終的には倒木に至るものがあるというものでございます。 ◆委員(高藤幸偉) 被害額を把握されているのでしょうか。ここ数年においてどのくらい増えているか。また、駆除方法と駆除実績などを教えていただければと思います。また、駆除の依頼件数等も教えてください。傾向はどのくらいになっていますか。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 被害額については、農作物ではないため把握しておりませんので、被害本数でご答弁させていただきますと、令和元年度の388本から令和2年度が1,231本で約3倍に増えている状況でございます。駆除の依頼も、広報で周知するようになったこともあり増加傾向にあります。  次に、駆除方法ですが、幼虫時に駆除するのが最も効果的な方法となります。幼虫が樹木に侵入すると、おがくずのようなフラスという排出物が出るので、それを被害木判断の目印にしており、樹幹注入剤、あるいはスプレー剤の注入をするという方法で防除、駆除をしているところです。また、駆除実績ですが、本年度より県の補助金であるぐんま緑の県民基金を利用して行っており、樹幹注入剤を820本の被害木に施工、また、被害木の所有者を対象に、幼虫駆除スプレー剤を84本渡しております。また、令和3年度については、現行の予算案にて樹幹注入剤の施工を950本、駆除スプレー剤の購入を110本、それぞれ予定しております。 ◆委員(高藤幸偉) 太田市全域で防除するには薬剤散布のような補助制度により市民等にも支給することが駆除につながるかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 補助制度を設けた上で、市民にそういった協力をいただいて駆除というご提案でございますけれども、成虫に薬剤散布しても効果が薄いという部分もありますので、当面は引き続き市が実施主体となって樹幹注入剤の施工とスプレー剤の配布という方法が、限られた財源を最も有効に活用できるものと考えているので、ご理解願いたいと思います。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、担当ではなくて一般の方がいろいろなものを使って散布することはよくないということですか。もう1回、お願いいたします。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 特段、一般の方がやられても問題はないのですけれども、指導するところによりますと、市でやる場合については市が主体となってやりたいということで、一般の人が市販のカミキリムシ用のスプレーを買ってきて防除するなり、例えば除草剤であるとか枯らすものを買ってきて散布するという部分についても、いずれにしても効果は多少なりあるかと思っていますので、そういうご協力を進めていただいても構わないと思っているところです。 ◆委員(高藤幸偉) 次に160ページ、4款1項3目、不妊治療助成金についてお伺いいたします。この不妊治療助成金というのは、どのような事業ですか。また、目的をお聞かせください。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 不妊治療の助成金ですけれども、こちらは不妊の治療をするに当たっての経済的な負担の軽減ということでしております。不妊治療の中には、太田市で実施するものには特定不妊治療といいまして、体外受精を補助するものと、そのほかの不妊治療を助成するものと2つに分かれております。具体的な金額になりますけれども、体外受精を対象にする特定不妊治療につきましては、1回の特定不妊治療の自己負担額について10万円まで。この場合ですけれども、群馬県で同じような助成事業をしていますので、そこを引いた分で残りの金額となります。1年度当たり2回までということで、通算5年度分の助成となります。そのほかの不妊治療助成につきましては、不妊治療費の自己負担額の5万円までで、1年度当たり1回、通算5年度分助成するような制度になっております。 ◆委員(高藤幸偉) 本市においてこの事業を何年ぐらいしているのか。また、その間に助成金の変更があったかどうかお聞きしたいのです。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 実施ですけれども、特定外のほうは平成16年度から、特定不妊治療は平成20年度より実施しております。 ◆委員(高藤幸偉) 治療または検査等を受けられる方がいると思いますけれども、女性または男性、そしてまたご夫婦でということですけれども、年代別に聞きたいと思いますけれども、太田市では年代別で何人という形で、もしいればお願いしたいと思います。
     それと、今言った特定不妊治療もこの助成金の対象になるのですか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 申し訳ありません。年齢につきましては、詳細は把握していない状況です。  それから、体外受精などの特定不妊治療につきましては助成をしております。 ◆委員(高藤幸偉) この治療の助成金ですけれども、限度額はあるのですか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 助成の金額ですけれども、特定不妊治療につきましては、1回の不妊治療費の自己負担額について10万円までということで、1年度当たり2回まで、通算5年での申請になります。この10万円の金額ですが、市に申請いただく前に、同じような事業を県がしておりますので、まず県に申請いただきまして、そこで助成を受けた金額を差し引いた額で市に請求いただいております。 ◆委員(高藤幸偉) この不妊検査、また治療は女性だけの問題ではないと思いますけれども、ご夫婦で一緒に受けることを促す制度はありますか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 男性につきましても特定不妊治療を除く(後刻発言訂正あり)治療ということで助成をしております。 ◆委員(高藤幸偉) 皆さん出産を目的として、そのために努力をされ、治療を続けられているご夫婦も多いかと思いますが、少子化ということもありますが、やはり国、県、市と同調していただきながら、これらの今後の在り方を部長に伺いたいと思います。 ◎健康医療部長(岡島善郎) 不妊治療につきましては、これから少子高齢化が進んでいくことが大変懸念されております。やはり子どもさんはたくさん生まれていただきたいというのは本市の願いでもありますので、この助成についてはしっかりと続けていって、今後、令和4年度以降は保険適用になる予定でもありますので、そういったところも視野に入っておりますので、保険適用になったら、それ以外の支援ができるものはちょっと考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) すみません。私が今発言したところで間違えたものですから、訂正させていただきたいと思います。  男性の治療のほうですが、特定不妊治療以外のところでと言ってしまったのですけれども、特定不妊治療としての助成ということで男性の不妊手術なども含まれるようになります。すみませんでした。訂正させていただきたいと思います。 ◆委員(高藤幸偉) いいです。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋えみ) それでは、172ページ、4款2項1目、各種業務委託料1億6,192万4,000円の内容について教えてください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 各種業務委託料の内容でございますが、初めに、指定ごみ袋作製・保管・配送等業務委託は指定ごみ袋を安定供給するための作製・保管・配送の業務となっております。もう一つが資源ごみ前処理業務委託ですけれども、ごみステーションから回収された資源ごみの異物を取り除く作業を行う業務委託となっております。次に、ボランティア袋作成業務委託につきましては、地域で管理する公共施設等のボランティア清掃で使用するためのごみ袋の作成業務委託となります。それと、公文書溶解処理業務委託、セキュリティーリサイクル事業ですけれども、公共施設から発生する公文書等の紙の資源化を図るための業務委託となっております。最後に、ごみ減量啓発用動画作成業務委託につきましては、ごみの分別を幅広い世代に分かりやすく啓発するための動画作成業務委託となっております。 ◆委員(高橋えみ) ごみ啓発・減量の動画を作っていただけたということですけれども、この動画について伺いたいと思います。これはどのような内容になっているのか、少し詳しく、主役は誰とか教えていただけるとありがたいと思います。 ◎産業環境部参事(田村伸光) このごみ啓発動画作成ですけれども、令和3年度から作成を行っていくわけですけれども、ごみの分別を広く分かりやすく、また簡単に閲覧ができるようなものを考えております。 ◆委員(高橋えみ) 主役はもう決まっているのですか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) まだ主役は決まっておりません。 ◆委員(高橋えみ) とても楽しい動画にしていただきたいと思っておりますけれども、具体的にこれは何分ぐらいの動画をお作りになるのでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) このごみの啓発動画は2種類の作成を考えております。まず1つは、一、二分程度のものですけれども、広報やホームページ等でQRコードを掲載し、スマートフォンやパソコンで直接動画が見られるもの、もう一方は10分から15分程度のもので、小学生がごみの分別を分かりやすく理解してもらうために、クイズ形式や漫画の画像などを取り入れて動画を考えております。こちらは授業や施設見学等にも対応するため、DVDの啓発動画となっております。 ◆委員(高橋えみ) これはいつ頃完成の予定でございますか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) これから契約等の準備を進めていきますので、なるべく早いうちに作成をしたいと思っています。 ◆委員(高橋えみ) 市民の方の中でも、自分ごと化会議の中でもごみ減量については話合いをさせていただきましたので、熱心に取り組まれていらっしゃる方もいると思いますし、逆に興味のない方もいらっしゃって、そういった意味では、この動画は意識啓発には本当に有効だと思っております。ぜひ広く見ていただきたい。DVDにもされるということでありましたけれども、例えばユーチューブに載せるとか、フェイスブックを使うとか、ほかのSNSを使って広めていただきたいと思いますが、この点いかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) せっかく動画を作成しますので、そういったものに対応するように努めていきたいと思っております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、そのほかにごみ減量について、何か新たに取り組まれるようなことがありましたら教えてください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 新たなごみ啓発ということで、ラジオ放送等を通じて、1年間幅広くごみ減量に向けた啓発を行っていきたいと考えています。内容につきましては、主にごみの減量や分別の重要性、また、ラジオ放送等を通じて災害時における情報なども提供できるように発信していきたいと考えています。 ◆委員(高橋えみ) これはいつから放送というのは決まっているのですか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 予定ではもう4月から始めようと考えています。 ◆委員(高橋えみ) これはエフエム太郎ということでよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) そのとおりです。 ◆委員(高橋えみ) 部長に伺いたいと思います。DVDを作っていただけるということでありますけれども、小学生向けにというふうにもおっしゃっておりましたけれども、これはやはり市民の皆様に多く見ていただきたいと思います。例えば、今回中止になってしまいましたけれども、ふれあいまつりとかを私の地元でやったりするのですね。始まってからでは流せませんけれども、集まってくる間は皆さんざわざわしていると思うのですけれども、早くいらっしゃる方もいると思います。そういったときに、20分ぐらいあるということですので、こういったものを前座で流していただくとか、また、保育園で使ってもらうとか、何とか若いお母さんたちにも見ていただきたいと思っているのですね。そういった高齢者の方への対応、また、若いお母さんたちにも見てもらいたいという工夫をして、部局はまたがりますけれども、そういった大騒ぎをしていただいて、市長は、ごみについては非常事態宣言だとおっしゃっておりましたので、いろいろなところに見てくれ、見てくれと言って意識啓発をお願いしたいと思いますが、その点、いかがでしょうか。 ◎産業環境部長(久保田均) 委員には本当に後押しをしていただくようなご意見をいただきまして、ありがとうございます。まさにごみの分別というのは分かりやすくて、それを継続的にしていかなければならないというのが命題でございます。その中で、今回、DVD等、こういう動画も作成しましたので、これもやはり貸出しだとかも含めて研究して実施してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆委員(高橋えみ) どうか広く皆さんに見ていただきますように、よろしくお願いいたします。  それでは、続きまして160ページ、4款1項3目、母子保健相談指導事業委託料1億9,888万3,000円の内容について伺いたいと思います。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) こちらは乳幼児健診や産後ケア、妊婦健康診査、産婦健康診査、新生児聴覚検査の医師ほか、歯科医師等の委託料になります。 ◆委員(高橋えみ) それでは、昨日も少しお話ししたのですけれども、先月、本市でも若いお母さんが生後1か月の赤ちゃんを虐待したという痛ましい事件がございました。報道には産後鬱だったのではないかというような報道もございまして、本市の産後鬱の発生状況、人数と割合と、また、産後鬱というのはどういうものなのかというのを教えていただきたいと思います。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 産後鬱で医療機関を受診している方の人数など正確なところは分かりませんが、健康づくり課で把握しております産後約2週間で医療機関で行う産婦健診のときに産後鬱のリスクが高い人ということで報告させていただきます。令和元年度ですが、150人で約14%の方がリスクが高いということでいらっしゃいました。今年度につきましては、2月末までの受診の数字になりますけれども、151人、同じように約14%という状況になっております。  また、産後鬱の要因と、その産後鬱がどういうものかということですけれども、ホルモン分泌の急激な変化や睡眠不足などで疲れがたまってしまうことなど、産後の様々な変化が影響しまして情緒不安定などの状態が長引いたり深刻になる心の病気と言われております。 ◆委員(高橋えみ) 女性の生涯において、先ほど主幹が教えてくださったように、やはり最も鬱になりやすいのが産後であると言われているというのが、とてもよく分かりました。この鬱になる要因というのはどんなことがあるのか教えていただけますか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 先ほども少し触れてしまったのですけれども、まずホルモンの急激な変化、睡眠不足などによるお母さんの疲れ、それから、やはり母親なので子どもを守らなくてはいけないという緊張感があるのではないかと言われております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、本市の産後ケアについての現状の取組と課題について教えてください。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 産後ケアですけれども、産後ケアという事業自体があるのですけれども、こちらの事業につきましては、産後1年未満の母親と子どもさんが助産所などの場所に行って、通所で心身のケアとか育児のサポート、授乳指導などのサービスを受ける事業になっております。産後ケアという名称に限らないのですけれども、市としては新生児訪問や母乳相談、産婦健康診査、赤ちゃん訪問、心理士による子育てこころの相談などの事業を実施している状況です。また、年間を通じて電話とか来所の相談も受けております。  課題についてですけれども、産後については家事援助などが気軽にお願いでき、また、お母さんが安心して休めるような育児をサポートするシステムが必要ではないかと感じております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、たしか大間々のほうでも産院で産後ケアを受けていただいていたと思うのですけれども、今も実施していらっしゃいますでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 今も実施しております。 ◆委員(高橋えみ) ちなみに、これは1回料金はお幾らかかるのでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 1人1日2,000円の負担になっております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、今回の虐待の事案を見てみますと、父親が産後の母親の様子の変化に気づいていたということなのですね。だけれども相談まで至らなかったということを考えますと、母親だけが地域、行政とつながるということではなくて、自治体によっては母子手帳と一緒に父子手帳を渡しているところもあります。もしくはお財布に入るようなカード形式のものを発行いたしまして、何か心配ごとがあれば、本市で言えば行政、保健師さんやファミリー・サポート・センター、赤ちゃんを産んだ産院に、お母さんではなくてパートナーが相談できるように、もしくはつながれるような工夫をされている自治体があるようです。本市においてもこういった工夫をされてみてはどうかと思うのですけれども、これについてはいかがでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 委員のおっしゃるとおり、お母さんが気がつかなくても家族が気がつくということはあると思います。ですので、父親をはじめおじいちゃん、おばあちゃんなど周りの方が気がついて、相談先や支援先に、どこかにつなぐというか、相談できるようなことは大事だと思います。誰でも必要と感じたときに地域とか行政とつながれるように、何かしらの形で周知方法を検討していきたいと思っております。 ◆委員(高橋えみ) ぜひよろしくお願いいたします。今、大間々で産後ケアを受けていただいて、これも本当は本市でやっていただきたかったところを、今、産院が少なくなっていてベッドが少ないということで、すぐにベッドを空けなければいけないので、なかなか受けていただけるところがなかったということで、保健師さんが大変ご苦労の末に、1回2,000円で受けていただいている状況だと思いますけれども、保健師の皆様、保健センターの皆様が、ここは一番今すぐにでもという思いでいらっしゃるのかと思いますが、本市での産後ケアの実施の見通しについてはいかがでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 産後ケアの実施は重要と考えております。ですので、その人に合った支援が手軽に安心して利用できるものを関係機関と連携しながら、今後検討していきたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) 健康医療部長に伺いたいと思います。まず、先ほど主幹からご答弁いただきました産後ケアにかかる利用料金ですけれども、2,000円ということで、これは若いお母さんにとって2,000円というのはとても高額であると思います。体が本当にしんどいのになかなか気軽に助けてとか、甘えたい場所に甘えられる環境ではないのかと思っております。この利用料金については、ぜひ継続して寄り添った支援が、何度でも助けてと言えるような環境づくりということで、やはり安価にしていただきたい。財政が本当に厳しい中ではございますけれども、本当に500円以下、できれば300円、400円、そのあたりが理想なのかと思っております。無理は言えないのですけれども、こういったところの見直しをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎健康医療部長(岡島善郎) 産後ケアにつきましては、本当に市内で受入れができなくて、利用者の方に大変ご迷惑をかけているということは分かっていることで、大変失礼だとは感じているのですけれども、利用料については、実際にかかる費用は2万円で、そのうちの1割負担で2,000円を頂いているというのが現状であります。なおかつ非課税世帯以下の方につきましては、無料で行っているという状況もありますけれども、今、利用者が少ないということが一番懸念されていることでありますので、まずは利用していただいて、このケアが本当に2,000円の価値が高いのか安いのかということは、使っていただいた上で判断していただいて、これはその価値がないよというお話がたくさん聞かれるようでしたら、またそこは見直さなくてはならないのかという感じはします。ただ、ほかの自治体ではその逆もありまして、1割の補助だけで9割負担をしなければならないというところもありますので、そこら辺は利用者の立場に立ったことで、安いほうがいいのは間違いないとは思いますけれども、利用については、生活の厳しい方には、そういった制度も取っておりますので、そういったところはまた検討していきたいと思いますけれども、まずはこの制度をよく理解していただいて、使っていただいた上で、市としては補助の在り方を考えていきたいと思っていますので、ご理解いただければと思います。 ◆委員(高橋えみ) これはやはり大間々にあって、わざわざ大間々まで赤ちゃんを抱えて、おむつやミルクを用意して、1回行くだけで2,000円。時間もかかる、お金もかかる、助けてほしいけれども、大間々まで行けるのでしょうか。どうでしょう。 ◎健康医療部長(岡島善郎) 大変な方につきましては、保健師がいろいろな相談の中でそこら辺の対応はさせていただいておりますので、本当に癒やしの部分ということで、そこがただであれば使わせていただくという方も中にはいるかと思いますけれども、全員の方が、まず使っていただくことが大事だとは感じております。そこで利用料金については、こんなに使う方であれば、利用料については免除とか考えていきたいとは思っていますので、そこら辺は、再度でありますけれども、ご理解をいただきたいと思います。まずは利用を促進するということに努めさせていただきますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高橋えみ) ただ、産後鬱と思われる方が毎年大体150人いらっしゃるということです。これは多いのか少ないのか分かりませんけれども、この方たちだけでも、私は支えていただきたいと思っております。もう一度、所見を伺います。 ◎健康医療部長(岡島善郎) そういった方の支援は大変大切だと思っております。ただ、この産後ケアの活用をしていただくことだけがケアになるのかということがありますけれども、やはりいろいろな人が関わって子育ては成立するというところもありますので、そういったところを促進しながら、この利用については、今ここで、ただにしますよという即答は先送りさせていただきますけれども、そういった利用をまた見させていただいて検討していきたいということで、再度ご理解をお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋えみ) 今回の虐待の事例もそうなのですけれども、これは厚生労働省のデータですが、虐待の死亡例については、ゼロ歳児の占める割合は40.7%、その中でも4か月までの間に死亡している事例は、ゼロ歳児の中で7割となっているということです。死亡例を見てみますと、4か月までの間に子どもが虐待死をしているということなのです。ということは、逆にこの4か月までの間のお母さんをどうにか支えなければいけないということだと思うのですね。ここをまたお考えいただきながら、ぜひこの若いお母さんを救っていただきたいと思っています。子どもの命を救おうと思ったら、お母さんを救う以外にないと思います。子育て支援といっても、結局はやはりお母さんをどう支えてあげるか、どう助けてあげるかということだと思っております。  この今回起きた事例は、本当に本当に氷山の一角であって、潜在的にはまだまだあると思います。今私はこういうふうにしゃべっていますけれども、この間にも、もしかしたら子どもがどこかでたたかれているかもしれない。そう思いますと、大変いたたまれない思いにもなりますので、言葉で言うのは簡単なのですけれども、実効性のある切れ目のない子育て支援の構築をぜひお願いしたいと思います。ご所見をお願いします。 ◎健康医療部長(岡島善郎) 切れ目のない子育て支援ということでありますけれども、太田市の場合は、妊娠届が出て出産をした後、保健師が全戸訪問をいたしまして、保健師が生活の状況までちゃんと確認をさせていただいております。そういった中で、危険があるところは目を光らせているというところは大変自慢できるところではないのかと感じております。ただ、継続的な支援というと、その後またどうなのかというところもありますから、定期検診の中でそういったサインは、保健師はちゃんとチェックしているわけでありますけれども、それだけでは不十分だと思われますので、他部との連携も必要かとは考えておりますので、そういった中も視野に入れながら、支援につなげられるような体制は整えていきたいと思っています。これからも健診を通してサインは見ていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋えみ) それでは、最後、もう1回お願いします。今、保健師さんがやってくださっていることを別に批判しているとかではないのです。もう十分やっていただいていると思っておりますし、大事なことは、支援の網目を細くするというか、小さくするというのですか、網目をいっぱい張っていただきたいと思っているのですね。保健師さんがどれほど努力してくださっていて、今回のこの事案についても、一番つらく思っていらっしゃるのも保健師さんだということも、よくよく分かっております。ですので、この支援の網目を、できるだけ今ある太田市の資源を使えるだけ使っていただいて、拡充をお願いしたいということです。もう一度お願いします。 ◎健康医療部長(岡島善郎) 連携ということで、福祉こども部とも要保護児童対策地域協議会と虐待に対する情報交換等もやりながら、しっかりとその辺は協議して、目を光らせて情報交換ができて、その支援につなげられればと考えますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋えみ) それでは、子どもの関係ということで福祉こども部長にも質問させていただきたいと思います。先ほども申し上げたとおり、昨日もこの若いお母さんを支えるというテーマは喫緊の課題だということをおっしゃっておりました。ぜひ切れ目のない子育て支援の拡充ということで、どうか福祉子ども部と健康医療部がワンチームになって 若いお母さんをお支えいただきたいと思いますが、ご所見を伺いたいと思います。 ◎福祉こども部長(荒木清) 昨日も答弁いたしましたけれども、虐待の問題につきましては、本当に緊急の課題だと考えております。今でもそうなのですけれども、いろいろな部署、施設等と連携を取りながら、その防止等に当たっているところであります。うちの部署でいえばこども課がやっているのですけれども、その中には保健師さんもいますし、心理士さんもおります。常日頃から健康づくり課とは連絡を取りながら、虐待防止に当たっているところです。子育て支援の組織的なところも充実させて、また支援のいろいろなメニューもありますけれども、そういったところの見直し、拡充もより一層考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高橋えみ) どうぞよろしくお願いします。  最後に副市長に伺います。本市はSDGsを総合計画の中に位置づけていただいております。このSDGsの16番目のターゲットに平和と公正を全ての人にとあります。これが子どもの虐待をなくそうというターゲットの一つになっております。ぜひ副市長にもお願いです。切れ目のない子育て支援、どうか構築をお願いしたいと思います。ご所見を伺います。 ◎副市長(木村正一) 先ほど来のご質問、あるいは答弁を伺っていまして、基本的には高橋委員のおっしゃる、いわゆるゼロ歳児といいますか、あるいは若いお母さんをいかにストレスとか虐待から解放してあげるかということにつきましては、とても大事なことだと思いますし、市民の皆さん方一人一人が幸せを求める、あるいは喜ぶということに関しては、ぜひ今後の検討課題、政策課題として取り上げなければいけないかと率直に私は感じました。  ちょっと長くなりますけれども、一方で、産後鬱ケアとか何かの補助につきましては、先ほど来、不妊治療のこととかがんの予防とか、そういった困っている人、あるいは困難を抱えている人に対して、サステーナブルなバックアップをしていくというのは行政としての務めだと思いますので、それをいかに充実していくかにつきましては、今後、市長ともいろいろ相談させていただきつつ、あるいは担当の健康医療部をはじめとした関連部署と、太田市として市民の皆様方の幸福を追求することに対して、どういうふうに後ろから押してあげるようなことができるかについては、検討させていただきたいと思っています。      ◎ 休     憩                                      午前10時58分休憩 ○委員長(星野一広) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時20分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(松川翼) 166ページ、4款1項6目、斎場管理運営費の火葬室使用料助成金825万円について伺います。これは3か年同額の予算がつけられていますけれども、まずは利用実績についてはどうなっているのか、お聞かせください。  また、市外で火葬した人はどこが多いのかお聞かせください。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 3年間の利用実績でございますが、平成29年度が279件で金額が823万1,500円、平成30年度が278件で823万7,500円、令和元年度が282件で830万9,700円でございまして、今年度につきましては、令和3年1月末現在で230件、667万5,000円となっております。  続きまして、利用の多い施設につきましては、桐生市の桐生市斎場、伊勢崎市のさかい聖苑といせさき聖苑で、この3つの施設で約9割程度を占めております。 ◆委員(松川翼) 年間280件程度の利用があり、徐々に多くなっているということでありましたけれども、令和元年度も830万円と、既に次年度予算を超えているという状況ですけれども、予算を上げていくべきではないかと考えますけれども、ご所見をお伺いします。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 予算につきましては、前年度までの実績を勘案して計上しておりまして、また、予算が不足する場合につきましては、補正等で対応していきたいと考えております。委員のご指摘のとおり、今後も今までの実績等を注視しながら予算を計上していきたいと考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いします。 ◆委員(松川翼) 補正も考えてくださるということでありましたけれども、しかしながら、この火葬室使用料助成金は、平成26年度に補助金を5万円から3万円に下げた経緯があると思うのですけれども、その理由についてお聞きしたいと思います。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 助成金の下げた理由につきましてでございますが、平成17年の合併から10年を迎えるに当たりまして、太田市斎場の火葬室を本市の住民以外の方が利用する場合につきましては、火葬室の使用料は、年齢12歳以上につきましては1体3万円でございますので、この金額との整合性を図るために助成金の金額を見直しさせていただいたものでございます。 ◆委員(松川翼) 税金はやはり公平に徴収していますので、税金の使い方も公平に使っていくべきかと思っております。市内の方は市斎場であれば無料でできますけれども、藪塚から桐生市斎場を使う方が多いのかと思うのですけれども、桐生市斎場の市外者の利用料金が4万5,000円ということで、補助金3万円を使っても1万5,000円の足が出る状態ですので、この桐生市斎場に合わせた4万5,000円まで、やはり補助の検討を考えていただけたらと思いますけれども、ご所見をお伺いします。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 先ほど委員がおっしゃられたとおり、太田市の斎場を使っていただければ市民の方は無料となっております。また、現在、太田市斎場につきましては老朽化が進んでおりまして、太田市、大泉町、邑楽町、千代田町の1市3町によります広域斎場整備について、協議検討を行っているところでございます。こちらの助成金につきましても、広域斎場の整備に合わせて研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(松川翼) 確認ですけれども、この斎場利用は指定管理者の収入になるのか、市の歳入になるのかお聞きしたいと思います。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) こちらの火葬室使用料につきましては太田市の収入になっております。ほかの式場につきましては指定管理者の収入になっております。 ◆委員(松川翼) 火葬室は太田市ということでありましたけれども、先ほど、市外の方が太田市斎場利用の方の3万円に合わせて、整合性を出すために補助金も3万円にしたということでありましたけれども、待合室は、現在、市外の方も無料ということになっています。しかしながら、太田市の方が伊勢崎市とか桐生市とか、そういったところの火葬室、待合室を使うと1万1,000円かかってしまいます。そうなると、やはりここでも整合性を出すために、太田市の斎場で市外の方が待合室を使うのであれば、ここも無料ではなく1万1,000円徴収するべきだと考えますけれども、ご所見をお聞かせください。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) ご指摘のとおり、こちらにつきましても、今後、広域斎場の見直しがありますので、その辺につきましては1市3町と協議して決めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(松川翼) それでは、部長にお聞きしたいと思います。例えば斎場が大泉町に移ったとしたら、やはり太田市の西側の人たちは、やはり伊勢崎市とか桐生市とかに行く可能性が高くなると思います。今この補助金を使うと、やはり伊勢崎市は市外の方が3万円で、桐生市は4万5,000円、館林市になると6万円となってしまうのですけれども、さらに、この火葬室、待合室利用も桐生市と伊勢崎市は1万1,000円かかってしまうのですね。この補助金3万円を使ったとしても、やはり足が出てしまいますので、そういった実情を踏まえて、斎場の場所とか補助金の金額もしっかり研究していただきたいと思っているのですけれども、部長のご所見をお伺いします。 ◎市民生活部長(石坂之敏) 先ほど担当課長が話したとおり、市の斎場は昭和56年の供用開始で、40年もたって老朽化が激しく、いろいろな修繕を行っている。大泉町のほうも同じような年代ということで、広域でということで話がございますので、そこの中で1市3町、他市の状況等を考えながら、料金や使用料等の設定を考えてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(松川翼) 次の質問に行きたいと思います。続きまして、166ページ、4款1項7目、環境衛生事業の太陽光発電システム導入報奨金660万円についてお聞きします。これは2キロワット以上の発電者に対して太田市金券を3万円渡しているという内容で、本年度も引き続き予算が組まれていますけれども、直近3年間の申請者の数についてお伺いします。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 委員のおっしゃるとおり、今年度につきましては3万円掛ける220件分で660万円を予算化しておるところであります。直近3年間を申し上げますと、今年度を含めて平成30年度が191件、令和元年度が176件、令和2年度、今年度になりますけれども、174件ということになっております。 ◆委員(松川翼) 徐々に申請者が減っているということでありますけれども、申請できる人は、基本的には昨年度発電実績がある人なので、対象者の中には、やはり昨年度の4月頃発電を始めた人であれば、1年2か月ぐらい後になって申請ができる状況ですので、どういった対策が取られているのかお伺いします。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 基本的には4月1日の広報で、ほかの補助金の特集と一緒に周知しているところでございますけれども、ホームページ等も使いながら、皆さんに周知しているところであります。太陽光発電システムを設置する世帯の方は比較的若い若年層の方というか、20代から30代、場合によると40代の方で、インターネット等を使うのは慣れているという方も多いですので、そういった形で、随時ホームページ等でその状況を確認できるのかと思っていますので、現状の周知方法で十分かと考えていますし、特に窓口等でトラブル等もございません。
    ◆委員(松川翼) では、次の質問に行きます。また同じ環境衛生事業の中に、本市は各種業務委託の中に南庁舎と道の駅にある急速充電スタンド業務委託料が入っていると思うのですけれども、どのくらいの方が使用しているのかお聞かせください。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 市役所と道の駅の合計となりますけれども、平成29年度は2,687件、平成30年度が4,154件、令和元年度につきましては5,658件となっておりまして、EV車、PHV車の普及に伴い増加傾向であるという形になっております。 ◆委員(松川翼) 平成29年度が2,600件程度、2年後の令和元年度が5,600件程度と2倍以上の利用に増えているというのは本当に驚きであります。私の周りに電気自動車を使っている方がいないので、そんなに実感はなかったのですけど、やはり電気自動車は着々と進んでいるのかと、この実績で思いました。やはり急速充電スタンドという仕様は今後も増えていくのかと思っております。先ほど申し上げた2つの急速充電スタンドは、補助を受けて運営されていると思うのですけれども、そろそろ補助が終わると思いますが、いつまで補助が出ているのか、その後の運営はどうしていくのか、ご所見をお伺いします。 ◎環境政策課長(真下太佳志) こちらの設備につきましては、国内自動車メーカー等から成る合同会社日本充電サービスという会社より受益者が負担している利用料金を原資に、支援金という名称で電気料金を含めた形で歳入を得ております。期間は運用開始後8年間となっておりますので、平成27年度開始のため、令和4年度までこの支援金が続く見通しではありますけれども、今後について、このままスタンドを続けていくのかどうかについては、2か所で電気代を含めて90万円(後刻発言の訂正あり)程度お金がかかるような形になりますので、総合的に判断した中で決めていければと考えているところでございます。 ◆委員(松川翼) 本当に自動車は、今も課題となっているのが燃料ですけれども、水素がいいのか、電気がいいのか、まだまだ自動車の未来はどうなっていくのかという感じでありますけれども、やはりこの急速充電スタンドの仕様が増えているのかと思っております。やはり太田市としても、太陽光発電推進のまちとして、こういった蓄電池とか急速充電スタンドの補助も考えていただきたいと思うのですけれども、ご所見をお伺いします。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 次世代自動車の普及促進は本市の環境基本計画においても、低炭素社会の実現に向けた取組の方針の一つと捉えているところでありまして、その一環として、先ほどより議論している市直営スタンド2か所も普及促進の一助の活用としているところであります。ただ、急速充電スタンドの補助については、当面は国や県などが主体で取り組むべき状況と考えておるところでございます。また、提案の蓄電池など市民向けの補助については、国や県の動向も踏まえつつ、関係部局と調整も図りながらCO2削減効果と市民の需要に合致した内容を今後研究してまいりたいと考えているところでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 161ページの保健センター管理費をお伺いいたします。清掃委託料、警備委託料とあるのですけれども、こちらのほうの入札の状況はどのように行われているのか、お聞かせください。 ◎健康づくり課長(笠原優) 太田市保健センターの管理運営費の中で警備と清掃の委託料というところであります。こちらは基本的に競争入札で契約を締結しております。 ◆委員(渡辺謙一郎) 昨日のシステム関係のほうでも聞いたのですけれども、競争入札ということは、何者ぐらいで行われているのかということと、公募といいますか、募集する際の方法などもお聞かせください。 ◎健康づくり課長(笠原優) こちらは3者程度の指名競争入札ということで執行しております。 ◆委員(渡辺謙一郎) 今、指名という話がありましたけれども、一般競争入札ではなくて指名競争入札なのですか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 金額等の基準の中で指名競争入札で対応可能というところです。指名競争入札で実施しております。 ◆委員(渡辺謙一郎) 指名競争入札にする理由がよく分からないので、もうちょっとよく聞かせてもらいたいのですけれども、ほかにも例えば掃除屋さんとか警備屋さんは幾らでもいると思うのですね。それを指名にしているというのは、もうちょっと理由を聞かせてもらえますか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 基本的には太田市の入札参加資格者名簿の中に登録してある業者の中で、警備であれば警備業、清掃であれば清掃業、そういった業者の中から所属で選考して3者を指名いたしまして競争入札に付しますので、見積りなりを出してくださいという流れの中で手続をしているものでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 3者以外にも登録はあるわけですよね。 ◎健康づくり課長(笠原優) 先ほど申しました太田市の入札参加資格者名簿は多数の業者が登録されております。 ◆委員(渡辺謙一郎) その中でその3者にしている理由は何ですか。 ◎健康づくり課長(笠原優) やはり過去の実績等を踏まえ、なおかつ何かあったときの緊急時の対応とかも必要になってきます。近隣県内とか市内といった条件を重ね合わせながら指名をしていくという形になります。 ◆委員(渡辺謙一郎) 経験というのはそこの保健センターを経験しているからに限らず、清掃業者さんとか警備業者さんはいろいろな場所でやっていますので、別にその3者にしなくても、広くいろいろな人に機会を与えてあげてやってもいいのではないかと思います。ですが、3者に絞っているというところで、ちょっと部長にもお伺いしたいのですが、こういうところももう少し広くみんなに機会を与えていってもいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎健康医療部長(岡島善郎) 契約については公平、公正ということが一番原則ではあると思っております。ただ、やはり効率というところは考えなくてはいけないところで、今まで実績を積み重ねていただいている業者さんにお願いするというのが一番間違いないということは言えますけれども、今までの契約の中で、多分新しく指名競争の中に入れたという経緯も今まであったと思います。私が健康づくり課長をやっているときにもありましたけれども、新しいところの人も加えながらでないと、やはりどうしても既得権ではないですけれども、そういうものが生まれてくる可能性もありますので、そういったところは今後はもうちょっとしっかりと精査しながらやっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(渡辺謙一郎) ぜひよろしくお願いしまして、委託の入札の結果に関して、総務部長にもお伺いしたいのですけれども、例えば保健センターの除草は恐らく業務委託でホームページにも出ていると思います。その他の委託に関して公表をしていったほうがいいのではないか、もう少し透明性を高めたほうがいいのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎総務部長(高島賢二) 結果の公表ということになるのかと思いますけれども、契約検査課で取り扱っている部分につきましては、全て公表を行っておりますが、所管でやっている部分につきましては、金額の問題もあるかと思いますけれども、全てを明らかにすることは必要だと思いますが、当然、情報公開の中で対応は十分行っているわけでありますので、それを公表しない理由はどこにもありませんので、できる限りそういった公表ができる環境は整えていくべきであると私のほうは考えております。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの松川委員の質問について、真下課長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 先ほど充電スタンド2か所の維持管理費のところで、電気代を含めて90万円程度とお話しさせていただいたのですけれども、こちらは電気代のほか90万円という形で訂正させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(星野一広) 松川委員、よろしいですか。 ◆委員(松川翼) はい。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(石井ひろみつ) 160ページ、4款1項2目予防接種費に関連してお伺いいたします。新型コロナウイルスワクチンの接種の日程と接種会場について、現段階での計画をお伺いします。 ◎健康づくり課長(笠原優) 市が実施主体となるのは65歳以上の高齢者の方からという形になりますけれども、現在、国からのワクチンの供給予定見込みからしますと、本市においては4月下旬から開始となる見込みでございます。また、接種会場につきましては、医療機関で受ける個別接種をメインとすることにしております。集団接種につきましても補完的な形で実施ということで、そちらは6月から7月頃からスタートする見込みでございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 主に個別接種がメインということですが、では、かかりつけ医ということでよろしいでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) かかりつけ医という定義だけにとらわれず、個別に実施をしていただく医療機関で自由に受けていただくというのが基本的にあります。ただ、65歳以上の方につきましては、65歳以上の方だけに限ってちょっと違う方式でということで、今考えております。 ◆委員(石井ひろみつ) ワクチンの量は限られていると思うのですが、かかりつけ医ではなくて個別に自由にということですけれども、量はどうやって想定して確保するのでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) ワクチンの確保は、国、県、市町村、配送業者、医療機関を国がインターネット上に新たに開設をするV−SISというワクチンの供給システムのネットワークを使ってワクチンの供給量決定、予定数確保を行うことになっております。 ◆委員(石井ひろみつ) 次に、新型コロナウイルスワクチンの接種を希望する市民全員の接種が終わるのはいつ頃と見込んでいますか。 ◎健康づくり課長(笠原優) なかなかこれも難しいところで、特に現状、国、あるいは県から、いつ頃までに終わりにしましょうというのは、これが一番問題で、ワクチンの供給に合わせてということになるのですけれども、市としては4月下旬からスタートさせて、国の示す接種順位に従って行っていくわけですけれども、年内、令和3年の12月中には何とか終わりにしたいという目標を、今、担当レベルでは考えていますけれども、それはワクチンの供給の中で来年度いっぱいかかってしまうかとか、そういうような状況であります。 ◆委員(石井ひろみつ) 今のお話ですと、ワクチンの供給次第ということで、正直、見通しは立っていないというところだと思います。2月24日の総括質疑で水野市議に健康医療部長は、ワクチン接種が最大の新型コロナウイルス対策と答弁しています。さらに健康医療部長は、社会的検査については、感染が心配な人には一時的な安心を担保するには必要だが、市がやる検査としては、対象数をこなすだけの体制や費用を考えても継続的な効果を得られないことから、合理的ではないと答弁しています。水野市議は2月19日と24日の質問で、全市民対象の定期的な社会的検査が必要で、全市民対象に始められなくても、医療、介護、福祉、保育、学校などの社会機能維持のための施設の職員、入所者、子どもたち、あるいはその中のどこからかだけでも社会的検査を実施することが必要と強調しています。健康医療部長の24日の答弁だと、全市民対象の検査は実施し切れないから一時的な安心を担保するだけだから合理的ではないと考えているように思われます。全市民対象が求められますが、100かゼロかの議論ではなく、結局ゼロのままに進めない。社会機能維持のための施設、あるいはそうした施設の中のどこからかだけでも、まず始める必要が今重要で、健康医療部長が言う一時的安心で終わらせないために、感染拡大の予兆、前触れ、そういったことを早期に把握するためにも、定期的検査が求められる。社会機能維持のための施設のどこか一つから定期的検査を始めることが、なぜ合理的でないと言えるのでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 総括質疑等々で水野議員ともいろいろとお話をさせていただいておりますけれども、PCR検査の社会的検査に関してですけれども、医療、介護、福祉、子ども関係、学校、どこか一つからでもということなのですけれども、こちらも再三お答えさせていただいている内容で、確かに基本的にPCR検査の必要性は理解をするという中で、その一言だけを切り取られていろいろとありましたけれども、確かに一度だけやるのではPCR検査は意味がない。それを1週間に1回なり2週間に1回、同じカテゴリーの人たちを定期的に延々と続けなければ予防的な効果は、PCR検査では効果がなかなか望めないのですよね。そうしたことで部長が、一時的な安心を担保するにすぎないというような答弁をされたところであります。基本的には定期的に実施をしていく。市として単独して実施していくことは、費用も当然大きな額になってきます。膨大な額になってきます。感染症対策として実施すべき事項、当然この辺は基本的な考え方として、国において検討されるべきだということでございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 3月5日に政府は新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針を改定しました。その中でも指摘しています。社会的機能を維持するためにPCR検査を増やすしかないということですよね。水野市議が言われたように、社会的検査を実施する。例えば、介護や医療では患者さんや施設に入所している方を抱きかかえたりして濃厚接触する機会が多分にあります。そういったところからでも始められることが求められるのではないでしょうか。ワクチン頼みというだけでは駄目だと思います。いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) ワクチン頼みというような形になってしまうというお話ですけれども、基本的に検査とワクチンはやはり性質が違うものだと考えます。現在、世界的に国全体を挙げてワクチン接種に向けて動き出しているところであります。こうした中で、本市においてもその体制を整えて進めているところであります。ワクチン接種を推進していきたいと考えております。 ◆委員(石井ひろみつ) ワクチン以外の新型コロナウイルス対策も実施しているが、今のままでは市民に我慢を強いることが太田市の新型コロナウイルス対策ということにもなってしまいかねない。ワクチンが最適という答弁では、ワクチンだけが最適となってしまいかねない。ワクチンと、たとえ部分的でも社会機能維持のための施設での無症状の人を対象にした社会的検査を組み合わせることこそ、最適な新型コロナウイルス対策ではないでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 先ほどもご答弁させていただいたのですけれども、今、国全体でワクチン接種に向けて動いているところであります。本市においても、まずはそこを優先してワクチン接種を推進してまいりたいと考えております。 ◆委員(石井ひろみつ) ワクチンだけではなくて同時並行ではどうかということでお伺いしたのですが、話は進まないようなので、次をお伺いしたいと思います。  先日まで黄色い非常事態ののぼり旗がありました。先日の定例会で健康医療部長は、のぼりも効果があったと答弁しました。その効果のエビデンス、科学的、合理的な論拠をお示しください。 ◎健康医療部長(岡島善郎) のぼり旗の答弁につきましては、あのときは前田議員の総括質疑において蔓延防止対策の周知方法等の考え方を聞かれたものでありまして、設置前の緊急事態宣言時の人口10万人当たりの新規感染者数が5.6人だったものが、設置後0.6人と減少効果が得られたということについて、目先を変えることも大事であるというふうに感じたと申し上げたと思いますけれども、あの当時、ほかに際立った対策を取ったわけではありませんので、視覚に訴える対策が功を奏したと思ったというふうな個人的な意見を申し上げたものでありますので、エビデンスですとか科学的、合理的な理由については、ちょっとそこまで考えておりません。 ◆委員(石井ひろみつ) 次に162ページ、4款1項5目、尾島保健センター管理運営費に関連してお伺いします。今年度の尾島保健センターの管理運営費はお幾らでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 本年度の尾島保健センターの管理運営費でございますけれども、令和2年度当初予算ベースで492万8,000円でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 新年度は減額となっていますが、この理由をお伺いします。 ◎健康づくり課長(笠原優) 令和2年度と比較して令和3年度の減額の要因ですけれども、令和2年度のときは公用車の新車の購入費がございました。それ以外に公用車の車検等の点検修繕費が主な要因でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 新年度には尾島保健センターの雨漏りを修繕しないと2月4日の委員会で答えたのはなぜでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 確かに2月4日の健康福祉委員会の中で、尾島保健センターの機能を新田保健センターに移転しますということで説明をさせていただきました。その中で、予算要求のとき、費用の算定、積算、見積り等を取った中で、やはり概算でも300万円を超える雨漏り修繕費用が必要である。さらに、修繕を実施した場合でも、それが根治できる、完全に直るかどうかという保証はできないということがありました。尾島保健センターは過去にも再三にわたる雨漏り等があって、かなり費用を使って修繕を実施してきたという歴史がございます。こうしたことも踏まえる中で、西地区の複合施設の中で新たに保健センター設置というような動きが具体的に動き出したという中で、やはりなかなか直るかどうか分からないものを、経費を無駄にかけるよりは、尾島保健センターの業務を新田保健センターに移すという方向で説明をさせていただいたとおりでございます。 ◆委員(石井ひろみつ) ということは、以前から雨漏りが度々していて、直し切れることができないというのが分かっていたわけですよね。そういう中で、群馬クレインサンダーズの体育館を造る予算があって、なぜ尾島保健センターの雨漏りを直すなりの予算が取れないのでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 体育館の予算とのことは何とも言いようがないのですけれども、尾島保健センターに関しては、要するに無駄な経費をかけないというようなことであります。尾島保健センターは平成29年度、平成30年度にかけて別の場所の雨水の浸水ということで、2,000万円余りをかけて、2年間にわたって保健センターの北側の東の部分を実施しました。それとはまた別の表側、南側が今度は雨漏りが始まったということが本年度の当初、4月、5月頃から確認をされたということであります。そういった経緯を踏まえて、無駄な経費をかけないという判断をしたということです。 ◆委員(石井ひろみつ) 公共施設等総合管理計画では、尾島保健センターはどうなっていましたか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 公共施設等総合管理計画の中では、基本的に尾島保健センター個別の記載は管理計画の当初のままであると認識しております。特に修繕をするとか、廃止にするとかという記載はされていないと認識しております。 ◆委員(石井ひろみつ) 公共施設等総合管理計画から逸脱するのはなぜでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 市の公共施設等総合管理計画につきましては、基本方針として長く使う建物は計画的な改修を実施して長寿命化を図る、それと、機能の統合等が可能なものは統合、再編、再配置、さらには必要でなくなったもの、役割を終えたものは廃止していくのだという総量抑制が大きな柱となっているわけです。したがって、今回の保健センターの統合という形の一歩手前の状況ですけれども、特に公共施設等総合管理計画から逸脱しているとは考えておりません。 ◆委員(石井ひろみつ) 老朽化して雨漏りがするから、即なくすということが総合管理計画に逸脱していないというのは、私は到底納得できないのですよね。必要ないものはなくすというような答弁も、昨日どこかの場面で聞こえてきましたが、この尾島保健センターをなくすに当たって、地元の人はどんなふうにお話ししていますでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) こちらも2月4日の健康福祉委員会の中で報告させていただいた後に、2月8日に尾島・世良田地区の両区長会長に直接お会いしてお話をさせていただきました。その後、2月10日に尾島・世良田地区の区長会長全員に対して、こういうことで尾島保健センターは新田保健センターに移しますというような経緯を説明させていただきました。いろいろとご意見をいただきましたけれども、今後の将来的な20年、30年を見越した中で、やはりそれも必要な措置という中で、最終的には理解をいただいて承認を得たという状況でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) この間も同じようなことが行われてきました。区長、あるいは区長代理さんにお話をお伺いして、そこで了解を得たからいいのだというようなことが繰り返し行われてきています。市が本当に市民一人一人に話を聞いてやるべきではないのでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) うちのほうとしますと、区長にお話をした以外にも、健康推進員の役員会等も健康づくり課で持っております。尾島保健センターを使う食生活改善推進員協議会の役員さん等々にも丁寧にお話をさせていただいたつもりでございます。その上で調整を行って現在に至っているという状況でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 区長はじめその地区の役員さんは、行政側から言われれば返事をするしかないのですよね。だけど、一般市民の方はそうは思っていないのですよ。その件はここまでにしておきますが、公共施設等総合管理計画がずさんだったと言えるかということだと思います。公共施設等総合管理計画も、当初予算もそれほど軽はずみにつくることは許されるものではないはずだと考えますが、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 先ほども言いましたけれども、公共施設等総合管理計画がずさんであったということは決してなく、当初予算に関してもいろいろと考えながら、しっかりとこちらもつくったと考えております。 ◆委員(石井ひろみつ) 当初予算では尾島保健センターを保健センターとして使うことになっていながら、2月24日の総括質疑では、健康医療部長は議会最終日に条例改定議案を出して、尾島保健センターを廃止する考えだということが明らかになりました。そうなると、尾島保健センター管理運営費が当初予算に計上されたままでは済まなくなるのではないでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 尾島保健センター管理運営費が当初予算に計上された形になっております。これは新年度になって補正予算等において減額ということで検討していきたいと考えております。 ◆委員(石井ひろみつ) 機能を統合する新田保健センターの附属施設とする場合でも、尾島保健センターの管理運営費のままでは済まないと考えますが、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 新田保健センターの管理運営費で当面は建物の管理費等々は賄えます。新年度に入って補正予算の中で必要な増減等を行っていく形で検討していきたいと考えております。 ◆委員(石井ひろみつ) 新年度の補正予算で尾島保健センター管理運営費を新田保健センターの管理運営費に加えるとしても、新年度の当初予算の可決前に新年度の補正予算などということはあり得ないのではないでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 新年度に入って、そこで6月なり9月なり、そういったところの定例会の中で補正予算の検討をしていくという形でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) そうでしかあり得ないと思うのですけれども、当初予算にのせていたものを、いきなり3月定例会で廃止して、もう補正になることが分かっていること自体がどうかということだと思います。 ◎健康づくり課長(笠原優) もろもろの状況の中で、こういう状況になりました。どうしても当初予算の中で保健センターの予算が計上されている状況、新年度に入って補正予算で対応していくのがいいのか検討していきたいところであります。 ◆委員(石井ひろみつ) 当初予算に尾島保健センター管理運営費を計上したのは、どう考えても尾島保健センターを保健センターとして使うことが前提になっているとしか考えられないのですが、そこをもう一度確認します。 ◎健康づくり課長(笠原優) 尾島保健センターを保健センターとして使うことが前提というよりは、新田保健センターに移すという検討の中で、この新型コロナウイルスのワクチン接種が始まるというのもありました。また、ワクチンの接種会場として使用する可能性もございました。こういったことで、なかなかゼロにするというのが確定ができなかった状況でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 先ほどから、雨漏りはずっと続いていて、何度も補修を繰り返してきても、なかなか完全に抑えることはできなかったということをたしか言ったと思いますけれども、では、直せないのは専門的な方に判断いただいたのかどうか、ちょっとお聞きします。 ◎健康づくり課長(笠原優) もちろん専門の方に確認をいただいております。費用の積算であるとか雨漏りについては非常に難しいということで、これだけの工事をしても、それが完全に抑えられるかどうかは保証はできませんというような内容でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 幾らお話を聞いても、尾島保健センター廃止というのはちょっと住民目線、市民目線からでも納得し得ないお話であります。  次に166ページ、4款1項6目斎場管理費に関連してお伺いいたします。斎場の広域化の計画がどこまで詰められているのか、現段階の計画案も含めて具体的にお聞かせください。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 広域斎場整備事業の関係でございますが、現在、新斎場整備をするに当たりまして、今後見込まれる火葬需要の増加に対しまして総合的な事務の広域化、スケールメリットによる財政負担の軽減等を図って整備していく必要がありますので、1市3町による広域斎場施設の基本計画の立案と最適手法の検討等、関連する計画、調査を行うための基本計画の策定を行っていく予定でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 次に、火葬室とホールは1市3町で1か所とすべきではないが、その2つの施設をどうするか、現段階での計画を具体的にお聞かせください。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 現在におきまして、新斎場の整備につきましては、太田市外二町(後刻発言の訂正あり)環境衛生施設組合の施設内を第1候補に、令和7年度の供用開始を目途として計画的に進めていくために、今回、予算計上しました各種計画策定委託料の中で、(仮称)太田市外三町広域斎場整備基本計画を策定していくことになっております。先ほどお話のありました2つの施設につきましては、こちらのほうの新しい斎場が建設された場合には、太田市外二町斎場(後刻発言の訂正あり)につきましては老朽化が著しくなっておりますので、こちらの広域斎場が完成した後には廃止していくことになると考えております。 ◆委員(石井ひろみつ) 火葬室もホールも仮に1か所とする場合でも、太田市に設置するから構わないとは言えない。新焼却炉と同様、交通渋滞や駐車場の確保という問題があるから。かといって火葬炉やホールを3町内に設置するのでは太田市民の利便性が後退する。人口集積度合いから考えると、新しい火葬室やホールは現在地が好ましいのではないかと考えますが。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 新しい広域斎場を建設する際には、こちらの先ほどお話ししました基本計画の中で建設候補地の比較として、現在の太田市斎場、また現在の太田市外二町斎場(後刻発言の訂正あり)及びその隣接地につきまして、敷地の面積、先ほどお話しありました周辺の交通状況を多面的に比較検討を行って候補地を決定していきますので、その中で検討していく予定でございます。 ◆委員(石井ひろみつ) 斎場駐車場の問題は避けて通れないでしょうが、斎場と同じ敷地内にある勤労会館の建て替えや大改修と一体に考える必要があるので、次の審査区分であるが、勤労会館についても伺わなければならないと思います。勤労会館も必要な改修をせずに数年経過している。だから、勤労会館を現在の学校教育センター、元の。 ○委員長(星野一広) 石井委員、次の項目でやってください。次の区分、労働費のところでやってください。 ◆委員(石井ひろみつ) はい。分かりました。  174ページ、4款2項2目、ごみ収集経費に関連してお伺いします。新年度の新焼却炉、クリーンプラザの稼働に当たって、今の1市3町のごみの収集量から考えて、新焼却炉で処理し切れない場合は、どのように対応するのかお伺いします。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 新焼却施設の処理についてですが、今年度当初予算で清掃センター解体工事の設計委託で焼却量を減らすための分別施設、いわゆるストックヤードの整備等を計画しております。新炉で処理ができなくなった場合についてですが、まだ4月からの稼働でありますので、現在は他の施設を利用するとかということは一切考えておりません。 ◆委員(石井ひろみつ) 多分ということですけれども、当初から市長もごみに関しては緊急事態宣言だというようなことを言っています。また、現在の焼却炉に関しても、コロナ禍の中でごみの量は増えていて、本当に1市3町分がこなせるかどうかが非常に疑問を持っているところです。もう一度、具体的に1日で処理し切れなかった場合の対応をお聞かせください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 処理し切れなかった場合については、先ほどもお話ししたようにストックヤード等は3年度から整備を計画していくわけですけれども、そういったことを踏まえて、処理ができるような努力を太田市外三町広域清掃組合と連携しながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(石井ひろみつ) 先日、市長は、処理し切れなかった場合は民間の焼却炉への委託も考えていると言っていました。そうなった場合の処理費の見積りは行っているのでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 現在はそのような見積り等は一切行っておりません。 ◆委員(石井ひろみつ) 見積りもした上で、今の3町の焼却炉を当面稼働させる費用との比較が必要ではないでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 今はこの新焼却炉をごみを増やさないように我々が減量に努めていくということで、今後、ごみの減量化に努めていきますので、費用に関する比較だとかは行っていない状況です。 ◆委員(石井ひろみつ) 新炉建設に当たって、前々からごみの減量化が前提だったわけですよね。それが果たし切れていなくて、こういう心配が出てきていると思います。ですから、今万が一のことを考えて計画を立てておくべきではないでしょうか。もう一度お伺いします。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 今度4月から新焼却施設が本格稼働となるわけです。我々がこれからクリーンプラザを安定稼働させるために、ごみの減量化が必要だということでありますので、今後、減量に努めていきたいと考えています。 ◆委員(石井ひろみつ) 太田市は一生懸命減量化を図ったとしても、では、ほかの3町はどうかという疑問は残りますよね。用心していくことにこしたことはないので、ぜひ民間に委託したときの経費だとかも見積もっていただければと思います。  先ほどの答弁では、今の3町の焼却炉を当面稼働させることは必要ないということでありましたが、万が一民間にも、それから、民間はまだ当てにならないのでストックヤードを活用してということでできなくなった場合、どうするのかということも必要です。ごみ収集量が当初計画より増えているのは、コロナ禍の影響で店舗での買物を控えてネットで買物をする人が増えて、そのネットで注文した商品が過剰包装で届くからと思われます。となると、段ボールやナイロンなど包装容器のリサイクルが課題となります。地区のリサイクル倉庫の周知徹底や市民団体、自治会、育成会などの住民組織の協力を仰ぎながら、資源回収の報奨金の増額やネットでの買物容器がごみの増加とつながることと併せて、ごみ減量化の協力を市民に広く訴え、周知をすることが必要ではないでしょうか。同時に、古紙回収業者への補助金を創設して、回収エリアの頻度を拡大することも模索するべきではないでしょうか。いかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 商品の過剰包装とかありますけれども、今年度は新型コロナウイルスの影響によって資源回収も実施する団体が大変減少しておりました。今後、そういった資源ごみの分別、リサイクルへの協力依頼を引き続き行っていきたいと考えています。
     また、市民周知については、広報おおたやホームページ、また先ほどもお話ししたのですけれども、ラジオ放送、動画等を取り入れた活用を市民に広く周知していきたいと考えています。  それと、古紙回収業者の補助金等を創設してということですけれども、現在、焼却されるものは紙類と布類が大変多い状況です。今後、ごみの分別の強化を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの石井委員の質問について、茂木参事から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 先ほどの石井委員の質問に対して、広域斎場整備事業の中で太田市外二町斎場というふうに答弁をしたところ、大泉町外二町斎場でございます。失礼しました。 ○委員長(星野一広) 石井委員、よろしいですか。 ◆委員(石井ひろみつ) はい。      ◎ 休     憩                                       午後0時20分休憩 ○委員長(星野一広) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後1時20分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。  場内の気温が上昇しております。上着については脱いでいただいて結構でありますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、他にご質疑ありませんか。 ◆委員(岩崎喜久雄) 172ページを願います。4款2項1目の生ごみ処理槽等設置助成金ということで伺います。ごみに関しましては、特に生ごみ、燃えるごみの搬出、今年度から1市3町からのごみが、はっきり言いまして増大というか、非常に危惧されていると思うのですが、この減量化の一つの取組としまして、一助として生ごみ処理機を市民へ広報していただきまして、少しでも生ごみ対策、生ごみの減量化を早めに普及していくべきかと思いますが、どのような対策があるのかをまずお聞かせください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 生ごみ処理機の助成金ですけれども、現在、自家処理を推進する目的で生ごみ処理槽の設置助成の交付を行っております。これについては3種類の生ごみ処理槽がございます。1点目につきましては、コンポスターについての助成金等もございます。それと生ごみ処理容器、EM処理用といいますか、EM菌を使った処理方法ですけれども、それと電気式処理容器、こちらは少し高額なのですけれども、手軽に室内で使えるということでありますので、こういった3つの生ごみ処理機についての助成を行っているところです。 ◆委員(岩崎喜久雄) 生ごみに関しては、減量処理機という形で設置に対して補助金というか、そういった交付制度が以前からあると思うのですが、このごみという問題は永遠のテーマであるし、そしてまた、このごみに関しても、ごみも文化の一つだと私は思うのですが、先日、自分もトラックでリサイクルセンター、そしてまた一般ごみのヤードに実際に行ってきました。本当によく整備されていまして、計量の女性も本当にてきぱきとしていただきまして、何の心配もないような状態でありますが、まずは未曽有であります。来月から1市3町のごみが一斉に入るということで非常に心配でございますので、この質問をさせてもらいました。  まず第一に、以前から生ごみに関しましては水をよく切るということがベストということで知らされていると思うのですが、コンポスターとか先ほど言いましたディスポーザー式の生ごみ処理機というのがあるのです。このディスポーザー式生ごみ処理機というのは、自分も下水道とも関係してくるので心配なのですが、補助金に対しての対象だと思うのですが、ディスポーザー式生ごみ処理機とコンポスターの助成金の金額等をお知らせいただければと思います。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 生ごみ処理槽、いわゆるコンポスターですけれども、こちらの助成金は購入額の50%、2分の1です。限度額としまして4,000円となっております。それと電気式の処理容器は購入額の2分の1、限度額につきましては3万5,000円となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) これは今年度、2つ買う、両方ダブルで買うということはできますか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) コンポスターにつきましては単年度で1世帯1基となっております。また、電気式処理容器については、2か年に1世帯1基というような助成の方法になっています。 ◆委員(岩崎喜久雄) 生ごみを肥料化する、堆肥化するというので、ぼかしのコンポスターというのがあると思うのですが、その点に関して説明していただけますか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) このコンポスターですけれども、利用目的とすると集合住宅の場合は少し難しいかと思います。一戸建てでお庭があって家庭菜園などをするために、そこにコンポスターを設置して約2か月から3か月たちますと肥料として使えるということであります。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、住宅などと言いますけれども、キッチンのコンポスターというのも実はあるのです。それも、これは所管のほうでどうか分からないですけれども、もう一つとして家庭用の生ごみ専用の処理機というか、減量の乾燥機というのも実はあるのです。ここまで太田市としては、そういった対象を広げていく気持ちはありますか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 生ごみに含まれる水分というのは70%から80%ありますので、そういったものを今後研究してまいりたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 先ほど言われた3種類のほかに、家庭用の小さいキッチンのコンポスター、そしてまた家庭用で生ごみの減量をするための乾燥機というのも実は市販であるのです。そのような形も所管でできれば取り入れてもらいたいと思っています。そして、できれば1軒、1世帯1設置ということをスローガンに、そしてまた来月から生ごみの処理に関してはどういうふうな形になるか。交通機関もみんなそうですけれども、量的なものが。まず第一歩として、やはりごみを減らすことかと思っていますので、その辺を重々考えていただきまして、対策を練っていただければと思うのですが、部長のコメントはいかがでしょうか。 ◎産業環境部長(久保田均) 委員のおっしゃるとおり、生ごみは質量、重さがあります。といった意味では、水を切ったりして対策はしておるのですが、なかなか全てそれでできるというわけではございません。その中で生ごみ処理槽等の設置助成金ということで、市民の方々にご協力いただいているわけでございます。先ほど委員がおっしゃられたとおり、乾燥式も単体型でもありますので、今でもそれは多分対象にはなっているかと思います。また、もう一歩進めてということで、今度は家にビルトイン式はどうかというお話なのかと思いますが、そういったものも、先ほど参事が申し上げたとおり、やはり生ごみを少しでも減量化、軽くするということで考えれば、そういったことを考えていくのも一つの大きな材料と思います。引き続き研究してまいりたいと思いますので、ご理解をよろしくお願い申し上げます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 群馬でも最大の一つの枠組みに入ると思うのです。太田市は900グラムのような話も聞きましたけれども、やはり1軒が例えば正直1キログラムであっても、1年間にはそういった重量になってくると思うのです。一つの減量の心構えといったものに対しての考え方というものは、市民一人一人に植えつけるということは組織そのもの自体が生きてくるということで、当然清掃事業の管理運営費だって結構削減できてくるかと私は思うのですが、その辺に対して生ごみは大きなテーマだと思うのですけれども、副市長、すみませんが、それに関してどうですか。 ◎副市長(木村正一) 生ごみについてはいろいろな検討の余地はあると思うのですけれども、一番いいのはディスポーザーで流したらいいのでしょうけれども、先ほど岩崎委員がおっしゃったように、下水道との関係がありますので、あれはきっと下のほうにのろみたいにたまってしまうのですね。ですから、そういった意味では、基本的な話とすれば、なるべく生ごみだとか残飯を残さないということを各家庭で気をつける、あるいは家庭菜園その他の肥料用に使えるように、生ごみを自分たちで処理するということを徹底してくということが王道ではないかと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) くどいようですけれども、1軒、1世帯1設置を肝に銘じて設置していただけるような方法を取っていただければ幸いだと思います。 ◆委員(今井俊哉) 165ページ、4款1項6目の斎場管理費に関連してお伺いします。先ほど同僚委員からも質問がありましたけれども、まとまった形でお聞きしたいと思います。1市3町広域で行う新斎場の方針と現在の進捗具合をお聞きします。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 新斎場の整備につきましては、大泉町外2町環境衛生施設組合の施設内を第1候補に、令和7年度の供用開始を目途として計画を進めていくということで覚書を締結させていただきました。こちらを進めていくために、今回の広域斎場整備事業各種計画策定委託料として(仮称)太田市外三町広域斎場整備基本計画を策定するための策定委託料として予算を計上させていただいたものでございます。 ◆委員(今井俊哉) 今お話が出ました新斎場の建設候補地ですけれども、もう少し具体的な場所で言うとどちらになりますか。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) 大泉町にございます大泉町の斎場の周辺というか、その施設内の区域を第1候補で今は検討を進めていくような状態になっております。 ◆委員(今井俊哉) そうしますと、先ほど同僚委員からも詳細な質問がありましたけれども、他市の施設の利用ということも考えていく必要があるのかと思うのですけれども、例えば現状でも藪塚の方々は、事業者に聞いたところによると、桐生市斎場の利用が多いと。例えば、それが今、まちなかの市斎場が大泉のほうに移動するとなると、またそれが変わってくると思うのです。周辺の他市といいますと、桐生市のほか、先ほどお話があった伊勢崎市のご利用というのもあるでしょうし、今現在、太田市の斎場を使っている方々も、そちらの市外の施設の利用というのも視野に入ってくるのかと思います。それを想定するに、対策としてどのようなことを考えていますか。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) そちらにつきましては、これからの基本計画の策定の中で候補地による周辺の交通の状況等の把握ですとか、ほかに今おっしゃられたような場所が変わることによりまして、どこまでできるか分かりませんけれども、将来の予測とかを出したりしながら、そこは研究していきたいとは考えております。 ◆委員(今井俊哉) 広域でやるということになるのですけれども、広域となると他自治体との調整というのが随分大きくのしかかってくるのかと思うのですけれども、それに向けての考え方を教えてください。 ◎市民生活部参事(茂木浩之) こちらにつきましては、先ほどお話ししましたとおり、1市3町によりまして、大泉町外二町環境衛生施設組合の施設内を第1候補にということで覚書を締結しまして、こちらを第1候補ということで計画を進めていくのですけれども、この計画を進めていく際には1市3町の担当、あとはこちらの計画を策定するときの業者と十分に協議、検討を進めて、随時協議をしながら進めていきたいとは考えております。 ◆委員(今井俊哉) 次に行きたいと思います。166ページに出ておりますスズメ蜂駆除業務委託料についてお聞きします。こちらのスズメバチの駆除ですけれども、対象となる方といいますか、施設はどのようなところでしょうか。 ◎環境政策課長(真下太佳志) スズメバチの対象となるお宅につきましては、通常の一軒家、普通に住宅として住んでいる方という形になりますので、営利を目的としているアパートであるとか、貸家であるとか工場、営業所等は含まれないという形になります。 ◆委員(今井俊哉) 営利を目的としないところが対象という理解でよろしいのかと思うのですけれども、そうなると、個人宅のほかに例えば地域で管理しているような集会所ですとか広場ですとか、そういったところも対象になるということでよろしいですか。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 基本的には、そういうところも対象として含めておりますけれども、公園等につきましては所管がございますので、そういったところについては所管課でお願いしている状況でございます。 ◆委員(今井俊哉) 去年でしたけれども、実際に複数軒で共用しているお墓でスズメバチが見つかりまして、そこで駆除するのに使ったというようなお話を聞いたのですけれども、そういったところにも使えるよという周知もまた大事なのかと思っています。区長会、そのほかいろいろなルートを通じて周知ができるのかと思うのですけれども、その辺、いかがお考えですか。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 基本的にスズメバチに人が刺されてアナフィラキーとか、そういう形で重症化する。場合によっては死亡に至るケースもございますので、そういったところも含めてご相談していただいて、場所を確認した上で適正な処理を行っていきたいと思っておりますので、そういった形の部分もこの委託料の中に含めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(今井俊哉) 次に行きます。171ページの4款2項2目ごみ処理費に関連してお伺いします。新施設が稼働を控えておりますけれども、ごみの処理が追いつかないかもしれないということが危惧されています。新施設の稼働に当たり、ごみの分別に変更がないかという点をお伺いしたいのですが、現状はどのような感じでごみが分別されていますか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 新炉は12月から試運転を行っております。現在の搬入量としましては、令和元年度の12月と1月、また去年の12月と1月を比較しますと、126トンぐらいは現状では減少しています。しかし、1日当たりの搬入量を見ますと、まだ少し多いようでありますので、今後も引き続き減量対策に取り組んでいく必要があるかと思っております。 ◆委員(今井俊哉) 現状で家庭から出るごみの分別はどうなっていますか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 分別については、ステーション回収での資源ごみ回収の日と行政センター等に設置してありますリサイクル倉庫等を活用していただいて、分別をさせていただいています。それと、使用済みの小型家電やカートリッジの回収等も、行政センター等または清掃センターで行っていますので、今はそういった状況でございます。 ◆委員(今井俊哉) 今後、ごみの分別の徹底と特に資源ごみのリサイクルの実効性を上げるのが大事かと考えているのですけれども、そのあたりはいかがお考えですか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 当然、焼却施設も焼却能力がありますので、今後、資源ごみ、燃えるごみもそうなのですけれども、減量に努めていきたいと考えております。 ◆委員(今井俊哉) 今、ごみ出しに関して日程表みたいなものが発行されているかと思うのですけれども、一つ提案で、何月何日、1月から12月まで毎日ある、いわゆる普通のカレンダーのような形でごみカレンダー、一緒に例えばごみの出し方とか分別の注意とか、そういったことも含めて載せられると非常に使い勝手がいいのかと思うのですが、そのあたりはいかがお考えでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 家庭用のごみカレンダーといいますか、現状ですと地域に合わせた日程表、予定表、ごみの出し方・分け方等のリーフレットは、毎年今の時期ですけれども、各家庭に配布させていただいております。そのほかに、さんあ〜るといいまして、収集日になると、地区の登録が必要ですけれども、そういったもので今日は燃えるごみの日ですよ、資源ごみの日ですよというようなさんあ〜るというアプリを登録していただければ、そういうものも対応できるのかと。先ほど委員がおっしゃるように、家庭用のカレンダーみたいなものも作成してごみの情報を載せることも、ごみ減量につながってくるかと思いますので、今後も考えていきたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) それでは、今ごみだったので、170ページ、ごみのリサイクル推進事業についてです。3Rとかいろいろやっていると思いますけれども、現状どのような活動をしているか教えてください。 ◎産業環境部参事(田村伸光) リサイクル推進事業でございますけれども、現在は資源ごみの回収報奨金と、先ほどお話ししましたように生ごみ処理槽の助成金等、それと各行政センターに、先ほどもあった分別用のカートリッジだとか小型家電の収集が出せるような形で行っております。 ◆委員(矢部伸幸) 清掃事業が広域化されて、こういったリサイクルの部分とか、そういったのもやはり広域化して、地域としてリサイクルを盛り上げていったりするのが大事なのかと思うのですけれども、そこら辺はどうですか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 確かに地域に広くリサイクルの意識を持っていただいて、うちのほうもできる限り、例えば出前講座ではないですけれども、そういう地域のほうで、こうやったら減量になりますよとか、こうやったら分別が楽ですよというようなことも考えていきたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) ごみに関しては、個々で減量しようとか、これはリサイクルに回そうとか、市民の方々に頼る部分というのはすごく大きいと思っていまして、それがアプローチをどんどんしていくことで市民に伝わっていくのかと思うのです。ただ、単に分別というと結構分かりづらい部分があって、まずは最初にペットボトルからとか、そういった一つ一つ長期間をかけてやっていくのがいいのかと思うのですけれども、そこら辺はどうですか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 確かに、ペットボトルだとか決めてやるのもいいかもしれませんけれども、市民の方にはなるべく瓶だとか缶だとか白色トレーだとか、そういったものを資源回収日等で網等が設置してありますので、そういった形も一緒に市民の方が分別意識、またリサイクルの意識を持っていただければいいかと思っています。 ◆委員(矢部伸幸) まだ現状がつかめていないですけれども、太田市民の方々は、ある程度そこに慣れていると思うのです。ただ、広域化して他市、まちの部分とか、そういったところも同レベルというか、同じ流れでいくのが広域化のごみを集めるだけではなくて、いろいろな部分も同じくしていかないと、特に東毛地区はごみの減量が少ない地域ですので、ぜひそこを連携してやってほしいのですけれども、どうでしょうか。 ◎産業環境部参事(田村伸光) 昨年から新炉稼働に当たって、実務者の会議等も行っております。そういった中で、そういうごみの分別だとか収集の仕方だとか、そういうものを話し合っておりますので、なるべく同じような形で考えていきたいと思っています。 ◆委員(矢部伸幸) 部長、特に前々から東毛地区のごみの減量化がうまくいっていないというのは報道等々でいろいろ出ていますけれども、太田市だけではなくて連携した動きで、ある意味切磋琢磨みたいなことで、大泉町はこれだけ減ったのだとか、太田市はこのようになったのだという盛り上げ方も必要なのかと思いますけれども、連携についてはどうですか。 ◎産業環境部長(久保田均) 委員がおっしゃるとおり、この東毛地域は工業も盛んで非常に人の活気があふれるエリアだと思われます。そうすると、やはりごみの排出量が多いわけでして、その中で先ほど参事が申し上げたとおり、3町とも連携を取りながら、当然3町の方々も、ごみの処理については経費も大変かかるということがありますので、合理性ということは考えております。そのような中で3町でも、今も指定ごみ袋を作っていこうか、太田市からも、こちら側からも提言しているのですけれども、やはり分別だとか、そういったものは合わせていければねという話で今協議をしております。そういったものを実現の方向に向けて努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひ東毛地区が一番減るぐらいの勢いで持っていっていければと思います。よろしくお願いします。  続いて、同僚委員が質問していましたけれども、クビアカツヤカミキリについてです。昔、薬剤がそんなに効きがよくなかったような記憶をしていたのですけれども、今の薬剤はどうですか。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 薬剤については、当初クビアカツヤカミキリが館林方面から発生して、具体的なお名前もあるのですけれども、その薬剤と全く変わってございませんので、薬剤の効きについては今、県のほうでも検証しているところでありまして、新しい薬剤を開発中というところも新聞紙上では出ていました。 ◆委員(矢部伸幸) 館林市が本当にひどい状況で、もう太田市にも大分入られているということで、かなり桜に関しては心配です。特に北部運動公園からばっと見る桜の姿は並木道になっていてすごくきれいだなと思うのですけれども、ぜひあそこは食い止めてほしいのですけれども、クビアカツヤカミキリに対しては何か新しい取組はありますか。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 基本的には今までと処理方法というか、駆除方法については変更という形の部分は全くございませんけれども、先ほども言ったとおり、群馬県のほうで研究中という形の部分もありますので、そちらの結果が出次第、方向性を変えていくという形の方向を取っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 環境政策課として、クビアカツヤカミキリだけではなくて、スズメバチとか、いろいろな害虫とかも気になるのだと思うのですけれども、太田市のまちで、ここにアメリカシロヒトリが出ている部分とか、ここら辺はクビアカツヤカミキリが多いとか、害虫がどういうところで発生しているみたいなマップがあると皆さん意外と気にしてくれたりしないかなと思うのです。意外と市民の人は、そこまで害虫に対して危機感というか、あまりお持ちでないのかと思っているのですけれども、市民の方に分かりやすいやり方というのはどうですか。 ◎環境政策課長(真下太佳志) 非常に面白い取組かと思いますけれども、害虫と思われているもので、場合によっては益虫であったり、小鳥の餌であったりというケースもございますので、その辺、一概に薬剤をまいていったり殺していったり、そういう形の中で発生場所はここが多いとか、そういう形の部分については今後研究してまいりたいと思いますし、また市民の協力も得る方法の一つだと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 特にここについては産業環境部だけではなくて農政部ともいろいろ連携をして、うまく害虫であったり益虫というのをなくしていけるような方向に持っていってほしいし、やはり市民もそういったところで、館林市はクビアカツヤカミキリの死骸を持っていったら50円とか10円とかもらえたり、ああいう市民との連携というのもいいのかと思いますので、ぜひ今後、市としても何らか新しいことを、あとは分かりやすさというのが求められているのかと思いますけれども、これもやはり部長、何かありますか。 ◎産業環境部長(久保田均) 様々な害虫の生態だとか、そういったものを市民に知っていただくというのも、ホームページだとかそういったものでご紹介するというのもやはり一つの手だと思います。また、現在、課長が申し上げたとおり、ぐんま緑の県民基金を活用して、クビアカツヤカミキリの駆除をやっております。県も、当然農産物被害まで考えて本気で取り組んでいます。県とも連携して、またクビアカツヤカミキリの駆除については進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(矢部伸幸) では次に、毎回恒例のがん検診の質問に入らせていただければと思います。市民健康診断事業についてお聞きしたいのですけれども、まず来年度の予算です。今年度、新型コロナウイルスできっと影響があったのかと思いますけれども、本年度、検診については何か影響とかがありましたか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 今年度、個別の検診につきましては実施時期が遅れたという経緯があります。2か月ほど遅れたような状況でした。集団検診につきましても、開始時期を遅らせたのですが、その分、後半にその回数を当てましたので、回数自体は変化がありませんでした。また、集団検診の場合ですと、検診会場で予約制のものにつきましては、いつも30分刻みの予約だったのを15分にして人数制限をするなど、また当日の会場もそうですけれども、密にならないようにとか消毒のこともありまして、感染予防には配慮しながらやらせていただいたような状況です。 ◆委員(矢部伸幸) 新型コロナウイルスという見えないものを気にしながら検診するというのはすごく大変だったのだろうと思いますけれども、新型コロナウイルスが発生する以前までは、がん検診についてとか、そういった検診について受診率が上がっていたのか下がっていたのか、どちらですか、それとも横ばいだったのか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) 上がったり下がったりを繰り返してはいるのですけれども、長期的に見るとほぼ横ばいだったというように感じています。ただ、ワンコインが入ったときには1回上がりまして、そこから横ばいというような状況です。 ◆委員(矢部伸幸) 横ばいというか、やはり気にしてくれる人がまだまだ少ないのかと思っていまして、毎回毎回がん検診をしてもらうためにいろいろ提案をさせていただいています。一番最初はがん早期発見伝、前回が移動けんしんがんだよ、今回は「鬼滅の刃」につながるのがいいのかと思いまして一生懸命考えたのですけれども、出てこない。でも、唯一見つけたのが主人公竃門炭治郎なので竈門がんしろう、これを使ってがん検診を深めていくのはどうだろうと思いますが、どうでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(平林みつ江) いつも一生懸命考えていただいてありがとうございます。それに応えられるように、こちらも頑張っていきたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 前回の部長からのそっけない返事がすごくつらかったのですけれども、早期発見が何しろ医療費の削減には一番効果があると思っていまして、どう検診につなげるかいろいろ考えて、みんながアイデアを出し合って、これだというのがあったらいいと思うのです。今回「鬼滅の刃」で後続の話も出てくるみたいですので、二、三年まだまだ。特にお孫さんが「鬼滅の刃」のグッズが欲しくて、がん検診に行ったらそのグッズがもらえるから、おじいちゃん、検診に行ってよみたいなものも、もしかしたら、おじいちゃん、おばあちゃんは行く気はなくても、孫に言われたら行くとか、いろいろな方向から攻めていってがん検診の受診率を上げるというのも考えられると思うのですけれども、部長、どうでしょうか。 ◎健康医療部長(岡島善郎) 毎回ご提案ありがとうございます。先ほど木村委員からもありましたけれども、健康づくり課といたしましても、がん検診の向上に向けていろいろな取組をやっております。その上で竈門がんしろうの活用ということも、いい案なのかもしれないのですけれども、やはりがん検診については、どうやってもなかなか進められないというところがありますので、いろいろなことにチャレンジしていかなくてはいけないのかという気もいたします。そういったご意見も参考にいたしまして、どうやったらそれを具現化して検診の向上につなげられるかというのは、健康づくり課と一緒に考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(山田隆史) 160ページ、4款1項保健衛生費2目予防接種費、12節の委託料ですが、ここの医師委託料7億894万8,000円は今度の新型コロナウイルスの予防接種の費用も含まれていますか。 ◎健康づくり課長(笠原優) こちらの当初予算の予防接種医師委託料には、新型コロナウイルスのワクチンは含まれておりません。 ◆委員(山田隆史) ということは、いよいよワクチンの接種が始まったら、また補正か何かで考えるということでよろしいでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 新型コロナウイルスのワクチンの費用に関しましては、今年度の3月補正で予算を組んでおりまして、その執行残は次年度へ繰越しというような形で処理をお願いする予定であります。 ◆委員(山田隆史) あれは国費でほとんど来るのでよろしかったですか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 基本的には全ての費用が国庫補助という形になります。お医者さんが注射をする直接経費とかは負担金という名目で全て10割補助、あと接種体制の確保に関する部分が補助金という名目で来ます。必要な経費は基本的に国庫補助10分の10ということでございます。 ◆委員(山田隆史) それでは、まず感染予防対策についてお伺いをいたします。昨年1月15日に国内で新型コロナウイルスの初感染者が出たわけであります。その後、3か月後ぐらい日本全体でも1万人を超えるという爆発的なパンデミックというような感じの流行になってきたわけであります。そこでまず、新型コロナウイルス感染予防対策のこれまでの本市の取組についてをお伺いしたいと思います。その中で最近では例えば1,600本ののぼり旗を設置してみたり、あるいはPCR検査も少しずつ進んでいるようであれば、そういったところを含めて本市の取組について説明、ご意見をいただければと思いますが、よろしくお願いします。 ◎健康づくり課長(笠原優) 新型コロナウイルス感染症に関しましては、昨年の3月7日に本市において第1例目の感染者が確認されました。それ以降、市の新型コロナウイルス感染症対策本部の協議を軸といたしまして、健康づくり、感染症対策という中で感染症に関する様々な対策を行ってまいりました。3月、4月頃にマスクがなかなか調達できないときに全戸配布、関係団体へのマスクの配付等々を行う中で、基本的には感染防止対策等の市民への周知、対策の徹底ということで、あらゆる媒体を通じて啓発周知を図ってきた。そういった中では、あとはPCR検査センター、医師会が県から委託を受けて開設しました。9月2日に開設をしたのですけれども、そちらへの協力等々を行ってまいりました。  最近では、12月頃には独り暮らしの高齢者の方にマスクの配付、あるいはまた年明け、今、委員がおっしゃったように、のぼり旗等による啓発といったことを行ってまいりました。PCR検査等に関しましては、今申し上げました医師会が県からの委託を受けて実施しております太田地域外来・検査センターというPCR検査センターを9月2日に開設いたしまして、現在運用している状況であります。それ以外にも、11月頃から県の受診相談体制というのが変わりまして、地域の診療所等においてもPCR検査等がかなりの数で実施をされてきております。太田市内においても20、30という数でPCR検査等が実施されてきているといったような状況でございます。 ◆委員(山田隆史) そういった地道なご努力によって太田市も、この程度が多いのか少ないのか分かりませんが、抑えられているのかなという、一定のブレーキがかかっているのかなという感じがいたします。がしかし、本日の健康医療部からの報告によりますと、群馬県がもう既に4,600何がし、本市も今日の報告ですから昨日ですか、昨日1名、ほぼ毎日相変わらず感染者が出ているというのが現状であります。それを考えたところ、むしろこれまではそういった形で今月まで来ましたが、この先の問題がやはり大事かと思います。これからの取組についてお伺いいたします。  これからの取組の中で、さらにPCR検査、あるいはクラスター対策であるとか、今、社会問題になっています変異型の対策もこれから考えていかなければいけないのかと思います。PCR検査、先ほど出ましたけれども、太田市はあまり積極的でもなさそうな感じがするのですが、無症状による感染拡大防止策にはPCR検査しかないのかと思うわけです。したがって、そこの部分はできるだけ積極的に検査の実施をしていただけることが大事かと思います。検査の方法ですが、例えば新潟の場合は去年の3月1日からドライブスルー方式だとか、あるいは神奈川県の横須賀市であるとウォークスルー、要するに、駐車場にテントか何かを張って、そこで皆さんが歩いて順番を待って検査を受けるとか、いろいろな方法を取ってやっているようでありますが、太田市もできれば積極的ないろいろな方法の中でPCR検査の対策を取っていただけると大変ありがたいと思っています。  また、今言った変異株ですけれども、これは増加を受けて国が監視体制をまさに強化して、各自治体にいろいろな通知が来ているかと思うのですけれども、それについては、本市の場合は国から変異株に対する対策については特に指示はございませんでしたか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 幾つかご質問をいただきました。今後の取組の中で特にPCR検査ということで、市としても無症状者の方にPCR検査、いわゆる社会的検査の実施、市としては、この辺のところは、やはりある一定の期間を置いて定期的にPCR検査を実施していかないとなかなか検査の効果というのは発揮できない。1回だけで終わってしまっては、そのとき陰性、特に感染していなかったねということで終わってしまう。それを継続していくとなると、経費的な負担というのがかなり大きくなってくるという中で、なかなかこれが難しいというスタンスでございます。国において感染症全体の中で検討していっていただくのがよいのかという基本的なスタンスがあります。  また、クラスター対策に関しましても、これまでに太田市内で7か所ぐらいのクラスターというのが起きております。その中で今後、今までも基本的にはクラスターが起きた場合も、県がその対応、対策を取るというような形、高齢者施設数等においても現地調査、C−MATというチームが編成されておりまして、保健所であったり地域のお医者さん、そういった方たちが四、五人で1チームをつくって対応していきます。飲食店等においては、市としてできることは、感染拡大のおそれがある場合などはホームページ等を通じて一緒に周知、広報を行っていくというような形で、クラスターで市が直接ここに関わるというのは、現状の法制度の役割の中では特に市はございません。
     また、さらに変異株等についての対策というのも、これはなかなか市町村レベルで市の中で検査できるというようなものがございません。国立感染症研究所であったり衛生環境研究所、そういったレベルの中でのウイルスの検査、変異株を検出していくというようなことであります。市としての対策というのは今のところは特にないという状況であります。 ◆委員(山田隆史) 今までやってきたことの繰り返しになってしまうのかなという感じがいたします。例えば、うがい、手洗い、マスクに換気といったこと、その中で私は面白いことを発見したのですけれども、ソーシャルディスタンス、それからフィジカルディスタンス、キープディスタンスというのがあるのです。これはもちろんお分かりになると思うのですけれども、いろいろな表示が出ていますと、一般の方は分からなくなってしまう。私なども不思議に思うのですけれども、その辺も何か統一してもらったほうがいいのかなという感じがしないでもないです。ソーシャルディスタンスというのは社会的な間隔を空けろということですか、あとフィジカルディスタンスというのは身体的なものである。キープディスタンスも間を空けておけということなのでしょうけれども、場所によってそれぞれ違った標識がありますけれども、それも何かで統一ができるといいのかと。意味が分からない中でいろいろなものが出てくると、余計市民の方が迷うのかなという感じがいたします。  あと、先ほど申し上げました変異株の問題ですか、群馬県も3人目が出ました。それから、隣県であります埼玉県が過日20名ということです。利根川は川の幅が結構広いのですけれども、隣ということもありますから、非常に太田市はリスクを考えておかなければならないかなという感じがいたします。そういった展開をしても、PCR検査も含めた、さらに変異株を探す検査の仕方があるようですけれども、そのようなものも頭の中に置いておくといいのかと思いますけれども、その辺、2つについてよろしくお願いします。 ◎健康づくり課長(笠原優) 確かに変異株の早期発見といったところ、その辺はまた今後、群馬県内でどういう体制でいくのか、保健所なり県なりとまた連携を取りながら、対応が可能であるのかどうかというのはあれなのですけれども、その辺の連携を取っていきたいとは考えております。PCR検査につきましても、なかなか単独でというところは難しいので、県との中でいろいろ意見交換等は県の担当者なりとはできますので、そういった中で協議をしていきたいと考えております。 ◆委員(山田隆史) 今言った変異株については、第4次の爆発的な流行がまた来るであろうといった形で、識者が盛んにマスコミ等の中で懸念をしているところがありますので、リバウンドということになるでしょうか、それは避けたいということがありますので、本市としても、これまでも群馬県では多いほうで2番目であるということも踏まえて、いろいろ考えて対策を取っていただけるように心がけていただくことが大事かと思いますので、よろしくお願いします。それについて一言。 ◎健康づくり課長(笠原優) 委員がおっしゃるように、まだ1都3県で緊急事態宣言が延長されているのですけれども、それが終わってリバウンドというような、群馬県においては本市も県独自のガイドラインが4から3にやや緩められました。天気もよくなってきます。お花見の季節であります。やはりどうしても緩み、人の交流が増えてくる。そうすると、やはりそれがリバウンドとしてまた新たな波が押し寄せてくる、そういった専門家が危惧するというようなところもございます。  それと併せて、今、委員がおっしゃっているように変異株、変異株も最近のニュース等を見ますと、やはり全国あちらこちらで発見が増えてきているという状況、これが見えてくる、増えてくると、あっという間に感染がまた増えてしまうという可能性もあります。これが第4波として押し寄せてくる。そういったことが起きないように、やはり市として基本的な手洗い、うがい、感染防止対策の基本を徹底していく、これを基本として市民の方に周知徹底を図っていきたいと考えております。 ◆委員(山田隆史) 続きまして、ワクチン接種の取組について、先ほど同僚委員からも幾つか出ておりますけれども、2月には第1グループと言われる感染リスクが特に高い医療従事者関係の接種がもうスタートしたわけですけれども、ワクチン接種の全体的な時期と内容について説明をお願いいたします。 ◎健康づくり課長(笠原優) 新型コロナウイルスワクチンの全体のスケジュール的な感じですけれども、まず市が実施主体となって最初に65歳以上の高齢者を対象として行います。その後に基礎疾患を有する方、さらには高齢者施設等の従事者、その後に60歳から64歳までの方、さらにその次にそれ以外の方というようなことで、今現在、接種順位が国から示されております。当初、医療従事者もまだまだ県内、今週予約が始まるぐらいというのを聞いております。ワクチンの供給が当初よりも大分遅れてきているというような状態で、65歳以上の方、最初に接種ということで4月中も県内全体で2万7,000人ぐらいの方が2回分接種できる量が4月の第3週、第4週ぐらいまで、それまでにはそのぐらいしか届かないというような情報が来ております。 ◆委員(山田隆史) いずれにしても、予防接種が急がれているところでありますけれども、次に4月から65歳以上の高齢者のいわゆる第2グループの接種が予定されていたと思いますけれども、本市の65歳以上の高齢者人数はまず何人おりますか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 65歳以上の対象者の方が来年度、令和4年3月31日現在の基準日で年齢を計算しております。来年度に65歳以上になる方ということで、6万800人ほどいらっしゃいます。現在の数字です。 ◆委員(山田隆史) それでは続きまして、次にワクチンを受ける手順についてお伺いをいたします。皆さんはワクチンを受けるのを非常に心配されていますので、手順が分かったら説明していただけるとありがたいのですけれども、よろしくお願いします。 ◎健康づくり課長(笠原優) 手順につきまして、基本的にはワクチン接種の対象者の方に個人通知を発送します。基礎疾患を有する方は申出によりという形になるのですけれども、それ以外の方は基本的に抽出して全て個別で通知を発送させていただきます。それを受けて、対象者の方は個別、集団等に予約をしてもらう、接種をしてもらうというような流れになります。 ◆委員(山田隆史) あと、話が若干戻るのですけれども、盛んに問題になっております65歳以上の高齢者の新型コロナウイルスワクチンの接種体制についてお伺いをいたします。先ほど話が出ているのは、太田市は基本的には個別という話をしておったような気がするのですけれども、個別と集団と2つ大きく分かれる、あるいは両方採用するというところもありますけれども、本市の場合は最終的にどういった形を取り入れるのか、よろしくお願いします。 ◎健康づくり課長(笠原優) 65歳以上の方を対象にということで、基本的には医療機関で受けていただく個別接種をメインといたします。最終的に補完で集団も実施する可能性もあるのですけれども、まず65歳以上の方には、医療機関と65歳以上の方の対象者の間に市の職員を入れてコーディネートするというようなことを今考えております。65歳以上の人たち、希望する方が漏れなく円滑に接種が進められるような体制を取って進めていきたいと考えております。 ◆委員(山田隆史) どちらも一長一短あるのです。個別接種でやるとなりますと、今度は薬の搬送であるとかいったところ、あと冷蔵庫だとか物資の問題等いろいろ絡んできます。その難しさがある。そしてまた、集団ということになりますと、ドクターや看護師の確保の問題が出てくる。いろいろ両方が一長一短あるのですけれども、集団ではなくて個別ということで考えていらっしゃるということで、かかるほうはよく分かっているかかりつけ医が大体中心になるのかと思いますので、安心感があって大変いいのかと思います。また、とはいっても、かかりつけ医で個人接種といっても、例えば足の不自由な方とか、あるいは体調がすぐれない方とかいろいろいるかと思うのですけれども、そういった人たちのそこまでの足の確保等は何か特別に考えておりますでしょうか。 ◎健康づくり課長(笠原優) 交通手段がないとか、お医者さんに行くまでの大変な方、タクシー利用とか、そういったことも視野に入れております。国庫補助の対象になるというようなことも確認をしております。可能なものを考えて対応を取っていきたいというところであります。 ◆委員(山田隆史) 県内の他市の話ですが、公用車を使ったり、タクシー券を発行して両方で障がい者等々の救済をするというのが過日、新聞に出ておりましたけれども、本市はその辺は特にそこまではまだ考えていないのですか。 ◎健康づくり課長(笠原優) タクシー券利用とか、そういった方法を今いろいろ担当レベルでは考えていくという中ですけれども、いずれにしろ、タクシー利用とか、そういうものも前向きに検討させていただきます。どういう方法、タクシー券を使うかとか、いろいろその辺はまた検討していきたいと考えております。 ◆委員(山田隆史) それでは、ワクチン接種後、これも皆さん不安でいらっしゃるらしいのですが、接種後の有害事象と副反応について、まず概要と対策についてお願いしたいと思います。 ◎健康づくり課長(笠原優) 副反応、現在、最初に流通するファイザー製のワクチン、アレルギー反応ということでアナフィラキシーショック、接種後15分から30分程度その場にいて様子を見ていただくというのが基本になっております。既に新聞、テレビニュース報道等で、先行して実施している医療従事者等の中で3例ほど、そういったアナフィラキシーショックが確認されているというような報道もされております。この辺の副反応については、我々も専門家ではないので何とも言いようがないのですけれども、10万人に1人の割合とか20万人に1人の割合で出るというようなことが言われているのですけれども、そういう事故がないような形で実施をしていくこととしているのですけれども、申し訳ないですけれども、こればかりは何とも言いようがありません。 ◆委員(山田隆史) それでは次に、保健所の設置についてお伺いをいたします。過日の新聞によりますと、感染者情報はなぜ別々な発表があるのか。その別々な発表というのが、県と前橋市と高崎市の3か所から発表が出ている。非常に分かりづらいという記事が出ております。そうしたことから前橋市と高崎市以外では、地元の感染者が出ると情報は保健所、つまり県に集まるために県は個人の特定につながるということで、情報の公表やら提供に非常に慎重であるということから、被害の情報があまり入ってきていない。非常に情報の収集が遅れるというか、実際にはちゃんと届いていないと思われるところがあるわけです。中核市であれば、実は保健所を設置することができるではなくて、保健所設置をしなさいというのが、地域保健法の第5条で「中核市その他の政令で定める市又は特別区が、これを設置する」という条文があるのですが、とはいっても各市町村の事情もありましょうから、それぞれが考えて結果を出せばいいのでしょうけれども、可能性として保健所設置ができるということであるならば、できれば本市も中核市の仲間入りをしているということで保健所の設置が望まれるところであります。  例えば、去年の4月ですけれども、非常に遅れて中核市に移行した水戸市の場合ですけれども、県から移管された2,600の事務のうち、半分が保健所に関することだということです。保健所を持つということは、政策が機動的に実施できる、非常に利便性が高まるということです。例えば、中核市でなければ情報が入りにくい、中核市であればいろいろ情報が入ってくるというスピーディーな情報の取得等々が考えられて、非常に住民サービスにつながるであろうというのが記事として出てきております。そういったことから、本市も住みやすさランキングは当然群馬県で一番ですが、さらに市民の安心安全という面を考えたときに、保健所設置がしてあるとするならば、さらに住みやすさが助長できる。さらにランキングとかまちの格が上がるのではないかという感じもいたします。もし可能であるとするならば、保健所の設置というのも考えていただけたら大変ありがたいと思いますけれども、これは副市長にお伺いしたほうがよろしいでしょうか。 ◎副市長(木村正一) 保健所設置云々につきましては、ちょうど1年前の3月7日の第1号から何回か市長とも、保健所があったほうが今委員がおっしゃったようなメリットもあるのではないかということを市長からも伺ったのですけれども、一方で保健所がある、平時と有事ですけれども、今は有事なものですから、その必要性というのがクローズアップされるのかとも思いますけれども、保健所があることによっていろいろな負担ですとか、そういったものも一方で考えなくてはいけないということで、今の判断では保健所を太田市に誘致するという段階には至っておりません。 ◆委員(山田隆史) 有事かどうかという話になると、今は有事ということも言えるのかと思うのですけれども、これから長い目で見て同じことが繰り返す、同じような状況になるとは思いませんけれども、何が起きるか分からないというのもありますね。もう一つは、保健所を持つことによってまちの格も上がるのではないかという感じもいたします。そこに住む市民の安心度というものも高まるのかと。住みやすさも高まるのではないかということで、保健所があることの優位性というのも大きくあるのかという感じがするわけです。中核市として、まちの規模としては問題なく保健所を設置することができるという位置に来ているわけなので、予算とかいろいろな問題が出てくると話は別なのですが、あと難しさ、保健所長はドクターであるということが必要だとか、いろいろな縛りもあるから大変かと思うのですけれども、それも含めて最後に副市長にもう一度お考えをお願いします。 ◎副市長(木村正一) 市の格が保健所の有無というのもあるかと思います。一方で、そういうことに関して限られた経営リソースといいますか、財源も、あるいは人材もひっくるめて、あるいはいろいろな施策の優先順位等々を総合的に判断して、これは定めていくべきだと思いますので、一つのご提言として承りたいと思っています。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(星野一広) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後2時25分休憩 ○委員長(星野一広) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後2時30分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。  なお、議場内の気温が上昇しておりますので、上着については脱いでいただいて結構です。      ◎ 5款労働費〜7款商工費に対する質疑 ○委員長(星野一広) 次に、5款労働費から7款商工費までについて審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高藤幸偉) 176ページ、5款1項1目、雇用関連対策事業についてお伺いをいたします。各種業務委託料690万円とありますが、委託の概要をお聞かせください。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) こちらは女性活躍推進及び多様な働き方を実現するための一環としまして、女性や大学生、中高生を対象に、国の交付金であります地方創生推進交付金を活用して実施する事業に関する委託料でございます。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、業務委託の内容についてお聞かせください。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 本業務委託につきましては3つ事業がございます。1つは、女性を対象といたしまして、起業塾でありますおおたなでしこ未来塾を実施いたします。また、2つ目としまして、大学生を対象にワークライフインターン事業というものを実施いたします。また、3つ目、中学生、高校生を対象としましたキャリア教育支援事業を実施する予定でございます。 ◆委員(高藤幸偉) 地域就職氷河期世代支援加速化事業の概要をお聞かせください。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) この事業は、本年度から国の地域就職氷河期世代支援加速化交付金というものを活用して実施しております。バブル経済崩壊の影響を受けました、いわゆる就職氷河期世代の人材が就労に対する選択肢を持ち、また就労意欲を持てるようにステップアップしていくことを目的として実施するものでございます。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、本事業の具体的な内容についてお伺いいたします。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 本事業は、対象年齢を令和3年4月1日現在ですと、4年制大学卒業ですと39歳から50歳、また高校卒業の方ですと35歳から46歳を対象に行う事業でございます。1つ目に、ロボットプログラミング教室の開業支援事業になります。もう一つ、2つ目、プログラミング人材育成キャンプ事業を予定しております。 ◆委員(高藤幸偉) 太田地区の職業訓練協議会補助金についてお伺いしますが、どのような業種にどのような補助金をしていますか。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 太田地区職業訓練協議会が、建築関係の技術を学ぶことのできる太田地区高等職業訓練校がございますが、こちらに対する補助金となっております。 ◆委員(高藤幸偉) 建築関係の技術ということですが、どのような学科があるのか、何年制で授業日数、それから時間等が決まっているようでしたら教えてください。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) こちらは木造建築科、それから板金科、配管科、造園科の4科がございます。木造建築科のみ2年制でございまして、その他の科は1年制になります。年間授業日数は151日、1回2時間の授業、合計302時間の授業時間となっております。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、年間事業料は訓練生からどのくらい徴収しているのか、お聞きします。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 年間の授業料といたしまして4万2,000円、そして入校時に入学金といたしまして1万円いただいております。 ◆委員(高藤幸偉) 訓練校で学んだ訓練生は就職後、どのような仕事に就いているでしょうか、お聞きします。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 生徒は、それぞれ会社に所属しながら夜間学んでいただいておりますので、卒業後はそれぞれ所属する会社に戻りまして、その学んだ知識を生かして建築関係の現場で活躍していらっしゃいます。 ◆委員(高藤幸偉) 全科目の訓練生は100%卒業していますか。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 多少年によって違いはあるのですけれども、100%のときもありますし、例えば昨年度、令和元年度ですと16人中、お1人退校してしまったのですけれども、15人が卒業されました。率にしますと93.8%が卒業されたということでございます。 ◆委員(高藤幸偉) 労政対策推進協議会の目的をお聞かせください。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 労政対策推進協議会は、太田市における雇用の確保、また定着を目的としております。 ◆委員(高藤幸偉) 本市における雇用の確保、定着を目的とした協議会ということですが、組織構成はどのようになっていますか。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 本市と太田商工会議所、また太田公共職業安定所、いわゆるハローワーク太田と言われていますけれども、その3者が中心となりまして事業を進めております。 ◆委員(高藤幸偉) 具体的にどのような事業を行っておりますか。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 具体的には、例えば子育て支援就職面接会といったものですとか、あと雇用情報交換会、それから新入社員研修会といったものを開催しております。 ◆委員(高藤幸偉) これは国、また県からの補助金等はありますか。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 国、県からの補助金はございません。本市と太田商工会議所からの負担金によりまして運営をしております。 ◆委員(高藤幸偉) 新型コロナウイルスの影響により、雇用環境は改善の兆しがあるものの、まだまだ予断を許さない状況にあります。雇用の確保は、太田市発展のためにも重要なテーマだと思っていますので、今後の取組について担当課の所見をお聞かせください。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 委員がおっしゃるとおり、雇用の確保は大変重要なテーマ、これはもちろん当然そのように認識をしております。ですので、今後も、本市はもちろんですけれども、ハローワーク、そして商工会議所、商工会等々連携を図りまして、事業を推進していかなければならないと考えております。 ◆委員(高藤幸偉) 次に参ります。184ページ、6款1項5目の畜産経営対策事業についてお伺いをいたします。初めに、CSFに感染した野生のイノシシの確認地域を県内の18市町村に拡大し、陽性数は累計で100頭を超えているとのことです。CSFの終息には時間がかかると見られ、農場にもウイルスが侵入するリスク、さらにそれで養豚農家の緊張は続いております。近隣では、桐生市の新里町や赤城山山麓で4頭感染が確認されているとのことでありますが、情報は密にしたほうがよいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 委員のおっしゃるとおりでございまして、県内の野生イノシシで陽性が確認されている場合でございますが、群馬県より各養豚農家へ連絡、そして市を含めた関係機関に対しても随時情報提供されているというような状況でございます。 ◆委員(高藤幸偉) 太田市の現状を伺いたいと思いますが、市内に養豚農家、そして農場はどのくらいありますか。また、どのくらい豚を飼育していますか。さらに、CSFワクチンを接種されているのはお聞きでしょうか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 太田市内における養豚農家や農場の数でございますが、7戸、8農場で飼養されているということでございます。飼養頭数につきましては、およそ1万8,000頭と伺っております。また、CSF、いわゆる豚熱ワクチンの接種についてでございますが、全戸全頭で実施しているということでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(高藤幸偉) 令和2年度当初予算でCSFの予算はついていないが、令和3年度予算については48万3,000円を計上されておりますが、その理由をお聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 令和元年度まではワクチン接種料について国が全額負担していたという状況がございました。しかしながら、国及び県より令和2年度からワクチン接種料については全額農家負担にするというような指示がございました。急遽市としましては、養豚農家の負担軽減を図ることから、飼養豚(後刻発言の訂正あり)につきましてワクチン接種料の3分の1を補助することが決定しました。このようなことから令和2年度当初予算の計上には間に合わなかったというような状況でございます。よろしくお願いします。 ◆委員(高藤幸偉) これから野生イノシシも動きが活発化してくると思います。今後の対応をどう考えておりますか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 引き続き、県と連携をいたしまして、農場の防疫措置確認と情報提供を行いながら対策に努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(高藤幸偉) 続きまして、CSFも気になるところでございますが、近年、日本中で猛威を振るっています高病原性鳥インフルエンザについてお伺いいたします。昨年の秋頃、栃木県においてオオハクチョウの死骸から高病原性鳥インフルエンザA型の陽性反応が出て、最近では同じ栃木県内の猛禽類からインフルエンザの陽性反応が出たとの発表がされております。群馬県においても、発生時から半径10キロメートル圏内を野鳥監視重点区域に指定をするとのことです。多々良沼などがあり、渡り鳥の飛来も多い館林周辺地区は警戒を強めているとのことでありますが、本市においても遊水地や貯水池などがあり、渡り鳥の飛来もあるのではないかと思いますが、本市の対応、対策についてお聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 高病原性鳥インフルエンザにつきましては、県内の農場では発生はございません。しかしながら、CSFと同様に、群馬県と連携を図りつつ、養鶏農家への情報提供や情報共有により防疫対策に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、次に参ります。予算書190ページの6款1項9目農村環境改善センター管理運営費についてお伺いをいたします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 初めに、目的でございますが、農業及び農業者のための施設として、農業者等の農村在住者の健全な発展を期することで、健康管理、集会や研修等の地域住民のコミュニティー活動ができる多目的施設でございます。続きまして、施設概要でございますが、昭和62年10月にオープンいたしました。敷地面積でございますが、7,700平方メートル、延べ床面積ではございますが、1,279.15平方メートル、鉄筋コンクリート造2階建て建物で、指定管理者の太田市農協により貸館業務が行われ、スポーツ活動、料理教室、最近では味噌づくりが特に多いのですが、こちらの活動に利活用されているという状況でございます。 ◆委員(高藤幸偉) 農村環境改善センターには何名の職員がいるか、お聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 指定管理者であります太田市農協職員としまして、常勤職員1名、臨時職員1名の合計2名が在勤しているということでございます。 ◆委員(高藤幸偉) 農村環境改善センターの土地と建物はどこが所有をしていますか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 土地、建物ともに太田市の所有でございます。 ◆委員(高藤幸偉) 農村環境改善センターの今後の管理運営について、何か計画等がありましたらお聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 令和3年度も、引き続き指定管理者制度による事業運営を継続させていただくということでございますが、なお、近年は利用者の高齢化等の理由により利用率が減少しているという傾向も踏まえまして、民間での利活用を含め、今後施設の有効活用を検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高藤幸偉) 次に変わります。198ページ、7款1項2目の観光振興団体等の支援事業についてお伺いをしたいと思います。看板、雑誌、新聞などでいろいろありますが、どういった広告料か、お聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 広告料でございますが、東武浅草駅構内に掲示する藪塚温泉の看板広告料となっておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高藤幸偉) 次に、八木節連合会事業補助金とありますけれども、この補助でイベント行事等に参加されることでしょうが、年間の行事回数、また1日の人数、その他の経費についてお聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 太田市八木節連合会に対するイベント参加を含めた運営補助となっております。対象事業といたしましては、令和元年度になりますが、関八州八木節大会参加、子ども八木節教室の開催、おおた夏まつり、全国スポーツ・レクリエーション祭などのイベントでの演奏など計19件の行事に係る経費及び団体運営に関係する事務費でございます。 ◆委員(高藤幸偉) 次に、観光PR事業の補助ですが、どのようなPR事業か、お聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 市内観光資源をPRし、観光誘客を図ることを目的とした太田商工会議所が実施するイベント、呑龍市であったり、太田の観光名所、総選挙などイベントに対する補助金でございます。 ◆委員(高藤幸偉) 次に、観光客誘致対策事業負担金とありますけれども、誘致対策とはどのような事業か、お聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) これは太田市ゴルフ場連絡協議会に対する補助金でございまして、看板の設置、雑誌への広告掲載など、そういったものによりゴルフの利用を促進して、それをもって本市の誘客を図るものでございます。 ◆委員(高藤幸偉) 次に、観光物産協会運営費等負担金の概要及び260万円増額された要因をお聞かせください。
    商業観光課長補佐(石崎達也) 太田市観光物産協会の運営に対する負担金でございます。主な事業といたしましては、ホームページ、SNS、パンフレットの作成、駅や高速道路でのキャンペーン、また太田駅の観光案内所の運営、先日実施いたしました上州太田七福神スタンプラリーなどイベント開催が主な事業となっておりまして、増額分につきましては、現在リニューアル工事を行っております太田駅観光案内所で物産販売をするための委託費用及びスポーツを活用したPR事業を展開するための経費となっております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(高藤幸偉) 各種協議会等の負担金、これは補助または負担金を受けている団体等の内訳をお聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 4点ほどございまして、両毛地域・東武鉄道観光誘客連絡会議負担金80万円、両毛7市と東武鉄道でございます。群馬県観光物産国際協会年会費30万円、ウェルカム・ぐんま国際観光推進協議会年会費5万円、群馬県温泉協会等負担金2万円の以上4点となっております。 ◆委員(高藤幸偉) 観光振興団体等の支援事業ということですけれども、令和2年度において新型コロナウイルスの影響で営業も大変な売上減だと思っております。本市においては観光事業が弱いと思っていますが、内容が盛りだくさんあり、関東圏内でも産業としてもあります。さらに歴史もあり、藪塚温泉郷、ジャパン・スネークセンター、それから三日月村、また東武の公共交通、またスマートインターチェンジ、ゴルフ場、多彩な原資があるかと思いますけれども、今後、太田市でのイベント、また催し等がありましたらお聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 特に藪塚地区への観光誘客事業でございますが、これまでやぶ塚かかしまつりであったり、藪塚温泉のパンフレットを作ったり、また温泉とお花コースといった観光コースの企画をしたりというようなことをやってまいりました。また、今年のコロナ禍、令和2年7月には市内の宿泊施設に宿泊いただいた方に対して市内の物産品をプレゼントする「泊まってもらおうキャンペーン in OTA」を開催いたしました。今後についてですが、観光物産協会でできることと民間だからすぐれてできることとあるかと思います。お互い連携しながら、新たな取組を研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの高藤委員の質問について、高柳参事から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 先ほどのCSF、いわゆる豚熱のワクチン接種の答弁の中で養豚農家の負担軽減についてご説明させていただいたところでございますが、飼養豚と回答させていただいたわけですが、繁殖豚が正解でございます。訂正させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(星野一広) よろしいですか。 ◆委員(高藤幸偉) はい。      ◎ 休     憩                                       午後2時55分休憩 ○委員長(星野一広) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後3時15分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(八長孝之) 182ページ、6款1項3目農業振興費に関連してお伺いをさせていただきます。まず、農業振興PR事業という事業ですが、どのようなものか、お聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 農業振興PR事業についてでございますが、地元農家と地場産農産物の信頼と理解を高め、地域農業の活性化を図ることを目的に、市内の農業協同組合が実施する農業祭といったものに農畜産物の展示即売会の事業経費の一部を助成する事業でございます。 ◆委員(八長孝之) 太田市には様々なすばらしい農畜産物がありますけれども、先週はテレビで大和芋が紹介されましたが、太田市産の農畜産物でほかに何かPRしたいようなものがあるのか、お聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 太田市では大変特徴のある農畜産物がございまして、大和芋、そして小玉スイカ、ブリックスナイン、モロヘイヤなどがございます。 ◆委員(八長孝之) 先ほど聞いた大和芋、小玉スイカ、ブリックスナイン、モロヘイヤはとてもおいしい農畜産物だと思います。今後、このような農畜産物をどのようにPRしていくお考えがあるのか、お聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 令和2年度でございますが、「満天★青空レストラン」という番組がございます。日本テレビ系の番組ですが、そういったテレビや新聞等のメディアを活用させていただいて、市の特産品である先ほど申し上げました農産物の出荷が盛んな時期を捉えて関係者が市長などを表敬訪問している実態がございます。そして、広く注目される機会を与えていただいているというようなところもございます。今後も引き続きですが、地元の市民の皆様をはじめ、多くの消費者の方々に太田市の農畜産物のすばらしさを知っていただけるよう、生産者や関係機関と連携してPRしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(八長孝之) 先ほどメディアというお話がございました。先ほど「満天★青空レストラン」で大和芋が紹介された際に、売上がかなり上がったというお話も伺っております。今後のPRの方法として、メディア等の活用を積極的にしていくというのも確かに一つの手かと思っているのですけれども、太田市の畜産物の今後のPRについて部長のお考えをお聞かせください。 ◎農政部長(高田進) ありがとうございます。「満天★青空レストラン」は私も大変楽しみにして見させていただいて、よくできた番組だなと感心しております。全国ネットによりますメディアの影響力は非常に大きいものだと感心しているところですけれども、今、売上げが伸びたというお話をしていただきましたけれども、放送直後の週単位の部分になるのですが、前年対比で約270%伸びているという状況であります。こうした機会を捉えまして、テレビや新聞、各メディアに積極的に活用を促していきたいと考えております。また、道の駅おおたにおきましては、引き続き各種イベント等でのPR、そしてまた学校給食では、地場産品を使った給食として提供などをしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(八長孝之) 本当にすばらしい農産物がたくさんありますので、ぜひアピールを今後ともお願いできればと思います。  次に、184ページ、6款1項5目畜産振興費についてお伺いをさせていただきます。令和2年度、本市においても畜産物、家畜であったり野菜の盗難がございましたが、盗難の被害の現状がもし分かればお聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 農畜産物の盗難の被害の状況でございますが、施設野菜としまして、藪塚地区において小玉スイカで17件ございました。ホウレンソウで2件、畜産関係でございますが、新田地区において肥育豚が1頭、そして子豚が50頭の盗難被害があったと確認しております。また、地域とか件数とかというのは把握できていないのですが、米の盗難被害もあったというようなことは聞いております。 ◆委員(八長孝之) 次に、盗難による農業被害が発生した際、救済するための何か補償や保険があったらお聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 盗難に関する保険についてでございますが、農業共済組合が行っている農業保険法に定めた農業保険制度の中で収入保険や家畜共済といったものがございます。 ◆委員(八長孝之) こちらの収入保険の加入促進事業は182ページに記載されているものかと思うのですけれども、こちらは先ほどの家畜等が盗難に遭った際の保険としても、収入が落ちた際には活用できるということで理解してよろしいでしょうか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 盗難被害に対する市独自の助成や補償ではございませんが、こちらにつきましては盗難に遭ったものに関しても含めて、全ての農産物等の収入減に対して該当するということでございます。 ◆委員(八長孝之) 最後に、部長にお伺いをさせていただきます。先ほど農畜産物の盗難の現状について伺いましたが、本市においてもかなりの盗難があったという現状が確認できました。この収入保険制度の加入の促進であったりとか、本市独自の助成や補助の考えがもしあればお聞かせください。 ◎農政部長(高田進) 委員のご指摘、盗難被害に対する市独自の助成なり補助という考え方ですが、残念ながらこちらにつきましては今のところ考えはございませんが、今お話のありました収入保険は国が推奨する一押しの保険でありまして、盗難による収入減に対しても適用になるということでありますので、これを推進してまいりたいと考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(八長孝之) テレビなどで盗難に遭われた方のインタビューを見たのですけれども、被害だけではなくて、やはりせっかく心を込めて育てた畜農産物が盗まれたというところで心の問題もあるというところなので、その辺のフォローもぜひお願いできればと思いますが、部長のお考えをもう一度お聞かせください。 ◎農政部長(高田進) 確かに心を込めて生産をしたという経過がございますので、私どもも、そういった経緯を行動で示そうではないかということで、実は令和2年10月から11月にかけまして、農政部で青パトを2台活用いたしまして、防犯パトロールを実施させていただきました。農家の方の心に寄り添うような行動に努めてきたところであります。そのような思いで今後も取り組んでまいりたいと思います。 ◆委員(八長孝之) では、次の質問に移らせていただきます。190ページ、6款1項8目の農地防災施設管理経費の除草業務委託料に関連してお伺いをさせていただきます。遊水池を目的外で利用することは可能か、まずお伺いします。また、利用することが可能であれば、現在どのように利用されているのか、実例があればお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 遊水池の目的外利用につきましては、遊水池が国との贈与契約で第三者の貸出しは禁止されております。しかし、利活用したいという要望があれば、本来、遊水池の目的を妨げず、地域住民に迷惑をかけないこと等を条件に協議していきたいと考えております。しかし、新たに利活用が認められた場合でも、利活用に必要な整備費等については市の負担は現在考えておりません。 ◆委員(八長孝之) 利活用の状況、具体的にどのように活用されているのかもお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 現在の遊水池の利用状況でございますが、宝泉遊水池でグラウンドゴルフ、サッカー、釣り池等で利用されています。また、長堀六千石遊水池では少年野球チームに対して、大谷幹線遊水池では地域の住民の散歩程度で現在使われております。 ◆委員(八長孝之) 先ほど少しお答えいただいてしまったのですけれども、目的外利用で利用される際、まず初めに、利用目的に沿った整備というものが必要になるかと思いますが、その際の整備や費用については、負担は先ほどの答弁どおりお考えはないということでよろしいでしょうか。 ◎農政部参事(清水純一) 現在、遊水池を利活用している団体は、遊水池建設中に利用要望が出され決定しまして、その目的に沿って整備がされております。今後、既設の遊水池を利活用したい団体があった場合については利用目的に、先ほどと答弁が重なりますが、協議して許可していきたいと考えております。また、先ほどと答弁が重なりますが、整備などの費用は、大変申し訳ないですが、市のほうでは考えておりません。あくまでも利用団体にて整備をしていただくという形になるかと思います。 ◆委員(八長孝之) 今のご答弁を伺うと、遊水池建設中に利用要望がされ決定したため、その目的に沿って整備を行いましたということですが、今後、このような遊水池が建設される場合、建設が予定しているときに協議して利用の許可が下りる場合においては、そういった整備をお願いすることは可能と受け取ってよろしいですか。 ◎農政部参事(清水純一) 新しく遊水池の建設等が計画された場合については、地域住民の方にご案内いたしますので、そういった場合に地域団体の利用状況とか、いろいろな目的等があれば、事前に協議の上、利用目的にすることはできるかと思いますので、新しく計画されたものについては事前に協議をいただきたいと思います。 ◆委員(八長孝之) 本市では、第5次実施計画でもスポーツによるまちづくり、地域活性化の推進を掲げておりますが、スポーツやその他の目的外利用に活用していくことへのお考えについてお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 先ほどと少しかぶるのですが、こちらは基本的には国からの贈与を受けて第三者の貸出しが禁止されているという中で、ただ、地域住民並びにいろいろなスポーツ団体が遊水池の利活用をしたいという要望がある場合については、市としても国、県と協議しながら、なおかつ利活用できる内容に沿って極力使っていただけるような形を取っていきたいと思います。 ◆委員(八長孝之) 最後に部長にお伺いをさせていただきたいのですが、まず、現在あるものに関しては整備、許可申請に関しては申請を出していただければ許可が可能であれば出せるということではありますが、やはり整備に関わる費用に関しては難しいというご答弁をいただきました。ただ、実際に使うとなると、やはり整備というものが必要になるという中で、子どもであったり大人であったり、最近、健康志向であったり、子どもに関しては気軽にスポーツに触れ合える場というのが今後増えていくと、子どもたちのスポーツ推進にとってはすごく魅力的な場になるのではないか。特に遊水池に関して、ふだん大雨が降って水がたまらない限りは本当にそのままになっている状況というところもあるので、そういったことに利活用するということに関してはすごく魅力のある目的外利用の一つではないかと思うのですが、部長のお考えについてお聞かせください。 ◎農政部長(高田進) 委員のご提案、誠にありがとうございます。スポーツ施設としての活用というお話ですが、既存の施設、遊水池ということでそもそも論の話をまずは前提でさせていただきたいのですが、農地防災の施設として管理されているものでありまして、河川の流水を一時的に氾濫させる。地域の水害の被害を軽減させるための施設であるということ、貯水をするということを前提で設置したものだということをまずご理解いただきたいところです。ですから、遊水池が本来果たすべき目的、機能を損なわない範囲であれば利用ができますよという前提でありますので、その辺はお酌み取りいただきたい。スポーツ振興、地域活動なりに、地域の活性化に利用するのだということであれば問題はないと考えますが、先ほどのお話の部分はぜひお守りをいただきたいところです。利活用に対して整備の費用という面になるのですが、遊水池ですので必ず水没をするのが当然でありますので、改修費用をそのたびに捻出するというおそれも出てきますので、少し厳しいお話なのかと考えます。何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ◆委員(八長孝之) もう一度部長にお伺いをさせていただきます。その利活用の仕方というところで、まず水をためるというところでは十分理解はさせていただいております。ただ、その上で子どもたちが今スポーツ施設、ここは明日の質問になってしまうかもしれないのですが、なかなか予約で使えなかったり、ご苦労されているというお話も伺っております。そのような中で、やはり気軽に使える場所というところで使えるといいのではないかというところでの趣旨でのご質問になるのですけれども、一度整備をしていただいた後は団体だったり使っている方たちに後々の整備、目的としての貯水ができるような施設に必ずしておくということの整備というところは、やはりお願いしなくてはならないのかなというところですが、やはり使えるようにする初期投資というのがかなりネックになってしまっているというところで、その辺で将来ある子どもたちのために何とかできないか、もう一度部長のご答弁をお願いいたします。 ◎農政部長(高田進) スポーツ施設という考え方の中で利用するというのは私もいいと思うのです。その投資の仕方ということになりますと、まず、そもそもの話にまたなってしまうのですが、市の農政部に上がってくる陳情案件、それから要望案件、陳情案件については今百七十四、五あるかと思います。要望も年間250件前後出てくるわけです。限られた予算の中で、そういったものを農業のために投資をしているわけです。この遊水池もその一つでありますので、スポーツ施設の関係する部署で予算措置をしていただくなりの方法であれば、農政部についた予算だと予算の使い方とするといかがなものかという話になりますので、市として進めるのだということであれば、農政部とすれば利活用は賛成であります。 ◆委員(八長孝之) 次に、198ページ、7款1項5目、観光PR事業補助金についてお伺いをさせていただきます。まず、分かる範囲で構わないのですが、本年度、やはり新型コロナウイルスの影響がかなりあったかと思うのですが、本市における商工観光の現状について分かる範囲でお聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 県の実施する暦年の調査でございます。本市の入り込み客数は、令和元年が334万300人、令和2年が暫定値でございますが、177万7,000人となっております。 ◆委員(八長孝之) まだ現状コロナ禍ではありますが、新型コロナウイルスが落ち着き、活動が再開できるようになったときを見据えて、また今後交流人口を増やしていくという本市の狙いがありますけれども、交流人口の増加が期待される中、先ほどは農産物のPRについて伺いました。本市の商工観光事業のPRについての施策がやはり必要になってくるかと思いますが、今後の計画であったり、お考えがあればお聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) これまでイベントの直接的な集客がメインでございましたが、プロスポーツの活用であったり、都市間交流であったり、リニューアル中の観光案内所を情報発信拠点として活用するなど、様々な機会を捉えまして本市を知ってもらって関係人口の増加を図る方策に取り組めたらと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(八長孝之) 農産物のPRの際にも伺いましたが、ほかの部と連携をして本市の魅力ある農産物や商工観光を太田市に来たことがない方にも周知、知っていただけるようなPRがやはり必要なのではないかと思いますけれども、やはりメディアを使ったり、いろいろな手があるかと思うのですけれども、何かお考えがあればお聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) これまでも関係課、農政部等と協力いたしまして、大和芋などの農産物だったり、お菓子やお酒などの物産品を弘前市との交流事業とか、駅での観光キャンペーンとかで販売やらPRしてまいりました。農産物は、やはりいろいろなところへ行くと人気でありますので、関係課と連携協力いたしまして、今後とも取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(八長孝之) 最後に部長にお伺いをさせていただきます。やはり交流人口が今後増えていくと予測される中で、食事や観光は太田市ではなくてほかの市でということではあまり意味がないと正直思っております。やはりテレビ等で取り上げていただければ、その宣伝効果というのは一瞬ではありますけれども、やはり実際には一朝一夕ではいかない。やはり末永く徐々に少しずつ数年をかけてPRしていく。そのためには、やはり予算をかけていく必要もあるのではないかと思うのですが、部長のお考えをお聞かせください。 ◎産業環境部長(久保田均) PRにつきましては、スポット的なものではなくて継続性ということを当然考えていかなければなりません。ウィズコロナということで、先ほども申し上げたとおり、課員が物産の販売に関するカタログの作成だとか、動画によるPRの配信をしたりだとか、いろいろと創意工夫をしてきております。こういったものを今後どしどしと出していきたいと考えておりますし、また農政部等他部署との連携を図って、やはり太田の特産品や名所等をPRしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆委員(板橋明) 177ページ、1目農業委員会費に関してお聞きします。平成30年1月に太田市農業委員会で農地等の利用の最適化の推進に関する方針を定めましたが、その際に平成29年3月末時点の農地が6,320ヘクタール、3年後には、令和2年3月末でしょうけれども、農地が6,150ヘクタールになると予測をしております。現状、直近での太田市の農地面積を教えてください。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 令和2年12月末現在の農地台帳上の面積は6,543ヘクタールでございます。 ◆委員(板橋明) ここ3年の農地転用の件数とその面積をお聞きしますが、初歩的なことで恐縮ですが、農地転用につきましては、農地を取得して3年間耕作していないと転用はできないか否かをお聞きします。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 農地の取得は営農拡大を目的としておるわけでございますが、ケースによっては3年をたたずして事情事情で審査しております。3年たたなくても、転用なりほかの用途への活用も可能性としてはあります。 ◆委員(板橋明) 農地転用の件数は。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 3年間の転用推移ですか。 ◆委員(板橋明) はい。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 平成29年度の転用面積68ヘクタール、平成30年度が81ヘクタール、令和元年度が69ヘクタールでございます。 ◆委員(板橋明) 件数が抜けているけれども。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 平成29年度の転用件数893件、平成30年度936件、令和元年度が815件です。 ◆委員(板橋明) 農地転用の主な理由、特に内訳として宅地、駐車場、資材置場などがありますが、何が一番多いのか、その占める割合を教えてください。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 転用目的で一番多いのが住宅でございます。次が露天駐車場、露天資材置場、次に多いのが太陽光発電でございます。割合として住宅目的での転用が、年度ごとには違いますけれども、6割から8割を占めております。 ◆委員(板橋明) 宅地転用の関係ですが、ここ3年の関係で分かれば教えてほしいのですが、その形態として分家住宅とか自己用の住宅などがありますが、そのような状況でお聞きします。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 統計的にも住宅ということで把握しております。一般住宅と農家住宅がございまして、転用の可能となる面積がそれぞれ違っておりますが、その許可基準なりにつきましては建築指導課と情報共有しながら許可できるかどうかを審査しております。 ◆委員(板橋明) 分家住宅ですけれども、農地の白地でなくて、青地しかない場合は、農地転用はできますか。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 調査の上、回答します。 ◆委員(板橋明) 農地には青地と白地があるというほかに、農地所有者でも割と知られていないのが第1種、第2種とか5種類の区分があるのですね。その中で比較的宅地転用が認められているのが第3種農地ですけれども、これは白地が原則なのか、青地でも認めるのかを確認します。そして、第3種農地、宅地転用を認めた件数とその面積を伺います。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 農地には大きく分けて青地と白地がございます。青地から白地になった場合の委員がおっしゃる1、2、3種は白地についての区分でございます。  それと宅地、住宅の転用件数でしたか。 ◆委員(板橋明) 第3種農地として宅地転用を認めた件数。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 住宅への転用につきましては、1種、2種、3種ある中で最も住宅が建てやすいといいますか、既に住宅街に近いということで最も3種農地が住宅の建てやすい要件となっております。 ◆委員(板橋明) 答弁があれなのですけれども、認めた件数とその面積を聞いているので。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 平成29年度から申し上げます。平成29年度、住宅転用が557件、平成30年度が546件、令和元年度が662件でございます。 ◆委員(板橋明) 今は第3種農地を宅地に認めたということですね。確認します。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 住宅が建てられるものにつきましては、3種農地に限らず許可となりますので、今申し上げた件数は第3種農地に限定した数値ではございません。 ◆委員(板橋明) 私は第3種を聞いているので、答弁が期待に沿っていませんけれども、所有している農地が第3種農地か知られているのか、そして、その場所はどこが第3種農地かということが公開されているのか聞きます。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 問合せに関しましては1件1件確認しております。2種に当たるか3種に当たるかの判定につきましては、駅や庁舎かバスターミナルから500メートル以内か300メートル以内かで区分しております。 ◆委員(板橋明) 今お話があったように、第3種農地に該当するか否かは、農業委員会事務方で判定をしてから農業委員会の定例総会に第3種農地の宅地転用を認定するという流れになっていると思います。私は、第3種農地の判定には申請の出ている地域の農業委員やその地域の住民代表などを入れて、そこが第3種にふさわしいかどうかをきちんと判定する委員会をつくる必要があると求められていると思いますが、局長に答弁をお願いします。 ◎農業委員会事務局長(鈴木靖) 今現在、委員がおっしゃる1種、2種、3種の判定ですけれども、こちらは農林水産省が配付しています要綱によってやや機械的に判断するものになっております。開発の案件が出てこない場合、その白地の部分には色づけがされていない状態で存在しています。開発という行為が申請された場合に、それを許可するかどうかの判定の一つの基準として1種、2種、3種をまず判断して、3種ですと比較的転用許可が出やすい、2種の場合には、このような要件がないとだめですよ、周辺農地への影響が出ると改善が必要ですよ、そういう転用の判断に用いるためにワンステップ置いた種別ですので、現状は事務局側が農業委員会の会議に諮る前に判断をして、農業委員はその判断の下に現地を確認に行って確認していただいて、許認可の判断をいただいているといういきさつとなっております。 ◆委員(板橋明) よく農業委員会で私がお話ししたことを検討してみてください。あと、できればどこが第1種農地だかちゃんと公表されている、もしくは図面で落とされているという形で、ぜひ農家の人たちに分かるようにお願いしたいと思います。  次に移ります。次は190ページの水利施設管理の関係で、まず最初に令和元年東日本台風では内水氾濫が発生しまして、排水機場の能力不足や老朽化が課題となりましたが、上堀口排水機場及び石田川排水機場の令和2年度と令和3年度の予算について教えてください。 ◎農政部参事(清水純一) 上堀口排水機場につきましては、令和2年度は市による調査設計業務が341万円、令和3年度は市による調査設計業務が300万円と県営事業による基本設計業務が760万円となっております。また、石田川排水機場におきましては、令和2年度県営尾島東部地区調査計画業務が363万円、令和3年度には県営ストックマネジメント調査委託業務が1,100万円となっております。 ◆委員(板橋明) 国及び県の負担割合について教えてください。 ◎農政部参事(清水純一) 国及び県の負担割合についてですが、上堀口の排水機場の市営環境調査及び県営調査設計業務につきましては、県と市で50%ずつの補助割合となっております。次に、石田川の排水機場でございますが、こちらは国庫補助事業になりますので、国50%、県25%、市25%の補助割合となっております。 ◆委員(板橋明) 今後、排水機場の改修工事完成までのロードマップについてお伺いします。 ◎農政部参事(清水純一) 今後の予定でございますが、まず上堀口の排水機場につきましては、令和3年度に市の調査業務及び県の調査計画業務、令和4年度からは計画概要及びヒアリング資料の作成、令和5年度に実施設計業務を行い、令和6年度、令和7年度の2か年事業で改修工事を計画しております。次に、石田川排水機場ですが、令和3年度、県営ストックマネジメント調査業務を行い、令和4年度に計画概要及びヒアリング資料の作成、令和5年度に実施設計業務、令和6年度、令和7年度の2か年事業で改修工事を予定しております。
    ◆委員(板橋明) 排水機場の改修工事についての課題を教えてください。 ◎農政部参事(清水純一) 上堀口排水機場の課題についてですが、こちらの排水能力を上げることについて、国土交通省と河川協議が必要となってまいります。次に、石田川排水機場の課題ですが、こちらは国との協議以前に受益地が太田市と熊谷市であり、県境をまたぐため、市同士での協議でなく、県同士の協議も加わるため、時間がかかるということが考えられます。また、2つの排水機場に言えるのは、排水能力を増加させることができても、河川への受入量の問題があるため、国土交通省並びに県土木事務所との協議にかなり時間を要するような課題があります。 ◆委員(板橋明) 本事業は国、県の協力と連携がなければなかなか進捗しませんが、現状を正確に把握して改修計画を立て、災害に対処可能な施設を築造するよう望みますが、部長にご所見を伺います。 ◎農政部長(高田進) ご心配をいただいている委員のおっしゃられるとおりであると思います。今まさに現状をしっかり把握して、改修計画に臨んでいるところでありますので、調査が始まったばかりというところでありますが、国、県、調整を行いながら、適切な改修工事を進めてまいりたいと思いますので、何とぞご理解のほどお願いいたします。 ◆委員(板橋明) 次に、194ページ、説明欄の商店街商圏拡大事業補助金20万円と地区商工団体運営事業補助金230万円ですが、昨年の令和2年度予算には計上されていなかったのが今回計上となりましたので、新規かと思いますので、念のためにお聞きします。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) こちらの商店街商圏拡大事業補助金と地区商工団体運営事業補助金につきましては、令和元年度予算までは今回の令和3年度予算と同様の予算措置をしていたものでありまして、新規の補助金ということではございません。令和2年度予算に関しましては、補助金の効率的な執行を図るために、太田商工振興連合会運営事業補助金というものがございまして、そちらに予算を統合した形で執行しておりました。しかしながら、太田商工振興連合会が令和2年度末で解散の予定となっておりまして、ですので、予算を統合したままでは執行できない状況になりましたので、再度令和元年度予算と同様に分けて予算計上しているという状況でございます。 ◆委員(板橋明) 地区商工団体は市内に幾つ現在あるのか、そして全体的、共通的な取り巻く課題をお伺いします。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) 現在、地区商工団体につきましては10団体ございます。それと商工団体を取り巻く課題につきましてですけれども、会員の高齢化ですとか、店舗の閉店などによる会員数の減少というのが大きな課題ということでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 192ページの有害鳥獣対策についてお聞きしたいのですが、前年度対比500万円の減となっておりますけれども、具体的に何の費用が減ったのか、お聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) こちらの減額の要因でございますが、刈払い等の関係で下草刈りの刈払い等の金額が減になったということでございます。計算方法の見直し等々をさせていただいた中で算出したものが減額になったということで、減になったということでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 下草刈りの費用が減ったのですか。結構まだ下草刈りをしている人たちもたくさんいると思うのですけれども、これはどのような人たちに出るものでしたか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 造園業者に発注するケースもございますし、これから違ったところにもいろいろ計算方法を変えておりますので、今後、令和3年度は試行的に例えばシルバー人材センターであったりとか、そういったものを活用しながら、下草刈りする面積は減らすことなく請負金額を圧縮するとか、そういったものにチャレンジしてみようかと思っております。それによって金額が少なくなっているというような状況です。 ◆委員(渡辺謙一郎) そうすると、面積は広げないけれども、今やっている場所を厚くするということでいいのですか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 下草刈りの面積自身は変更ないということでございます。エリアは変わらないということです。 ◆委員(渡辺謙一郎) 今どの辺のエリアをやられているのですか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 太田市内では金山、八王子丘陵、そして新田防風林の下草刈りや竹林の整備をしているというような状況でございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 八王子山はどの辺をやっているのですか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 八王子丘陵というよりも、八王子丘陵のところの竹林整備ということで、大鷲町、吉沢町(後刻発言の訂正あり)といったようなところの竹林をやっているというところでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) ちなみに、吉沢はどの辺をやったのかと思うのですけれども。 ◎農政部参事(高柳雄次) 吉沢は吉沢2区をたしかやっていたはずということで、竹林の整備をやったということでございます。あと、申し訳ございません、八王子丘陵のところですと強戸地区もやっているというような状況でございます。菅塩とかをやっているということでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 引き続きよろしくお願いしたいのですけれども、それと最近、空き家というのも絡んできていまして、その敷地に入れずに、そこに結局イノシシがたまってしまう。山のすぐ麓のところに空き家があって、そこに草がすごく茂っておりまして、そこにイノシシがたまっていて、その近隣の人たちからすると本当に怖い。空き家の怖さとイノシシの怖さということで本当に困っているようなのですけれども、そういう空き家に対して、例えば出入りだけさせていただいて草刈りを、基本的にはそこの地主さんと連絡を取らないと入れないというのはあると思うのですけれども、草を刈る分には何とかならないものですかね。 ◎農政部参事(高柳雄次) 空き家であったり、シノの茂ったやぶのところをイノシシは好んですみかにします。そこを中心に餌をあさりに出るというような状況がございます。確かに昨年ですが、丸山町ですが、今回1頭出まして、それによりましていろいろ住民の方たちも心配ということで、こちらにも相談がございました。そういった中で、あの家にどうもいそうだというような話もあったのですが、民地に関してはなかなかこちらでは厳しいので、区長をはじめ区の方にお願いして、その方から同意を得て地域でやっていただいているケースもあるということで聞いております。 ◆委員(渡辺謙一郎) そうすると、確認ですけれども、地域の人たち、近所の人たちとかが大丈夫ではないかということであれば、危険な空き家の雑草地帯というのは刈ってしまっても大丈夫ということでいいのですか。 ◎農政部参事(高柳雄次) やはり所有者がいるということですので、それだけではいかがなものかと推察させていただきます。やはり地域の方々の意見というのが一番重要かと思うのですけれども、それにも増して所有者の方の意向というのが一番だと思いますので、とにかく所有者の方とよく話をしていただくのが一番いいのではないかと考えております。 ◆委員(渡辺謙一郎) 所有者の人と連絡が取れないというパターンが非常に多いという空き家の問題があると思います。聞いた話ですと、2割ぐらいしか連絡が取れない。8割ぐらいは連絡が取れなくて、もうどうにもならないそうなのですけれども、部長にもご見解をお聞きしたいのです。 ◎農政部長(高田進) 空き家の問題も含めてですが、人が住まないということになると、庭木などに柿とか果樹がなっていますね。イノシシは、そういったものを餌として食べに来るのです。だからこそ、空き家は人気がないからゆえに出没するという傾向もあるわけであります。令和2年度においては、西長岡町で放置された果樹を伐採するという業務も行ったのです。約50本程度やったと記憶しているのですが、そういった工夫もできるわけで、やはり地域内でそういった空き家のところ、また課長が言ったやぶのところを特定していただいて、可能な限り、ここはイノシシの出没から、要は生息管理ということですけれども、餌場をなくすとか、すみかをなくす。そういったところに取り組めるようなことを地域の人たちと一緒に取り組んでいくというのが重要かと思いますので、そういったことを含めて空き家の問題は、また今度は住宅で空き家のほうの事業もあるみたいなので、そういうものと連携もできればいいとは思います。すみません、西長岡町ではなくて吉沢町だそうで、失礼しました。訂正いたします。 ◆委員(渡辺謙一郎) ぜひ今後ともいろいろと面倒を見ていただきたいのですけれども、空き家という話になってしまうと次になってしまうので、僕はイノシシの対策という意味で話をしたのですけれども、次のところでまた空き家のことで聞かせていただきたいと思います。 ◆委員(松川翼) 予算書182ページ、6款1項3目農業振興費3,435万円の中の農業振興経費について伺います。新規事業の収入保険制度加入促進事業助成金について伺います。先ほど質問がありましたが、違った角度で質問させていただきます。まず、この農業収入保険に対し、この助成に至った理由と目的についてお伺いしたいと思います。 ◎農政部参事(高柳雄次) 収入保険でございますが、平成31年1月から制度が開始されたという新しい保険でございます。開始当初は加入者数が伸び悩んでいたというような状況でございます。そのような中、今回の新型コロナウイルス感染症等が発生したという中で、農業者の様々なリスクによる収入減に対応できる保険でございます。国の政策保険である収入保険制度の普及促進、そして加入、利用拡大を推進するために、市としましても農業経営の安定化を図ることを目的に合致するということから助成に至ったというような経過でございます。 ◆委員(松川翼) 農業経営の安定化を図るということでありますけれども、この農業収入保険に加入できる農家やその対象というのはどういった方なのか、お伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 農業収入保険に加入できる方につきましてですが、青色申告をしているというのが大前提でございます。青色申告をしている方の個人もしくは法人がこの対象ということになります。なおかつ、農業者自らが生産した農産物の販売収入全てが対象になるということでございますので、よろしくお願いします。 ◆委員(松川翼) それでは次に、この事業の農業収入保険の助成内容についてお伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 助成金額でございますが、1件当たり5万円を上限とさせていただいております。なお、保険料が5万円に満たない場合でございますが、実際のかかった保険料という形になります。また、収入保険の積立分については該当いたしません。助成対象とならないということでございます。助成期間につきましてですが、現在、収入保険の助成適用開始、加入適用開始から3年間を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(松川翼) 3年間助成していただけるということで大変ありがたい制度かと思っております。現在のこの収入保険の加入状況と県内他市の取組状況が分かれば教えていただけますか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 農業共済組合に確認させていただきました。群馬県では約2,400件の加入を目標としているということでございます。そのうち、太田支所分としまして、県の農業共済から最終加入目標件数というのがございまして、それが210件とされているというようなことでございます。また、令和3年に加入目標とした件数が100件と伺っておりますので、予算対象件数と設定させていただいたような次第でございます。ただし、現在のところ、109件の加入があったと聞いております。次に、他市町村の状況でございますが、県内では令和2年度に館林市が実施したということです。そのほか安中市と富岡市が助成を考えているというようなことで聞いております。 ◆委員(松川翼) 当初予算は100件を積算していたということですけれども、予算対象件数はもう既に109件ということで、これが予算オーバーしてしまうのかということも考えられるのですけれども、予算不足時の対応についてお聞きします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 現在、加入者が109件と先ほど申し上げましたとおりでございまして、予算に不足が生じることが予想されます。そのため、今後、財政当局と協議しながら補正予算等を考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(松川翼) これがまた新たな農業支援ということで、先ほど部長もご意見いただきましたけれども、農業経営の安定化を図るという施策ですので、いま一度お考えをいただきたいと思います。 ◎農政部長(高田進) この事業につきましては、新規の事業だということでありまして、今現在コロナ禍ということで、経済事情が非常に不透明な時代でありますので、市内農業者の経営安定を図る上で、家畜の盗難も含めて幅広い支援ができるのではないかと思っています。今、参事から話がありましたように、もう予定量を上回っているというような状況であると聞いています。市内農業者に対しまして、ぜひこれを活用していただければと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(松川翼) 次の質問に行きます。184ページ、6款1項6目、ふれあい農園管理運営費413万円についてお聞きします。ふれあい農園にあります市民農園、パークゴルフ、ふれあい広場の今年度の利用状況についてお伺いします。 ◎農政部参事(清水純一) 全て2月末現在の数字でお話をさせていただきます。まず、市民農園の利用状況でございますが、69区画あるうちの68区画が利用されております。パークゴルフの利用者ですが、現在3,616人の利用者がございます。ふれあい広場の利用者ですが、3,598人となっております。 ◆委員(松川翼) ふれあい農園の中にキャンプ場を開設したと思うのですけれども、キャンプ場の利用状況、キャンプ場の申請の仕方、そして利用にかかる費用とテントなどの備品の貸出しについてお伺いします。 ◎農政部参事(清水純一) キャンプ場の利用状況ですが、昨年の11月20日から試行的に始めておりまして、2月末現在で40組142名の利用者となっております。キャンプ場の利用申請の仕方につきましては、利用申請書をふれあい農園の管理棟の事務所の窓口に直接提出していただいております。申請書につきましては、ホームページまたはふれあい農園の管理棟にあります申請書に必要事項を記入の上、身分証明書の提出と申請書を提出いただくことになっております。また、使用料についてですが、市内住民の方は無料、市外住民の方は1日大人200円、子ども100円でございます。続きまして、備品につきましてですが、備品の貸出しにつきましてはテントの貸出し等はしておりません。バーベキュー台及びベンチテーブル等を無料で貸し出しております。また、その他パークゴルフのクラブと球等の貸出しをしております。 ◆委員(松川翼) 既に142名の方が利用しているということで、これからも市外の人が利用してきて人が増えてくるのかなという印象です。ふれあい農園は浸水被害地域にもなっていて、台風19号で被害に遭っていると思うのですけれども、やはり災害対策というのを講じていかなければならないのかと思っております。そういった面でも、何か利用者の災害対策で考えていることがあればお伺いします。 ◎農政部参事(清水純一) 現在、利用者に対して安全対策ということですが、台風等大雨が予想されるときは予約の停止などをしまして、夕立等の急な大雨時には利用者に呼びかけ撤去、避難を促しております。 ◆委員(松川翼) やはり人がどんどん増えてくれば、ごみのポイ捨てなど、そういった面もありますし、ふれあい農園の農作物も、他地域ですけれども、先ほど盗難があるということも可能性が出てくるのかと思っております。防災の観点からも、今後の検証にも使えると思いますので、防犯カメラの設置などを検討しているかどうかお伺いします。 ◎農政部参事(清水純一) ごみのポイ捨てや農作物の盗難対策といたしましては、農園利用者への周知と盗難防止の看板を設置しております。また、近くの警察署に夜間の巡回パトロール等をお願いしております。カメラ等についての設置は今現在考えておりません。 ◆委員(松川翼) それでは、次の質問に行きます。予算書184ページ、6款1項5目、畜産経営対策事業のCSFワクチン接種事業費補助金48万3,000円についてお伺いします。先ほどもありましたけれども、角度を変えて質問させていただきます。このコロナ禍により少し影をひそめてしまったのが豚熱ということでありますけれども、桐生市でも感染したイノシシを捕獲したということを耳にしました。まだまだ油断ならない状況だと思うのですけれども、このCSFワクチン接種事業費補助金は、これもまた新規事業だと思っておりますけれども、どういった補助金なのかお伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) CSF、いわゆる豚熱と言われているものでございますが、豚熱、CSFの発生を予防するために、全ての豚に対してワクチンを接種しておりますが、これは先ほど申し上げたとおりでございます。そのうち、繁殖豚を対象にCSFワクチン接種料の一部を助成する事業でございます。補助率につきましては、ワクチン接種料が340円かかるわけですが、その3分の1となりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(松川翼) このCSFワクチン接種事業ですけれども、やはり今年度だけで終息するようなものでもありませんし、令和3年度以降も引き続きこれは継続していただけるのか、その辺をお伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) CSFは野生イノシシによって感染地域が今拡大しているというような状況でございます。先ほど委員がおっしゃったとおり、桐生市のところまで今来ております。畜産経営の維持及び安定を図るためにも継続して行っていくため、予算計上をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(松川翼) 養豚場の皆さんは、豚熱は本当に恐怖だと感じていますので、引き続き協力していただけたらと思います。  続いて、予算書192ページ、6款2項1目、有害鳥獣対策等経費3,651万6,000円について伺います。豚熱の感染は野生イノシシが感染経路として考えられていますが、先ほど同僚委員からも質問があったと思うのですけれども、現状、本市のイノシシの生息状況についてお伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 太田市においては、主に八王子丘陵、そして金山丘陵、渡良瀬川河川敷がイノシシの生息域となっているということでございます。 ◆委員(松川翼) 無許可で野生鳥獣を捕まえるということは禁止されていると思うのですけれども、イノシシなどを発見した際にどう通報したらいいのか、お伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 市街地で万が一イノシシが出た場合ですが、その場合は警察へ、もしくは市役所、警察が一番いいのですが、または市役所に連絡いただければと思います。また、山の中で見かけたというケースもあるかと思います。その際は農業政策課まで情報提供いただければありがたいと思っておりますので、お願いします。 ◆委員(松川翼) その際、イノシシを実際に捕獲する際ですけれども、どのように捕獲するのか、また資格等は必要なのか、お伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) イノシシの捕獲につきましては、猟友会や被害地区の皆さんがわなを使って捕獲を行っているような状況がございます。わなを管理するには、わな猟免許というのが必要になります。これを取得していただく必要が発生するということでございます。 ◆委員(松川翼) わな猟免許が必要ということですけれども、同じ有害鳥獣対策等経費の中に狩猟免許試験手数料助成金3万9,000円が毎年予算として計上されていると思うのです。イノシシを捕まえためには、この狩猟免許が必要ということですけれども、本市も狩猟免許に対してこうやって助成金を出している状況ですけれども、どのぐらいの補助なのか、また利用状況について、過去3年間、教えていただけますか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 本市で免許取得の補助対象としているのは、わな猟免許のうちの試験料という形になります。初めてわな猟免許を取得する場合は5,200円の費用がかかるということでございます。その半額の2,600円を助成している事業でございます。補助対象者の状況でございますが、平成29年度が6名、平成30年度が7名、そして令和元年度は12名に助成させていただいたような状況でございます。 ◆委員(松川翼) 徐々に資格を取っている人も増えているということで、有害鳥獣の被害が拡大しているのかと感じております。わな猟免許であれば、捕獲するためにわなが必要となると思うのですけれども、そのわなについて借りることもできるかと思うのですけれども、具体的にどこに申請して、どのくらいの日数、また貸出状況についてお伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) イノシシについての箱わなでございますが、これは被害地区の皆さんと連携して設置管理を行っている状況でございますので、貸出しは行っていない状況です。ただし、ハクビシンであったり、アライグマといったような小動物の被害がある場合については、小型の捕獲おりの貸出しを行っております。まずは被害の状況を農業政策課にご相談いただくのが一番いいかと思っております。わなの設置管理が可能である場合については、おおむね1か月を目安に小型おりの貸出しを行っているということでございます。現在もう100基以上貸し出ししている実績もございます。 ◆委員(松川翼) 100基と結構な量を今貸している状況ということですけれども、もし捕獲したとき、捕獲したものの処分とか費用とか、そういったものはどうなっているのかお聞きします。 ◎農政部参事(高柳雄次) イノシシなどの大型獣が捕獲された場合と小型の小動物ということでお答えをさせていただきます。イノシシ等の大型獣につきましては、猟友会や被害地区の方々に対して、職員が立ち会いまして、殺傷することを止め刺しと言うのですが、止め刺しをしていただきまして、職員が清掃センターへ持ち込み焼却処分している状況でございます。アライグマなどの小型獣につきましては、職員がおりごと回収して殺処分しているというような状況でございます。また、利用者側からの費用負担というのはございません。 ◆委員(松川翼) 猟友会の方が止め刺ししてくれているということであるのですけれども、太田市にも猟友会というものがあると思うのですけれども、この猟友会の現状について何か分かることがあれば教えてください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 太田市には、太田、新田、藪塚の3つの猟友会がございます。猟友会は全国的な組織ではございますが、全国的なことで言いますと、やはり会員数の減少と高齢化が進んでいるというような状況があると聞いております。 ◆委員(松川翼) 猟友会の会員の減少と高齢化が進んでいるということでありますけれども、やはり自分自身で資格を取って対策を講じていかなければならないのかと思っております。太田市ホームページを検索しても、免許補助やわなの貸出しの状況の案内がない状況ですので、ぜひホームページにも案内を載せていただきたいと思っているのですけれども、ご所見をお伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) わな猟免許の取得に対しましては、イノシシ被害のある地区の方に働きかけているような状況がございまして、地区でのイノシシ捕獲の継続できる体制づくりを目指しているというのが現状でございますので、広く広報等はしていないのが現状でございます。小型おりの貸出しにつきましては、市のホームページにも掲載しておりますが、被害の状況や管理の可否等々がございますので、まずは農業政策課に相談していただいて、これが可能かどうかというのを判断させていただくような形になっておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(松川翼) 地区で捕獲体制づくりをするということでありますけれども、今このわな猟免許は新規のみの補助で、この免許は3年ごとの更新にも2,900円かかっている状況です。地域の協力を得るためにも、今後更新についても、この費用の助成を考えていただければと思うのですけれども、ご所見をお伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) これまで更新していただいている方の助成要望というのが今のところありませんので、今後につきましては捕獲をしていただいている地域の方々の声を聞きながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(松川翼) 次に、農政部長にお伺いしたいと思います。猟友会も高齢化して会員も減少しているということでありますので、やはり被害地域の住民との連携が必要だと感じております。引き続き、支援していただければと思いますけれども、この有害鳥獣対策について何かありましたらお伺いします。 ◎農政部長(高田進) 有害鳥獣対策について、地道ではありますが、継続していくことが重要だと私は考えております。特にイノシシ対策につきましては、行政だけでは到底できないもの、地域の住民の方に意識を変えていただきながら進めるのが重要かと思います。対策の基本というのは、知る、捕る、守るの3つでありますが、令和2年度の地域との勉強会の内容からすると、藪塚地区で滝之入と湯之入と台地区の集落環境調査、被害対策検討会、イノシシ捕獲講習会といったようなことの取組をさせていただいた経緯がございます。こういったことで被害地区の皆さんと猟友会を交えて連携して対策を進めてまいりたい。また、小型獣に関しても最近被害が増えておりますので、この辺についても被害状況が激しいところに対策なりを支援していきたいと考えております。 ◆委員(松川翼) 次の質問に行きます。194ページ、7款1項2目、商業振興対策事業の空き店舗対策事業補助金の1,126万円についてお聞きします。まず、この事業の内容についてお聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) この空き店舗対策事業補助金ですが、商店街のにぎわいを創出し、まちなかの活性化につなげるために空き店舗の解消と有効活用を促進し、商業振興と地域経済の活性化に寄与すること、また空き店舗を活用した起業等を支援するために実施しているものでございまして、事業の内訳としましては家賃補助とリフォーム補助がございます。家賃補助につきましては、店舗家賃の2分の1以内で、かつ月額3万円を限度に6か月間補助いたします。また、リフォーム補助につきましては、工事費総額20万円以上、備品購入費は1品3万円以上かつ総額10万円以上が対象となりまして、補助金額は対象経費の2分の1以内、限度額につきましては商業地域、近隣商業地域が200万円、その他の対象地域が100万円となっております。 ◆委員(松川翼) 結構な額を補助していただけるということで大変助かる制度だと思っているのですけれども、直近の家賃補助とリフォーム補助の実績についてお伺いします。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) こちらの事業は平成29年度から実施している事業ですので、そちらからの実績でご回答させていただきます。平成29年度が10件で115万2,000円でございます。平成30年度が5件で42万円でございます。令和元年度が4件で54万6,000円でございます。令和2年度が見込みの数字となりますが、5件で77万4,000円でございます。次に、リフォーム補助の実績でございますが、平成29年度が10件で1,681万4,000円でございます。平成30年度は実施してございません。令和元年度が3件で555万7,000円でございます。令和2年度が見込数字でございますが、5件で739万9,000円でございます。 ◆委員(松川翼) 1年以上新型コロナウイルス感染症の流行により残念ながら多くの店が閉じてしまっている現状です。太田駅南口を歩いても、多くの店が貸し店舗と掲げているのが散見されています。4月から予定されているワクチン接種で、ようやくまた心新たにお店を出すというような人も増えてくると思うのですけれども、今年度の予算が2,180万円です。次年度が1,126万円と1,000万円の減となっていますけれども、その理由についてお伺いします。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) こちらの空き店舗対策事業補助金ですけれども、令和2年度執行前に交付要綱の見直しを行っておりまして、令和2年度から補助対象地域を拡大いたしました。それにより令和2年度予算は前年度より約1,000万円増額した2,180万円で事業を実施してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開業を控える動きというのも出ておりまして、申請件数は先ほど申し上げましたとおり5件で、家賃補助とリフォーム補助を合わせた金額は817万3,000円となる見込みでございます。そのため、令和3年度予算の減額した理由ということになりますと、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響が見込まれ、開業を控えるという動きが見られることと、また過去の実績等を考慮して結果的に1,000万円減ということになりました。 ◆委員(松川翼) 飲食店などが新型コロナウイルスの影響を受けて大変苦境にある状況ですので、補助金の対象地を広げたということであります。これから飲食店を開店しようという人たちにしっかり周知していただいて、この空き店舗補助金を多くの方に利用していただいて、新型コロナウイルス流行前以上の活気ある太田市になることを期待していますので、ぜひこの予算がなくなるということがないようにしていただきたいと思うのですけれども、最後にご所見をお伺いします。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) この補助金ですけれども、まちなかの活性化ですとか空き店舗の解消、また空き店舗を活用した起業を支援するために有効な補助事業であると認識しております。引き続き、補助金の交付要綱をまた見直すなど、新規事業を希望する多くの方に利用していただける補助金として実施してまいりたいと考えております。また、補助金の周知につきましても、広報とかホームページに限らず様々な方法を考えて行っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの板橋委員の質問について、北村次長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 ◎農業委員会事務局参事(北村修) 先ほど板橋委員からのご質問で、農家分家住宅は青地に建てられるかという質問に対してご回答を申し上げます。農家分家住宅といえども、青地から白地への除外した後に建築することとなります。 ○委員長(星野一広) 板橋委員、よろしいですか。 ◆委員(板橋明) はい。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(星野一広) 本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。  他にご質疑ありませんか。 ○副委員長(木村浩明) 200ページ、7款1項5目、観光物産協会運営費等負担金についてお伺いします。藪塚石切場跡についてお伺いします。コロナ禍ということもあるのでしょうが、藪塚温泉も少し寂しくなったと新聞に掲載されていました。歴史民俗資料館も廃止の方向ということで、地元を中心に何か振興策はないかと心配されています。幾つかある地元資源の中で問合せもありましたので、今回は藪塚石切場跡を取り上げさせていただきます。現在、藪塚石切場跡は、知らない方もいらっしゃると思いますので説明させていただきますと、山道を少し入っていくと、いきなり視界が開いてびっくりするような光景が広がります。イメージとしては大谷石の石切りといったところです。こちらの道の途中が通行止めになって見ることができない状態でいます。これは何とかならないかと問合せが来ているのですけれども、今後再開の見通しはあるのでしょうか。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) まずは藪塚石切場跡は私有地となっておりまして、現在、石の崩落の危険があるということで手前から封鎖させていただいております。 ○副委員長(木村浩明) ここは以前から仮面ライダーのロケ地になったり、現在も何かのロケをされていたり、いろいろ迫力もあって見どころ満載なところだけに少し残念なのです。これは近くまで行けなくても、全体が見通せる場所まででも入ることというのはできないのでしょうか。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 私も現場を見たりいたしました。また、地権者の方と相談して現場を確認しながら、どこまで通行可能か検討したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(木村浩明) 私有地ということで地権者の方といろいろな相談が必要だと思いますから、今後十分相談の上、ただし、ここは近くに北山古墳という古墳があったり、あと八王子丘陵もトレイルロード、いろいろな観光資源が幾つかあるのです。これらをセットで整備することで、いろいろな物足りなさがなくなるといいますか、特に石切場跡というのが、やはり問合せしてくる方はインターネットでいろいろ見るのでしょうか、もしくは子どものときに遠足で行ったことがある方は、光景を見ると非常に残念だなと。確かに危険性もありますし、私有地ということもありますので、市だけではできないということなのですが、今後、協議をお願いできないかということで一言お願いいたします。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 委員がおっしゃるとおり、独特な場所だと思います。再三になってしまいますが、まずは安全第一ということで、地権者と相談の上、研究検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(石井ひろみつ) 前区分で聞こうとしたところと関連してですけれども、斎場と同じ敷地に建つ勤労会館ですが、勤労会館は必要な改修が行われずに数年経過しています。そのことから勤労会館を現在の学校教育センター、元勤労青少年ホームの場所に移転して建て替え、その駐車場は今のテニスコートの用地を使うのはやむを得ないと考えられます。ただし、元勤労青少年ホームは今の学校教育センターとなってふれあい教室に使われていますが、それは勤労青少年ホームの体育館が耐震基準を満たしていなかったために、体育館以外の施設も老朽化が激しいことから。 ○委員長(星野一広) 石井委員、まとめてください。
    ◆委員(石井ひろみつ) はい。今の青少年センターの目的が補導や相談活動に限定されていることを踏まえると。 ○委員長(星野一広) 石井委員、ちょっと多いですから1個に絞って質問してください。 ◆委員(石井ひろみつ) 移転新築と併せて勤労青少年ホームと併設して建て替えるということが求められていると思いますが、ご所見をお伺いします。 ◎工業振興課長(矢羽賢一) 考えてございません。 ◆委員(岩崎喜久雄) 予算書の180ページになります。6款1項2目で農業総務管理経費の農地中間管理機構集積協力金という形であります。JAでは、生かそう農地、伸ばそう経営という形でキャッチフレーズがありました。全国の農業従事者が、この2019年から2020年までに40万人の農業者人口が減少したというデータが出ました。そのような中で太田市外の農業者や農業生産法人などが太田市内の農地を、最近、売買により、そしてまた購入したり、利用権設定により借り上げたりしているケースが非常に目につく現状でもありますが、農業政策課では、この件数や面積について把握しているのでしょうか。当然把握していると思うのですが、所有権移転の場合と利用権設定の場合をそれぞれ近々3年間についての状況をお聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 初めに、所有権移転の件数と面積でございますが、平成30年度は延べで1件でございまして約1.7ヘクタール、令和元年度は延べ2件で約4.1ヘクタール、令和2年度は延べ2件で3.2ヘクタールが所有権移転であったと。市外の方にということです。また、利用権設定の件数と面積でございますが、平成30年度は延べ36件で約27.0ヘクタール、令和元年度は延べ39件で約50.9ヘクタール、令和2年度でございますが、延べ45件で約42.5ヘクタールとかなり多くなっているという状況でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 数字で言うのは簡単ですが、ただいま伺った内容では、計り知れないほどの膨大な面積であると私は思います。農地の所有者移転や利用権の設定のいずれもが毎年毎年増加傾向にあるという形が見えます。この農地は太田市内にあるので、固定資産税は当然太田市に入ります。しかし、太田市外の事業者や農業法人がこのまま増えると、太田市内で生産され出荷された農産物は、市外の業者や市外農業法人、生産法人が住所を所有する市町村で売上出荷額となります。税金は、当然太田市には入ってきません。売買手数料や物流の経済効果も一切ありません。このような状況をどのように感じていますか、お聞きいたします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 委員ご指摘のとおり、市外の農業者や農業生産法人が利用権の貸し借りですとか売買が増えているというのはかなり感じております。ただし、農政部としましては、耕作放棄地の増加を防ぐ手段としては有効な手なのではないかとは反面思っている次第でもございます。しかしながら、税の観点というものを考えれば、委員のご指摘のとおり、全て市外に行ってしまうというような状況があるということでございますので、否めないところもあるというようなことでございます。ただし、農業政策課としましても、市内の農業後継者や新規就農者の育成に努めることによって、市内の土地の有効活用を図っていく。取組を強化するというほかに、例えば機会があればですが、農業生産法人の方に太田市内の方を雇用してもらえないかというようなことで、農業部門として雇用していただくようなことを働きかけていく機会があれば、ぜひともしていきたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、部長に聞きます。今、非常に残念な答えが返ってきました。市外の農業者や農業生産法人が太田市の農地を購入、今現在、進捗として毎年毎年購入しているわけです。この利用権設定して規模を拡大している点をどういうふうに捉えていますか、お聞かせください。 ◎農政部長(高田進) 委員の思いですが、世良田地区の農地のことを言っているのだと思うのですけれども、委員の思いとすれば、地域の農地は地域の農業者が活用すべきと、太田市内の人が借りてくれればいいと、私もそれが理想だと思います。ただ、その地域においては、需要と供給のバランスといったものが成立していないのが現状であるかと考えます。今、進出してきているところの市外の農業法人の方は、冬場は雪があって野菜が作付できないという話で、冬場でも作業ができるところを探していて世良田地区を選んだというところであって、この地域は、その法人からすれば桃源郷みたいなすごくいい場所だというお話であるわけで、この考え方を変えれば、耕作放棄地とすることなくして農地を農地として保全してくれるという強い味方という考え方も取れるのではないかと思います。といいますのも、国自体が農地自体を集約する、そして経営規模を拡大しようという進め方をしているわけです。経営力を強化して農業の工業化というのを推進しているわけでありますから、要は規模拡大に伴って、そこで働く農業者の方、労働力となるマンパワーが必要になるわけなので、地元太田の方の雇用なりにつなげるようなことで、その法人に対しても農政部としてもお願いをしながら、市税の関係も増やしていければと思っています。 ◆委員(岩崎喜久雄) グリーン農業関係というような形で部長の今の答弁も分かりますが、世良田地区ではないのです。世良田地区等、世良田地区とその何百ヘクタールです。それも備前島、押切、岩松、前小屋、二ツ小屋、言ったらきりがないのですけれども、これは全部近くは埼玉県、伊勢崎市の農業法人の方がはっきり言って農地を無料で借りて耕作しているのです。自分はどう考えても、太田市の土俵で勝手に来て相撲を取って、残ったものは足跡しかないという形で今あるわけです。そのような形で経済効果は全く生まれておりません。はっきり言いまして、取引手数料というのが1枚出せば5,000円とか、そういったバックがあるのです。そういった経済効果があるのです。そのような形で、自分は太田市で生産された野菜についてはJAを通すなり市場を通すなり、太田市で販売できなかったことも、その出荷者に対して、法人に対して指導できないかということが一つの提案なのですが、その点に関してはいかがでしょうか。 ◎農政部長(高田進) 先ほど私も触れた法人が窓口に来たときにお話を聞いたことがあったのですけれども、高速道路を使ってくるそうです。こちらでできた作物をそのままトラックに乗せて、市外のところへ持っていって梱包して、それで出荷するという取組をしているというのが実態だそうです。要は今現状で考えると、農業というスタンスの中で考えれば、ここの会社は、仮にですけれども、市内に事業所を設けて、ここで梱包をして出荷できる体制が組めて、なおかつ市外から働きに来ている方たちも連れてこないで太田市で雇用していく、こういう場も一つあっていいのではないかという気はします。委員の質問とかみ合わないところもあるのですが、私どもからすれば、農業自体に課せられている定めというのは継続的に食料を供給するということが今一番叫ばれることではないかと思うのです。そうすると、市外、県外の方が太田で作付して出荷する。そういったことも含めて、もっと広い視野で捉えたときには、必ず作物ができるのですから、あまりその辺はこだわらず、ウィンウィンの関係になれるような工夫をお互いしていくのがよろしいかと考えます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 部長の考えは非常に明快であります。でも、やはり地元の農業者を守る意味で、そういった市外から来る形というのはいつでも今日でも明日でもきれいにやめられるのです。そういったことをよく考えてみて、やはり太田市管内の農業はみんなで守って、太田市の農業者を育ててあげるという一つの大きな大きな目標を持ってもまたいいのではないかと思っています。もう一度お願いします。 ◎農政部長(高田進) 決して農業者の方を否定するとかいうつもりは一切ございません。委員がご指摘いただいたような市として取り組めることがあれば、一生懸命努力したいと思います。あまり明快な回答ではないのですが、ご容赦ください。よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今後とも太田市の農業者、そしてまた農業政策に引き続き頑張っていただければと思っております。  次に行きます。予算書192ページ、6款2項1目ですか、有害鳥獣の経費について伺います。私の場合は、先ほど同僚委員からいろいろな形で有害鳥獣の質問がございました。私は特化して猟友会のことについてお尋ねいたします。太田市の猟友会の会員数について、分かる範囲で結構でございますが、お聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 先ほど太田市内には太田、新田、藪塚と3つの猟友会があるということでご説明させていただいた関係ですが、会員数でございますが、太田猟友会が37名、そして新田猟友会が33名、藪塚猟友会が12名、総数でいきますと82名と伺っております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今のはデータであって、実際に把握できる活動されていると思われる猟友会のメンバーというのはどのくらいで算出しますか。 ◎農政部参事(高柳雄次) その辺は把握しておりません。私のほうでは数字として答えたものしかございません。また、藪塚地区につきましては、昨年度からイノシシの管理等につきまして手を離れてしまったというのもございまして、実数が分からないというのも現状でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 藪塚地区においては、猟友会というのは解散ではないのですけれども、イノシシ以外はという形で解散になったという話も聞きます。実態は半数ぐらいだと私は確信していますが、なぜかというと、この太田市の範疇、太田市の中では全域が禁猟区、そしてまた保護区になっているのです。そういうような形がありますので、猟友会の人たちの魅力、そしてまたモチベーションとかアクティブな面がまるっきりないのです。要するに、猟友会のメンバーとしてのやりがいも、これははっきり言いますと、警察等は年2回、非常に査察も厳しいわけです。弾丸が幾つあるとか何とか査察も非常に厳しいのです。そういった形でいろいろな形がありまして、逆風の状態で今ありまして、私としては猟友会からどんどん離れていくメンバーも数多くいると思われます。また、太田市内の猟友会の会員の高齢化や会員が減少している中で、このままでは今後イノシシ捕獲等に対する駆除等も非常に危惧されていると思うのですが、これから先、どのように考えていますか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎農政部参事(高柳雄次) 委員がおっしゃるとおり、高齢化、そしてとにかく太田市内では鉄砲を撃てないというのが定説になっております。そういった中でイノシシの捕獲というのは待ったなしというのもございます。おりの管理等につきましてですが、新田と太田の猟友会につきましては協力していただいておりますので、また地域の方、被害地区がございます。先ほど部長からもありましたとおり、藪塚地区の湯之入、滝之入、台地区、この3つの地区につきましては、重点的に太田市としましても八王子丘陵で止めたいというのがございますので、その地区の皆さんを育てること、育成することによって止め刺しの部分は主に猟友会にやっていただく。そして、管理は地域の方にやっていただく。そういった中でめり張りをつけた形で、だんだんとイノシシを捕獲する体制を積み上げるような形でやっていきたいなというのが現状でございまして、農政部といたしましても、今後、地域の方に寄り添いながら、いろいろな話を聞きながら、イノシシ対策に努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、イノシシの件で止め刺しという話が出ました。スラッグ弾という形でイノシシ処理というのは太田市の農政部ではしていませんか。猟友会の方に頼んでスラッグ弾というのは使っていませんか。 ◎農政部参事(高柳雄次) すみません、私のほうは今鉄砲を使っているのは知らないもので申し訳ございません。やりで止め刺ししているという状況しか知りませんので、すみません。 ◆委員(岩崎喜久雄) 通常はスラッグ弾と九粒弾というのを使うのですが、聞きます。では、止め刺しというのは、どういうふうな形で止め刺しと言うのですか。どういう形で処理していますか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 捕獲おりのケースでございますが、捕獲おりにイノシシが捕まった場合ですが、捕まっているおりの中のイノシシに向かって、心臓をめがけてやり状のもので刺して殺すというやり方、もう一つのやり方としまして、電気を使った電気の棒を刺して電気を流すことによって麻痺させて、仮死状態にして絶命する。2種類のやり方を今現在、太田市では実施しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 猟友会の人たちが一発で止め刺し、苦しむのはかわいそうではないですか。一発で心臓という訓練をいつもしているそうです。また明快な答えをいただきまして、ありがとうございました。私も猟友会の人たちがどんどん減っていくという意味で、去年、わな猟の免許を取得してきまして今活動していますので、その辺も一つ助けにはなるかと思っています。今後とも、そういった形では真剣に取り組んでいきたいと思っています。  部長に一言お聞きいたします。地域ぐるみで捕獲を強化していきたいとの答弁がありましたが、農政部長のご所見をお伺いいたします。 ◎農政部長(高田進) 岩崎委員がわな猟の免許を取っていただいて、わな猟の対応をしていただいているというのは大変心強い、将来が明るいと考えておりまして、高齢化とかというので騒いでいますが、岩崎委員はまだまだ元気でやっていただければと思います。先ほど来から話している地域ぐるみというお話、これをやはり継続的にやってかなければならないかと思っています。今年度も、先ほど参事からもありましたけれども、アドバイザーという形で委託を組んで地域の中で、先ほど言った3つの基本を徹底して地域の方にお願いして進めているところであります。猟友会の方にぜひ加わっていただかないと、この対策は進まないものですから、行政もお手伝いをしますので、ぜひ対策に取り組んでいきたいと思いますので、ご協力のほどお願いしたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 我が猟友会の会長も、この間、群馬県表彰されまして非常に真剣に取り組んでいる現状でもございますけれども、やはり非常に厳しい現状でもあります。猟友会に少しでも、そういった魅力的なものを、そしてまたやりがいのあるような形の猟友会というものをつくっていくには、止め刺しだけという形しかないのです。やはり猟友会の皆さんが少しでも前向きに鳥獣対策に臨めるということの体制をつくる意味では、やはり多少のそれなりの謝金なり礼金なり、行動範囲の中でのそういった手当も必要かと思うのですが、副市長、いかがですか。 ◎副市長(木村正一) イノシシが金山山系、あるいは八王子山系に、数字はあやふやですけれども、群馬大学の先生が1年ちょっと前に、どのようなものを食べるかとか研究したときの調査結果ですけれども、多分6,000頭とかだったと思います。そのイノシシをどういうふうに減らしていくかというのは、捕獲する、あるいは鉄砲で撃つとか、そういったことで本当に解決できるのかというのが私の基本的な疑問です。もっと何か方法がないのだろうかということも検討したほうがいいと思うのです。ただ、作物の被害ですとか、そういったものもありますけれども、今のところ、人命に、あるいは人間に対する被害というのは多少ありますけれども、これが少ないうちに、そういった根本的な対策を講じないことには、これは永遠の課題となってはまずいかと。一番いいのはイノシシの皮だとか肉だとかがとてもいいという画期的な処理の仕方があれば、もっともっとたくさん捕獲したり何かできるのではないかと思いますけれども、いずれにしても、私には分かりません。申し訳ありません。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、副市長が言われましたが、ジビエ料理という形で、地場の飲食店に働きかけてもまた一考の余地もあるかと私は思っています。  次に行きます。184ページの6款1項6目の農村整備管理経費で伺います。この報償費56万8,000円についてお聞きいたします。この内容と内訳についてお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 農村整備管理経費の報償費についてご説明をさせていただきます。こちらにつきましては、用水路及び調整池の環境美化報酬費として市内3団体に52万3,000円、また水害時の石田川の水門開閉対応として地元管理者に水門開閉作業報償費として、1か所につき年間3,000円で15か所を管理していただいていますので、4万5,000円を計上しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 災害時、水門の開閉対応というふうな形をお尋ねします。この災害というのは、はっきり言いましてほとんど深夜であります。開閉等をしっかりと管理して、当然グリスアップ等、私は半年に1回ぐらいは水門の取っ手にグリスアップして開閉を確認するというのは当然な話ですが、真っ赤にさびていて全然動かないところがかなり出てくるのです。そうすると、そういった形でその人たちのモチベーションを持ってくるためにも、半年に1回ぐらいはそういった点検をしてもらって、これは3,000円と先ほど言いましたけれども、半期で1,500円、1期1年間で3,000円というくくりをつけたほうが最適なのかと思うのですが、その辺に対していかがでしょうか。水門と対策の内容をお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 水門開閉対応とは、水害対応として石田川の樋管、樋門、水門を管理しております。水害時に河川の水位が上昇したときの逆流防止のための樋管、樋門の開閉作業を行っております。昨年度、令和元年東日本台風におきまして、先ほど委員のおっしゃった樋管、樋門の機械のさびとか操作がかなり厳しいという部分については、今年度全部対策を取りまして、操作ができるような状態になっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 石田川全体の樋管とか水門等の箇所、そしてまた管理方法を教えてください。 ◎農政部参事(清水純一) 石田川の樋管、樋門は全部で88か所ありまして、そのうち本市水防計画上の重要水門が38か所あります。水害時の内水氾濫に備えて、この重要水門の開閉操作を地元管理者に15か所、農政部職員で23か所の対応を考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 部長にお伺いします。これら内水害、そしてまた氾濫の中でも、このような形でもつながっていくのが一番重要なところです。とても重要な管理システムと思いますが、お考えをお聞かせいただきたい。 ◎農政部長(高田進) 先ほど参事から答弁がございました、台風シーズンに備えて点検なりも実施するというお話であります。さらに、昨日、総務部長からもお話がありました災害対策本部の設営訓練、開設訓練、こちらの訓練に合わせまして、農政部といたしましても、連動する形で訓練を実施する。そうすると、岩崎委員がおっしゃられた年2回ぐらいの開閉の操作は行えるという形で取り組んでいきたい。河川増水の万全の体制を組めますように準備していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。      ◎ 休     憩                                        午後5時1分休憩 ○委員長(星野一広) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後5時20分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの渡辺委員の質問について、高柳参事から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 先ほど渡辺委員の下草刈りの場所に関してのご質問の中で、吉沢町と場所をご説明させていただいた関係ですが、吉沢町では下草刈りを実施しておりません。訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(星野一広) 渡辺委員、よろしいですか。 ◆委員(渡辺謙一郎) ぜひよろしくお願いします。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(矢部伸幸) それでは、同僚委員も質問しましたけれども、188ページの農地防災事業の関係で、同僚委員は人々が利用してという話でしたけれども、私のほうは休泊の農地防災というか、あそこみたいに全く使っていないところに、今営農型の太陽光が最近農地のほうで増えているみたいですけれども、ああいうふうに水がたまっても水没しないような太陽光パネルを上のほうに建てるのはいかがかなと思うのですけれども、どうですか。 ◎農政部参事(清水純一) 以前にも太陽光のお話は遊水池のほうでありました。当課としても検討した結果、どうしても遊水池に及ぼす施設自体の影響が大きいということと、経済効果、メリットがあるのかないのかを研究した結果、計画に至っていないというのが現状でございます。 ◆委員(矢部伸幸) たしかに経済効果というか、いろいろな効果は薄いと思います。ただ、全く使えない土地にちょっとした付加が付くプラス、特に太田市は太陽光のまちとして推進していますよね。そういった面で、イメージ的なところでもあそこに太陽光パネルの大きいものをどかんと並べるのもまたいいのではないかなと思うのですけれども、いかがですか。 ◎農政部参事(清水純一) 先ほどちょっとご説明させていただいたのですが、こちらの施設につきましては国、県から譲与されている経緯がありまして、基本的には第三者に貸し出すことはできないことになっております。しかし、協議の上、先ほどもお話ししたように、利用団体等があれば有効利用、利活用については問題ないかと思います。しかし、太陽光については基礎部分の大きさとか、いろいろな部分で遊水池の能力を失うケースがあります。こういったケースを県、国にきちんと説明ができるかという部分に関しては、検討した結果、ちょっと難しいのではないかということで計画が止まっております。 ◆委員(矢部伸幸) 部長、農林水産省は強敵だと思いますけれども、掛け合う価値はあると思うのです。全く使えない土地に少しでも太田市の推進している太陽光パネルが乗るということ、水没しても太陽光パネルは上に建てておけば大丈夫みたいなのはどうですか。 ◎農政部長(高田進) 休泊の遊水池は結構な面積があるので、それなりに費用対効果を出してみる必要性もあるのかなと思いますが、私の率直な気持ちを申し上げますと、やはり今課長が言ったように、その機能を逸しない形、万一のときに本来果たすべき役割が果たせないとなると何のために造ったのかという話になってしまいます。その辺を考慮した使い方でいけば、太陽光パネル自体は、基礎を打ったり何だりというのはいかがなものかなという気持ちはあります。 ◆委員(矢部伸幸) 普通の太陽光パネルだと基礎を打ったり何だりとやるけれども、営農型のはそこまでやるのですかね。意外と畑の上に建っていたりして、意外とその辺は融通が利くのではないかと思います。その辺、部長、もう一度お願いします。 ◎農政部長(高田進) 国のほうなりとの協議を1度はやっております。宿題ということでお話は受けておいて、またの機会があったときに、私はいないのですが、そのようなことでちょっと検討させていただきたいと思いますが、あまり期待はできないかなと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(今井俊哉) 188ページ、6款1項8目、土地改良事業費に関連して、緑町における土地改良の概要と進捗をお伺いします。 ◎農政部参事(清水純一) 緑町土地改良区の概要ですが、こちらにつきましては平成14年度に陳情書の提出を受けまして、農業の生産性向上、農業生産の増大、農業生産の拡大及び農業の構造の改善に資することを目的として意向調査、地元説明会、事業実施調査などを行い、令和2年度6月に緑町土地改良区を設立し、事業が始まったところでございます。  進捗状況といたしましては、現在換地業務の換地原案図が作成されまして、先日、換地原案図の発表を行い、約80%の地権者より同意を得ることができました。残りの20%の未同意者につきましては、現在郵送や個別面談にて説明をし、同意を得られるよう推進しているところでございます。  また、今後の予定でございますが、令和3年度より工事着手をいたしまして、令和6年度に工事完了、その後、登記等の業務を完了させ、令和8年度に全ての業務が完了する予定でございます。 ◆委員(今井俊哉) 続きまして、新田赤堀地区における基盤整備事業の概要と今後の予定をお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 新田赤堀地区の概要ですが、農地の区画整理、用配水路、農道の整備を行うもので、面積は46ヘクタール、地権者につきましては119名、現在事業実施に向けて仮同意の取得を行っているところでございます。 ◆委員(今井俊哉) この新田赤堀地区の事業なのですけれども、非農用地の設定ができるのかということと、設定ができるとしたらどのようなことに使う予定なのかお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) こちらの事業につきましては土地改良事業ということで、非農用地につきましては導水路、河川を含めて全体の3割を確保できることとなっております。現在、非農用地計画につきましては検討中でございまして、まだ確定はしておりません。 ◆委員(今井俊哉) 続きまして、農業費に関連してお伺いします。  藪塚の大久保地区における県営の集落基盤整備事業は第5次実施計画にも載っているのですけれども、こちらの概要をお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 藪塚西部地区、大久保地区の基盤整備事業の概要ですが、まず、藪塚全体の地区として藪塚西部地区の基盤整備事業で実施しているものでございます。こちらにつきましては、農地及び住宅地の冠水被害を解消することを目的とした県営事業でございます。  藪塚西部地区の基本計画の全体面積は約417ヘクタール、現在進捗中の大久保地区基盤整備事業の区画面積につきましてはそのうち112ヘクタール、排水路整備延長でございますが9,979メートル、調整池が5か所、こちらの調整池の量が1万8,172立米となっております。事業費につきましては9億8,500万円、そのうち太田市の負担分は25%となっておりますので、2億4,625万円となっております。 ◆委員(今井俊哉) こちらの大久保地区の事業ですけれども、当初は令和2年完了の予定だったかと記憶しているのですけれども、実際にはまだ工事をやっていますよね。この工費が延びた理由などもお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 現在進行中の大久保地区の整備事業につきまして工期が延びた理由ですが、排水施設の整備延長の増加や、調整池の工法変更による面積の増加並びに事業費が増額となったことから、令和2年度完了が令和4年度完了に変更になりました。 ◆委員(今井俊哉) 大久保地区内全体で見ますと、今進行している工事区域のほか、主に北側でしょうか、まだ工事がされていない未施工の区域があると思うのですが、こちらについての今後の予定などをお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) 今、委員がおっしゃっているものにつきましては大久保地区ということですが、大久保地区の今後の予定に近いお話になるかと思います。現在進行中の事業区域につきましては、北関東道の南側で、大久保2区と3区が区域となっております。この事業が令和4年に完了いたしまして、その後、北関東道の北側の大久保1区が対象となる事業が令和4年より令和8年完了に向けて進めております。こちらで大久保地区全体が完了となる予定でございます。 ◆委員(今井俊哉) 引き続き農業費に関連して、ため池緊急防災減災事業、こちらも第5次実施計画に載っているのですが、こちらをお伺いしていきたいと思います。  まず、この事業の概要についてお聞かせください。 ◎農政部参事(清水純一) ため池の緊急防災事業の概要につきましてご答弁させていただきます。こちらにつきましては、平成28年度から令和元年度までに実施いたしました防災重点ため池の耐震性点検調査結果を基に、耐震性不足のため池堤体を重要度及び緊急度を考慮の上、重点ため池に指定し、県営事業で随時改修工事を行うもので、氾濫想定区域の住民の安全確保と農地被害の軽減を図るものです。事業期間につきましてですが、令和3年度から令和16年度、総事業費につきましては11億9,000万円、市の負担につきましては事業費の25%で2億9,750万円となっております。 ◆委員(今井俊哉) 続きまして、この事業の対象となるため池が存在する場所と、ため池の数について教えてください。 ◎農政部参事(清水純一) こちらの重点ため池に指定されている池は18池ありまして、場所につきましては西長岡町に4池、菅塩町に3池、北金井町に3池、長手町に2池、東金井町に1池、藪塚町に5池となっております。 ◆委員(今井俊哉) このため池に関するリスクについて、どう付近の住民に知らせていくかということですけれども、ため池の耐震強度が不足しているということで、この事業で補強していくということになると思うのですけれども、東日本大震災などでも実際にため池が決壊して被害が出たり、あとは耐震からはちょっと外れるのですけれども、大雨で水があふれてしまうというようなことも考えられると思います。  特に山地にあるため池が対象となるのかなと思うのですけれども、人が住んでいる場所よりも高いところにあると、どうしても人が住んでいるところに水が落ちてくるという危険が大きいですので、これは継続的にリスクを周知していく必要があるのかなと。1回だけだと忘れてしまったり、あとは住民が入れ替わったりするとまた新しく知識を入れていかなければなりませんので、そのあたりはいかがお考えでしょうか。 ◎農政部参事(清水純一) こちらにつきましては住民周知ということが第一かなということで、18池全てのハザードマップを作成しておりまして、対象区域の各戸に全て配付しております。また、ホームページ等で内容については公表しております。 ◆委員(今井俊哉) 続きまして、また農業費に関連して、太田市で所有している調整池、遊水池が先ほどから話題に上っていますが、そちらの管理についてお伺いします。  まずは、市で保有している調整池の所在地についてお答えください。 ◎農政部参事(清水純一) これは名称と地区を全てということでよろしいですか。当課所管の遊水池については7か所ございます。それぞれの所在地につきましてですが、六千石遊水池が六千石町、大谷幹線遊水池が東長岡町、矢場幹線遊水池が台之郷町、韮川遊水池が沖之郷町と龍舞町、神の前・神明堀遊水池が龍舞町及び邑楽町、宝泉遊水池が由良町、新田西北調整池が新田大根町でございます。全てで7か所となります。 ◆委員(今井俊哉) この遊水池ですけれども、面積的にはかなりあると思います。季節によっては草がどんどん伸びてきてという状況なのだと思うのですけれども、草刈りなどの恒常的な管理にはどのようなものがあるかお知らせください。 ◎農政部参事(清水純一) こちらの施設の除草等維持管理につきましてですが、年に三、四回程度、底地及びのり面の除草を実施しております。のり面につきましては除草以外に一部防草シートの箇所があり、劣化が激しいところ等がありますので、こちらの張替え作業等を随時行っております。また、こちらにつきましては管理者が農村整備課となりますので、施設の除草等は太田市シルバー人材センターの派遣等を利用しまして、管理監督は当課で行っているところでございます。 ◆委員(今井俊哉) 今の管理に関してですけれども、この7か所を全部農村整備課で管理されているということなのですか。 ◎農政部参事(清水純一) そのとおりでございます。 ◆委員(今井俊哉) 次に行きます。192ページの6款2項1目の林業振興費、有害鳥獣の対策についてお伺いいたします。  この有害鳥獣は、先ほどからお話が出ていますようにイノシシは数ある有害鳥獣の中でも一番危険性が高いので、やはり早急な対策が望まれるところだと思うのですけれども、以前、金山周辺におけるイノシシの生息頭数を県の補助などを受けて調査したことがあったと思うのですが、その調査結果と、近年の生息頭数の傾向などが分かればお知らせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 金山周辺におけるイノシシの生息状況でございます。こちらは調査を県と一緒にした経過がございまして、令和元年度までですが共同で行っておりました。生息頭数の調査方法には、階層ベイズ法を県は用いておりまして、この階層ベイズ法を用いた結果、令和2年2月末時点では8頭から32頭いるのではないか、中央値でいきますと17頭ぐらいと推計されるということでございます。また、前年の2月末で押さえますと12頭から29頭、中央値でいけば19頭と推計値が出ているという状況でございます。減少傾向にあるものの、横ばいであると推察しております。 ◆委員(今井俊哉) 続きまして、金山周辺における被害の現状とその対策についてお聞かせください。
    ◎農政部参事(高柳雄次) 金山周辺のイノシシの被害状況でございますが、昨年度の被害状況調査では報告はございませんでした。被害の対策としましては、山麓周辺での箱わなによる捕獲、そしてもう1つ、県の事業による山中でのくくりわなを使った捕獲を行っている状況でございます。このほかに、市街地への出没を抑制する目的で下草刈りを行う3本立てということになっております。 ◆委員(今井俊哉) 金山周辺はそのような状況ということで、まあまあいい状況が維持できているのかなと思うのですけれども、問題は八王子丘陵だと思うのです。金山に比べて面積も広大ですし、これは個人的な実感なのですけれども、密度もより濃く生息しているのかなという印象を受けています。  そこでまず、八王子丘陵における被害の現状とその対策についてお伺いします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 八王子丘陵周辺における被害の状況でございますが、委員ご指摘のとおり、増えている状況を肌で感じています。昨年度の被害状況の調査から、吉沢町や上強戸町では稲の被害があったと確認されています。また、今年度につきましてはまだ終わっておりませんのでこれから集計となるわけですけれども、藪塚町で稲が倒伏していたということで被害の報告を受けているという状況でございます。また、被害の対策としましては、八王子丘陵山麓での箱わなによる捕獲のほかに、県の補助事業を活用した竹林整備事業や、各地区で行う竹林整備のための樹木粉砕機の借上げなどを行っている状況でございます。 ◆委員(今井俊哉) 先ほど同僚委員へのご答弁の中で、藪塚の3地区、台、滝之入、湯之入の地区で対策が行われているというお話がありましたが、これはどんなことをやっておられるか、簡単にご説明ください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 有害鳥獣につきましては、台地区、滝之入地区、湯之入地区の3地区でAMACという会社に委託事業を行いまして、集落の環境調査、そして地域住民の方を集めた説明会を、コロナ禍ということもございまして、本当は全住民がよかったのですが区長代理さん以上を集めていただいて行って、一緒に歩いてどういう状況か、この状態が悪い、これはよくない、例えば桑の木が放棄してあるとか、そういったものを確認しながら回るという事業を実施した状況でございます。 ◆委員(今井俊哉) 調査を行ったようなのですけれども、今後はこの3地区においてどのような事業を展開させていくというか、どのように発展させていくとお考えですか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 引き続き、令和3年度につきましてもこの3地区を重点地区に考えまして、今AMACに委託している事業を継続しながら、地域ぐるみで捕獲圧を高めていく、そのような方向を模索しているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(今井俊哉) イノシシの捕獲には危険が伴いますので、安全性には十分留意して進めていただきたいなと思います。  では、引き続きまして八王子丘陵についてお伺いします。八王子丘陵は、先ほどもお話があったとおり太田市だけではなく、みどり市、桐生市と3つの自治体にまたがっております。そのような中で、県とかほかの自治体、桐生市、みどり市との連携が非常に重要になっていくかなと思うのですけれども、どのように連携を取っていくおつもりでしょうか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 有害鳥獣の対策につきましては、隣接する自治体での取組み状況が本市の対策にも影響を及ぼしている可能性がございます。県を通じて情報交換の機会を持っているわけなのですが、今後も県と連携をしながら、新たな対策方法の研究を行ったり、近隣自治体との連携ができる部分があるかを模索しながら対策を続けていきたいと思っております。 ◆委員(今井俊哉) イノシシを初め有害鳥獣対策として、下草刈りとか竹林の整備などがあると思うのですけれども、こちらの対策については何かお考えでしょうか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 下草刈りにつきましては、竹やぶが今どんどん増えているような状況です。これは八王子丘陵でも金山エリアでも多くなっております。そういった中、竹は伸びるスピードも範囲を広げるスピードも早いので、樹木粉砕機をリースいたしまして、地域住民の方が刈っていただいたものをチップ化するような処理をしているということでございます。 ◆委員(今井俊哉) 機械を借りているという状況ですけれども、それは年間幾らぐらいの費用でお借りしているのですか。 ◎農政部参事(高柳雄次) こちらは1か月間だけということで借りておりまして、約60万円かかっております。 ◆委員(今井俊哉) 1か月だけ借りて60万円ということなのですけれども、例えば半年借りても360万円、1年間借りれば720万円になってしまうということです。これは、いっそのこと市で購入するというお考えはあるかどうかお聞きいたします。 ◎農政部参事(高柳雄次) 今回1か月間借り上げたものは、同程度のものを購入するとしますと、オプションもついていると400万円ぐらい行ってしまうのですが、350万円から400万円ぐらいかかるということです。その辺につきましては今後財政当局とも相談しながら、もしできるようであれば活用の方向性も考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(今井俊哉) 続いて農政部長にお伺いしたいのですけれども、今、機械の購入のお話が出ました。どのような補助が使えるかちょっと分からないところもあるのですけれども、今のお話を聞いていると、市で買った上でみんなで使い回すというのがより効率がいいのかなという気がします。部長のご所見をお伺いします。 ◎農政部長(高田進) 市で購入しということになりますが、農政部でいけば農業政策課、農村整備課、ほかの部でいけば花と緑の課など、複数課で共有することができれば有効活用が図れるかなと考えます。また、地域住民がまとまって竹やぶなりを解消したいという地区の活動で使っていただける、貸出し用とするのであれば、市が購入するには大変有効ではないかなと思っています。補助事業なりも使えるというお話もあるのですが、財政当局とのご相談になりますので、協議してまいりたいと思います。 ◆委員(今井俊哉) 財政というお話が出ましたので総務部長にお伺いしたいのですけれども、これを購入することで、かなり使い勝手がよくて、かなり地域の問題解決の後押しになるのではないかなと感じております。その辺を踏まえた上でお考えをお聞かせください。 ◎総務部長(高島賢二) 今、担当課からご説明あったように、他部局の中でも連携できるということであれば、そういった利用方法もあるかと思います。あとは、当然購入ということになれば、今度は維持管理費とかそういう面も出てきます。また、取扱いの関係の安全性であるとかそういったことも含めて、保険だとかそういったもろもろの諸経費もかかってくると思いますので、一旦そういうものを調査した上で、もう一度担当課と財政のほうで調整させていただくということになるかと思います。 ◆委員(今井俊哉) 引き続き、林業振興費に関連しまして、市有林の管理委託料のことをお伺いいたします。市が保有する市有林の所在地と面積についてお答えください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 市有林についてでございますが、主に金山と桐生市の梅田、新田の防風林の3か所ございます。農業政策課で管理している面積のみで申し訳ないのですが、ご説明させていただきます。金山では29.7ヘクタール、桐生市梅田が14.19ヘクタール、新田の防風林が5.17ヘクタールを農業政策課が所管しているということでございます。 ◆委員(今井俊哉) こちらの管理の委託先と管理内容をお聞かせください。 ◎農政部参事(高柳雄次) 初めに金山でございますが、松林の病害虫発生防止や森林環境の保全などを目的としまして、下草刈りを主にやっております。また、桐生市梅田におきましては、年間を通じて災害や異常がないかの見回りを行っているような状況でございます。これらの事業につきましては、長年にわたって山の木々の生育も含めて管理ができる委託先に継続して発注しているような状況でございます。また、新田防風林でございますが、景観保全や不法投棄の防止などを目的に、下草刈りや危険な枝の剪定、倒木が懸念される木の伐倒などを行っているような状況でございます。なお、委託先につきましては市内の造園業者に発注しているということでございます。 ◆委員(今井俊哉) 続いて、里山の資源利用と有機農業の可能性についてお伺いします。なぜそんなことを聞くかというと、最近、里山に人が入らなくなっていると。昔であれば、例えば薪であったり、人間にとって利用する価値のあるものがあったので継続的に人間が入って、里山がその結果きれいになっていたというサイクルがあったのですけれども、最近薪を使うということは一般家庭ではほぼありませんので里山が顧みられなくなって、どちらかというと荒れていった、そういった経過があると思うのです。この間の山火事などでもそうですけれども、落ち葉が大量に堆積していたり、そういった問題があります。  そういった落ち葉を例えば堆肥化することによって、それを今度畑で使って有機農業につなげていく、有機農業で使う堆肥なども地産地消といった一つのサイクルが可能性として出てくるのかなと思うのですが、その辺りはいかがお考えでしょうか。 ◎農政部参事(高柳雄次) 確かに、今コロナ禍ということでハイカーが多くなっております。そういったハイカーが通る道の近辺についてはそんなに目立った形はないのですが、それから一歩入りますと手つかずの状態で、もう落ち葉であったり倒木であったりが散見されるような状況でございます。そういった中、落ち葉などの里山の資源についてでございますが、利用するには手間がかかる、これが一番だと思うのです。なかなか利活用ができていない状況がございます。農業政策課が所管しているエリアで、今委員の言ったようなご要望がありましたら、落ち葉などを利活用したいということを前提に言っていただければ、こちらとしましても相談に乗らせていただくということでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(今井俊哉) 今申し上げたように、地域で有機農業が一つ盛んになってくるといいのかなというのは、SDGsの観点からも有機農業が推奨されているようでもあります。  そこで、今お伺いしたようなことのご所見を部長にお伺いしたいのですけれども、どうでしょうか。 ◎農政部長(高田進) 委員のご提案は非常にいい提案だなと思います。山の中がやはり整然として、この間の山火事の話も聞くとなるほどなと思います。私は山火事を見て、金山自体が燃えなければいいなと思ったら、大島のあたりでちょっとあって非常に心配しました。きれいにしていただいて、ふるさと太田金山がきれいになることは望みますので、ぜひ何かしら農政部で取り組めることがあれば協力はしたいと思います。 ◆委員(今井俊哉) 次に行きます。193ページ、7款1項2目の商業振興費、商店リフォーム支援事業についてお伺いいたします。  まず、この商店リフォーム事業ですけども、開始された年度はいつだったかお知らせください。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) 開始年度につきましては、平成29年度からでございます。 ◆委員(今井俊哉) そうしたら、平成29年度からの予算額の推移をお知らせください。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) 予算額の推移ですけれども、平成29年度の当初予算が1,000万円でございます。その後、補正で3,000万円補正してございます。平成30年度が2,000万円、令和元年度が2,000万円、令和2年度が1,000万円でございます。 ◆委員(今井俊哉) そうしたら、令和2年度の応募状況と予算の消化具合をお聞きします。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) 令和2年度の申請件数でございますが26件でございまして、執行見込額としましては1,797万8,000円でございます。なお、予算に対して不足が生じていますので、そちらにつきましては空き店舗対策事業補助金からの流用で対応しております。 ◆委員(今井俊哉) 次に、この補助金を活用したリフォームの工事内容は実際にどういったものが多いか教えてください。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) 工事内容につきましては、店舗の内装工事ですとかクロスの貼り替え、外装、外壁の工事、トイレ工事、窓やサッシの工事、照明器具の交換などがございます。 ◆委員(今井俊哉) 今、コロナ禍ということでお店の造りを感染症予防に対応した形にといった利用の仕方もあるかと思うのですけれども、そういった点での周知はどうでしょうか。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) 新型コロナウイルス感染症対策としての活用も当然できます。感染防止のためのリフォーム工事、例えば間仕切りですとか換気扇の設置ですとか空調設備の交換などに利用していただくことが可能になっています。ですので、令和3年度につきましては、この補助金が新型コロナウイルス対策として有効に活用できますよということを広報ですとかホームページ、パンフレットの中に記載して周知を図っていきたいと考えております。 ◆委員(今井俊哉) これまで複数年度やってきたのですけれども、この事業の効果についてはどう考えていますか。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) こちらの補助金ですけれども、毎年利用した事業者に対してアンケート調査を実施しております。昨年度のアンケート調査によりますと、この補助金がなかったらまずリフォーム工事をしていなかったという回答が約6割ありました。この補助金がきっかけとなってリフォームができたということで、この補助金がそのきっかけということでやってよかったなということは感じております。また、8割の店舗でリフォーム後にお客様から好印象を受けているですとか、利用した全ての事業者から補助金を活用してよかったという回答をいただいておりますので、この補助金を実施している意義はあるかな、満足していただけている事業かなと認識しております。また、市内の工事事業者に対して発注していただくことがこの補助金の条件となっておりますので、地域経済の活性化に一定の効果があるものと考えております。 ◆委員(今井俊哉) コロナ禍による苦境を乗り越える一つの後押しになるかもしれませんし、そもそも商業活性化という観点から大変意義があるのかなと思っております。今後の方針についてお聞かせください。 ◎商業観光課長補佐(伊藤弘美) この補助金は、商業振興のための魅力ある店舗づくりですとか、地域経済の活性化のためにはとても有効な補助事業であると認識しております。今後は、より利用しやすい補助金となるために、交付要綱の見直しなどを継続して行っていきながら、引き続き需要がございますので、事業の継続を実施してまいりたいと考えております。 ◆委員(今井俊哉) 続きまして、商工費に関連してお伺いします。  令和2年度は尾島ねぷたまつりが中止になってしまいましたけれども、これに関して関係者や観光客などから寄せられた声があればご紹介ください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 参加予定の団体からは、祭りの中止は仕方ないということで理解いただいたのですが、代わりに何かPRとかができるイベントをやりたいねというような声が上がっておりました。 ◆委員(今井俊哉) 令和3年度は開催できるかどうか分かりませんが、開催に向けた考え方をお聞きしたいと思います。ただ、一番大事なのは安全性であったり、それと相反するのですけれども、地域の活性化という観点からは集客も大事だと思うのですが、いかがお考えでしょうか。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 委員おっしゃるとおり、安全性が当然第一なのですけれども、お客さんを集めなければいけないというなかなか難しいところで、本市を代表するイベントでありますので、できれば実施したいと考えております。実は、今年10月、お祭りは中止になってしまったのですが、イオンモールで開催された群馬フェアの中で、ねぷたの展示と、演奏する側もお客さんもソーシャルディスタンスを保った中でのおはやし演奏などもやったりしました。感染防止対策をまずは十分しっかり取った上で、開催の可否、内容について実行委員会で検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(今井俊哉) 続きまして、かかし祭りについてお伺いします。令和2年度は縮小して開催されたようですが、その状況をお知らせください。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) これも新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、まずはステージイベント、飲食物の出店等を取りやめまして、医療従事者への感謝の気持ちを込めてブルーを基調としたかかしに限定して募集をして、期間も9日から5日に短くしまして展示を見ていただくのみですが、楽しんでいただきました。 ◆委員(今井俊哉) こちらのかかし祭りについて、何か寄せられた声はあったでしょうか。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) かかし祭りの開催を変更して決める前に、役員会で何度も議論を重ねて、その中で今回の開催の形となりましたので、今年はそのような事前の役員会での話でしたが、例年イベント後に反省会なども開いておりますので、そんなところから意見を吸い上げていけたらと思いますので、お願いいたします。 ◆委員(今井俊哉) 令和3年度の開催に向けた考え方を伺います。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) これもねぷた祭りと同じなのですが、かかし祭りも田舎らしい特色あるイベントだと思っています。開催できるように、ねぷた同様に安全第一を考えた上で、これも実行委員会で議論していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(今井俊哉) これまでも何回か出ているお話かもしれませんが、かかし祭りにおける駐車場用地が足りないとか、そういった声が出ていると思うのです。その駐車場用地の必要性についてどう考えていますか。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 以前から実行委員会の中でそのような声も上がって承知しておりました。その中でいろいろお話ししたのですが、会場を田んぼやあぜ道に移すと、雨が降ったらどうするのかとか、交通規制はどうするのかとか、いろいろ議論がありました。引き続き実行委員会の中で議論できればと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(今井俊哉) では、続きまして、コロナ禍におけるミニマムツーリズムの可能性についてお伺いします。  先日、ある方とお話をしていまして、太田市内にお住まいの方なのですが、藪塚温泉に初めて日帰り入浴で出かけてみたと。そうしたら、言葉に言い表せないぐらいの感動を受けまして、これはぜひ藪塚温泉を知らない市内の方に知っていただきたいというお話でした。ちょうどミニマムツーリズムといいまして近場で楽しもうという風潮もありますので、そちらでいろいろ知識を蓄えていると思うのですが、ブラッシュアップをしながらモデルとなるようなツアーの例を組むとか、あとは観光物産協会と協力してみるとか、そういったことが必要かなと思っているのですが、いかがでしょうか。 ◎商業観光課長補佐(石崎達也) 藪塚温泉を市内、市外の方にも知っていただくために、観光物産協会を中心に、温泉とお花コースであったり、古墳のコースであったり、幾つかコースを企画して県と協力してPRを行ってもおります。また、今回コロナ禍で宿泊が落ち込んだ中で、県の事業に合わせて泊まってもらおうキャンペーンを実施いたしました。泊まっていただいたお客さんに2,000円相当の地場産品、お土産をプレゼントするというもので、宿泊の25%程度が市内の宿泊者だったかと思います。そういった意味で、いろいろな機会を通じてPRしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(星野一広) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                        午後6時3分休憩 ○委員長(星野一広) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                        午後6時8分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓園特別会計に対する質疑 ○委員長(星野一広) 次に、8款土木費、11款災害復旧費、住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓園特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋えみ) それでは、204ページ、8款1項1目、耐震診断・耐震改修事業補助金1,595万円の内容について伺います。 ◎都市政策部参事(富島公則) こちらはブロック塀の安全対策の推進といたしまして、地震発生時に倒壊のおそれのあるブロック塀の撤去を実施する方に対しまして、その費用の一部を補助金として市が交付するものでございます。令和2年度から実施しておりまして、対象は建築基準法第42条に規定する道路に沿った高さが1.2メートル以上、長さが1メートルを超えるものについて補助を出しております。補助金の金額につきましては、費用の3分の2以内、上限は5万円となっております。 ◆委員(高橋えみ) ブロック塀の除却ということで、この中に費用が入っているということで分かりました。  それでは、これまでのブロック塀の除却についてですけれども、これまでの取組の状況を伺います。 ◎都市政策部参事(富島公則) 今までの取組でございますが、通学路に関しましては、学校教育課所管の通学路安全推進会議と連携を図り推進を図っております。具体的には、危険箇所があった場合について建築指導課のほうに連絡がございます。そうしますと、建築指導課のほうで現地に伺いまして、ブロック塀等の点検のチェックポイント、こういった資料が用意してございまして、これで所有者の方に説明をいたしております。その際に定期的な点検と適切な管理をお願いするとともに、今回の除却補助制度の内容を説明しまして対応をお願いしております。そのほか、現地確認と制度の周知を目的といたしまして、市内各所で個別にポスティングを実施しております。 ◆委員(高橋えみ) 教育委員会と連携を取っていただいているようですけれども、教育委員会のほうから上がってきた危険箇所は何か所あるか教えてください。 ◎都市政策部参事(富島公則) 今年度につきましては、今現在まだ1件となっております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、来年度に向けてのお取組について伺いたいと思います。 ◎都市政策部参事(富島公則) 来年度につきましても、こちらの制度が今年度からできたということですので、そちらのPRをさらに進めるとともに、現地のほうも確認いたしまして、また市民の方から直接連絡が入るということもございますので、そういったときにつきましては、そちらの資料に基づきまして適正な管理、チェック、そういったことを説明してまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) すみません、1つ戻ります。教育委員会から1件ご報告があったということですけれども、そのときのご対応について伺いたいと思います。 ◎都市政策部参事(富島公則) 実は、報告があったのがつい最近でして、今まさにこれから現地を、どうもブロック塀が部分的に崩れているような状況の場所です。 ◆委員(高橋えみ) それでは、都市政策部長にちょっと伺いたいと思います。通学路は教育委員会と連携を取っていただいているようですけれども、保育園のお散歩コースも日々ちょっと気になっているところであります。どうでしょうか、今後こども課と連携を取っていただきながら、危険箇所があれば建築指導課と連携を取っていただきたいと思いますが、ご所見を伺います。 ◎都市政策部長(越塚信夫) このブロック塀の補助については、熊本地震から機運が盛り上がって、本市も今年度から行っているわけですけれども、今、保育園の散歩コースということですけれども、特に保育園に限らず市内であればどこでも通報していただいて、建築指導課が対応いたしますので、そういうことで通報していただければ対応します。よろしくお願いします。 ◆委員(高橋えみ) それでは、荒木部長がいらっしゃって、こども課長が今いらっしゃらないので、荒木部長に伺いますけれども、いかがでしょうか、建築指導課と連携を取っていただいて、もし保育園のお散歩コースに危険なブロック塀等がありましたらご報告いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎福祉こども部長(荒木清) 危険箇所の調査につきましては、ブロック塀に限らず、交通事故等の大きな事故があった際に調査をいたしました。そういう関係の中で、ブロック塀につきましても同じような形で取り組んでもらえれば、一緒に調査しながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋えみ) 続きまして、204ページ、8款1項1目、空家等対策事業に関連して伺いたいと思います。  委員会でもご報告いただいているかと思うのですけれども、改めまして、太田市の住宅総数、空き家の数、空き家率、また5年前より減っているのか増えているのか伺いたいと思います。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 太田市の空き家についてですけれども、平成30年10月1日の住宅総数が10万1,170戸、平成25年ですと9万6,070戸でございます。空き家の推移ですが、平成25年が1万5,510戸、空き家率が16.1%です。平成30年度の調査では13.8%ということでございます。  戸数のほうですが、ちょっと調べまして答えたいと思います。  空き家の先ほどの住宅戸数が10万1,170戸、これが平成30年です。それで、前回調査に比べて5,100戸増加、そのうち空き家につきましては1万4,010戸、平成25年が1万5,510戸、空き家率13.8%となっております。
    ◆委員(高橋えみ) それでは、空き家の数が減っておりますけれども、この要因について伺います。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 空家等対策の推進に関する特別措置法が施行されまして、それに伴いまして指導を強化したことで一旦減ったという状況ですけれども、今後はやはり世帯の状況、暮らし、高齢者がいる、少子高齢化がありますので、増えるという予想をしております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、太田市空家等対策計画は今年度が多分最終年だったと思いますが、5年間延びたということも伺いました。これまでの空き家対策の計画の中で進展したところと、課題として引き続き取り組まれるところがあれば伺いたいと思います。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 平成28年度に策定しました太田市空家等対策計画は本年度切れますので、5年間延長しました。その中で、大きな事業といたしましては空き家の除却ということで、補助をして空き家を除却しております。こちらのほうで平成30年が約100戸、令和元年が98戸、令和2年が98戸の予定でございます。こちらの空き家を除却したと。そして、流通促進されているという実績があると思います。それで、まだまだ空き家に対する管理の意識、相続人の管理の意識とかが薄い物件があって、なかなか空き家が減らないという状況もありますので、新たな計画を5年間延ばしまして、来年度空き家バンクを創設する予定でございます。 ◆委員(高橋えみ) 空き家バンクはとてもいい取組だと思います。そういった空き家の利活用もとても重要だと思うのですけれども、やはり空き家にしないための取組も大事だと思っています。空き家抑止のための取組について伺いたいと思います。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 空き家抑止の取組ですけれども、やはり来年度からの空き家バンクが一つ大きな要因かなと思っております。それとともに、空き家にならないために周知をしていくことも必要かなと思いますので、今策定いたしました5年間の計画の中で、新たな周知方法も研究していきたいと思っております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、都市政策部長に伺いたいと思います。空き家の情報を早くつかむことができれば、速やかに適正な管理、また解体、活用を促すことができて、長期化、老朽化を防ぐことができると思います。これは分かっているけれどもそこが難しいのだよという話だと思うのですけれども、地道で難しいと思うのですけれども、これは東京都が「東京空き家ガイドブック 空き家のギモン編」というガイドブックを作成して配布しております。内容を見ますと、どんなときに空き家になるのですかですとか、空き家を相続する準備はありますかという、空き家予備軍に対する問いかけと、自分に適した利活用の方法ですとか、親族間での共有名義の物件があるけれども活用について意見が合わないですとか、リアルな親族間の問題も掲載されております。  本市もそういったガイドブックみたいなものを配っていただいていると思うのですけれども、ぜひもう一度内容の充実を図っていただきまして、配布するタイミングも大事だと思うのです。こういったところはいかがでしょうか、お考えがあれば伺いたいと思います。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 今、担当課長からありましたように、令和3年度より空き家の利活用を進めるために空き家バンクを開設するわけですけれども、決して空き家バンクに登録数を増やすことが目的ではなくて、大事なのは空き家になる以前に未然に防ぐことだと思います。そのためには、今お話しのとおりの周知や啓蒙活動が非常に大事だと考えています。  今、東京都のお話もありましたけれども、あらゆる機会を捉えて未然に防ぐための、これからになりますけれども、有効なパンフレットあるいはチラシ等をつくって、亡くなった方の家族に一緒に同封して出すとかといったことも取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(高橋えみ) どうぞよろしくお願いします。  最後に、空き家の相談をどこでやっているか分からない市民の方が結構いらっしゃるのです。私も何人かの方に聞かれまして、私も分からなくて、ググッて分かったということが結構ありました。ぜひ定期的に、いつでも空き家の相談はやっていただいていると思うのですけれども、例えばあえて空き家相談デーをぜひ設けていただいて、持ち主である方が足を運びやすいタイミングをつくっていただくのも一つかなと思いますが、お考えを伺いたいと思います。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 実は、もう来年度に向けて、できれば窓口をワンストップに近い形で、ちょうど先ほどの耐震診断、ブロック塀、それから木造の耐震診断もやりますので、同じフロアでありますし、そういったお客様にワンストップでサービスできるような体制を今整えつつあるということでご理解ください。 ◆委員(松川翼) 204ページ、8款1項1目、耐震診断・耐震改修事業補助金1,595万円についてお伺いします。同僚義務から今質問がありましたけれども、違った角度からお聞きしたいと思います。  まずは、概要についてお伺いしたいと思います。 ◎都市政策部参事(富島公則) ただいまの耐震診断・耐震改修事業補助金でございますが、ブロック塀に関することもこちらに入っておりますが、そのほかに、地震発生時における木造住宅の倒壊による災害を防止するため、住宅への支援策といたしまして、耐震診断や耐震相談をはじめ、耐震工事を実施する場合の建物を全部改修する場合や部分的に改修する場合、また耐震シェルターを設置する場合、または建て替える場合につきましては除却する建物への補助、こういった補助制度を実施しております。対象につきましては、昭和56年の新耐震基準以前の木造戸建住宅となっております。 ◆委員(松川翼) 対象が新耐震基準以前の木造住宅ということでありましたけれども、最近世界でも大きい地震が起こっていて、本当に油断ならない状況だと思っております。  それでは次に、この耐震診断・耐震改修工事の令和元年と令和2年の実績についてお伺いしたいと思います。 ◎都市政策部参事(富島公則) 実績でございますが、耐震診断につきましては、令和元年度が14件、令和2年度が24件です。改修工事につきましては、全部改修が令和元年、令和2年とも1件、部分改修につきましては、令和元年がゼロ件、令和2年が1件、建て替え補助につきましては、令和元年が12件、令和2年度が6件ということです。耐震シェルターにつきましては、残念ながら過去に実績はございません。 ◆委員(松川翼) 今、令和元年が14件で令和2年が24件と2倍の耐震診断の申込みが来たみたいですけれども、どういった理由なのかお伺いします。 ◎都市政策部参事(富島公則) 耐震診断の件数が増えたことにつきましては、こちらの耐震診断・耐震改修制度の普及啓発を目的といたしまして、今年度から対象となる住宅にお住まいの方へダイレクトメールを発送しております。地震に対して危険な可能性があることを周知いたしまして、併せて耐震診断などの啓発を実施したことが今回の増加の一因と考えております。 ◆委員(松川翼) PR効果により診断が増えたわけですけれども、その耐震改修工事はどういった工事が対象となるのか教えてください。 ◎都市政策部参事(富島公則) 耐震改修工事ということですので、耐震性を高めるというのが基本になります。この制度で対象となる工事につきましては、耐震改修に関する部分、例えば建物の補強では一般的に壁を強くするということになるかと思うのですが、この際に壁を補強するための筋交いを入れるのが一般的な工法となります。筋交いを入れる場合、既存の壁、天井、床の一部を解体した上で筋交いを入れることになります。工事の対象となるものにつきましては、この筋交いを設置する費用、解体費用、この部分を復旧する費用ということで、あくまで耐震に関することになります。 ◆委員(松川翼) 改修工事件数が少ないのですけれども、改修工事まで至らなかった原因と、改修工事を推進させるための今後の取組として、例えば耐震改修工事を実施する場合、併せて耐震補強に関する以外のリフォームを実施したい方もいると思いますので、住宅リフォーム制度では過去10年以内に申請したものは対象となりませんけれども、耐震改修制度を利用する際には10年の縛りをなくして、耐震改修制度とリフォームの制度の連携ができればさらにいいかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎都市政策部参事(富島公則) まず、耐震改修の工事件数が少ないことについてですが、改修工事まで至らなかった原因といたしまして、所有者が高齢者の方が多いということがあります。将来の利用の見通しが難しい、それで費用負担が大きい耐震改修工事になかなか踏み切れないということが挙げられます。それと、今年度に関して言いますと、コロナ禍におきまして工事の打合せや施工によりまして人との接触機会が増えてしまうことを敬遠して今年度は見送るといった意見もございました。  それと、今お話のありました耐震工事を推進するための住宅リフォーム支援制度との連携につきましては、市民にとって使いやすい制度となるように今部内で協議を行っておるところでございます。耐震改修工事を実施する方につきましては、住宅リフォーム支援制度の要件の一部を改正しまして、来年度から併用して使えるような検討を現在進めているところでございます。 ◆委員(松川翼) 検討していただけるということで、大変ありがたく思います。この施策は、使い方によっては今住んでいる人だけではなく、中古住宅を買ってリノベーションとしての活用も見込める制度と思っておりますので、さらにPRしてこの制度を十分にフル活用していただけたらと思うのですけれども、さらにご所見をお伺いします。 ◎都市政策部参事(富島公則) 今委員おっしゃるとおり、こちらの制度は中古住宅を購入した場合でも使用することができます。中古住宅の有効活用ともなります。それと、先ほど来出ております空き家対策としても効果が期待できるものかなと考えておりますので、部内で連携を図りましてPRに努めてまいりたいと思います。 ◆委員(松川翼) 最後に部長にお聞きしたいと思います。部内で協議していただけるということでありましたけれども、昨日の新聞でも、県土整備プランにおいて県内の住宅の耐震化が87%ということが書いてありました。今後、県においても耐震化を進めていくということでありますので、恐らく県のほうでもこういった耐震化のメニューが出てくると思いますので、ぜひ県と市のメニューを併せて耐震化に努めていただけたらと思いますけれども、部長のご所見をお伺いします。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 県の耐震ももちろん踏まえてなのですけれども、都市政策部では、先ほど来からお話が出ています耐震改修事業、住宅のリフォーム支援事業、それから太田市空家等除却補助事業ということで、持家に対する数多くのメニューをそろえております。こうした中で、当部の目標というのは安全な居住環境の推進でありまして、そのためにこれらの事業を一つのサイクルとして捉えて、先ほどもお話ししたのですけれども、できる限りワンストップの窓口業務で耐震実務のアップももちろん含めてですけれども、取り組んでまいりたいと考えております。3つメニューがありますから、おうちの窓口とでも命名して住民サービスアップにつなげてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆委員(板橋明) 208ページ、道路新設改良事業6億1,514万4,000円ですが、前年に比べますと3億6,600万円増となっています。大幅な増になった要因をお聞きします。 ◎都市政策部参事(高橋将仁) 道路新設改良事業ということですけれども、大きくなった理由につきましては、今まで側溝とかそういうものは河川水路新設費で見ていましたので、その分をはっきりと分けて、道路のほうで全て交ぜたということでございます。 ◆委員(板橋明) 道路交差点の信号のところを右折という中で、対向の直進車がありますとなかなか右折できないと。そうすると、後ろについてくる車が何台もつながってしまいますよね。そうすると、交通がなかなかスムーズに流れない箇所が結構太田市にはあります。そういう中で、特に今年度と新年度、太田市のシンボル、観光の拠点とも言える金山の総合整備事業に取りかかります。これはハイキングとかいろいろな面の事業です。そうしますと、金山にお客様、または東金井から県道太田桐生線のところで右折して金山に登って、松風峠を通って大光院のほうに行くと。この道路で、特にここは市道と県道が2つあるのです。特に、私のほうはまず市道、市道ですから東金井から松風峠の上あたりまででしょうか、通っている人は分かると思いますが、あそこは割と山際の側溝に蓋がなかったり、桐生のほうから上っていく場合に左側の崖側に側溝がなかったり、こういう形で非常に危険なのです。それなので、先ほど言った右折の問題と、市道の道の側道の面について、関連というか兼ね合いがありますのでお聞きします。 ◎都市政策部参事(高橋将仁) まず、交差点の右折の部分につきましては、現在群馬県にも入っていただいている太田管内の渋滞対策協議会の中で、太田市から県へ交差点改良の要望をさせていただいているところでございます。今年度から熊野町交差点の改良事業に着手しておりまして、事業の進捗を見計らいながら順次追分交差点と、今委員ご指摘のありました仮称でございますが松風峠交差点についても実施していく方向で検討されていると県から報告を受けているところでございます。市としても、このまま引き続き早期の着手について協議会を通して強く要望してまいりたいと思いますので、よろしくご理解いただければと思います。  それと、もう1点の側溝等の問題についてでございます。現状の今委員がおっしゃっている道路の市道部分で、過去に重大事故が発生したという例は、実際にはうちのほうでは報告がないので把握はしておりませんが、委員ご指摘のとおり、峠の曲がり道で側溝の蓋がなく、注意喚起の看板等、またガードレール等も一切ないということでありまして、歩行者や自転車にとっては通りにくいのも事実であると認識はしております。また、近年車が大型化している中で、現状の幅員ではドライバーにとっても運転しづらいとは想像できますけれども、今おっしゃっていた側溝等をつけたり、蓋をしたり、ガードレールを設置したり、そういうものにつきましては、一方で管理上の観点から考えますと側溝清掃などの際は大変複雑になってきまして、詰まってしまって水があふれてしまうようなことがあると思います。 ○委員長(星野一広) 高橋参事、簡潔な答弁を。 ◎都市政策部参事(高橋将仁) すみません。いずれにしましても、地元区長や地域住民や利用者の声を聞きながら、その是非について注視してまいりたいと考えておりますので、どうぞご理解いただければと思いますが、よろしくどうぞ。 ◆委員(板橋明) 落ち葉が詰まる云々というのですが、今でも落ち葉が詰まっているのですよ。それで側溝が見えない、分からないのですよ。それで、重大な事故がなかったと言っていますけれども、ここは割と抜け道に使うのです。それなので、ここは非常にみんな危険を感じながら、冷やりとして運転していますよ。特に、対向車が来たときは大変です。ですから、蓋の管理が大変というのも分かりますけれども、人に万が一何かあったら、この道路関係の責任は道路管理者ですから、特に市道ですから。それで、できればポストコーンとか、ちょっとした運転手の視線の誘導標だとか、車線分離標だとか、交通安全のそういう整備の製品がいろいろありますよね。その辺で考えてください。それも一つ大事なことかなと思いますので。  それと、これは部長にお聞きしてもいいのかな。今言ったように、市道と県道が松風峠のところから分かれるのです。それなので、利用者にとっては市道だ県道だと言っても分からないのですけれども、ただ、道路の管理者とすると細かい決めがありますからよく分かるのですけれども、ぜひ市道を県道に昇格させるということもこれからは必要ではないかなと思います。太田市が誇る金山です。金山城もあります、史跡金山城跡ガイダンス施設もあったり、いろいろ観光の場所ですから、まして東金井のほうは高速道路を使って来る人も多いですから、ぜひよろしくお願いします。部長、どうでしょうか。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 市道から県道の所管替えというのは、ちょっと簡単にはいかないかなと思います。ご指摘の松風峠の東面のつづら折りのことをおっしゃっているのだと思うのですけれども、ちょうど先月、私は七福神巡りで金龍寺から玉巌寺まで歩きましたので、今おっしゃった、歩くところも狭いですし交通量もかなりあるということで、危険を感じたというのは重々承知しております。  側溝の蓋云々についてもあったのですけれども、委員からもいろいろなご提案がありました。確かに、何か蓋にこだわらず歩行者の安全を第一にできるような方法、例えば段差ありの看板をつけるとか、車の速度を抑制するようなハンプという方法もちょっと思いついたのですけれども、そういったこともいろいろ含めて交通安全、歩行者の安全を優先するという意味で取り組んで、研究していきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(板橋明) 次に、204ページに移ります。  空家対策事業のところでほかの同僚議員が聞いていますので、重複を避けて弁護士委託料2万8,000円の内容をお聞きします。 ◎都市政策部参事(田村克弘) この弁護士委託料ですけれども、空き家の所有者から空き家の処分等に関しまして相談があった際、法律的な難しい案件があった際に、群馬県弁護士会と空き家の協定を結んでいます。そちらに市が相談して所有者に回答するということで盛ってあります。 ◆委員(板橋明) それと、調査委託料についての内容はどのようなものでしょうか。 ◎都市政策部参事(田村克弘) こちらの調査委託料については、先ほどの弁護士と似ている感じなのですけれども、例えば、空き家の所有者がこの空き家を売ったら幾らになるとか、分筆したら分筆費用が幾らになる、除却費用が幾らになる、そういう費用について土地家屋調査士会とか宅建協会とかに見積もり等を依頼しまして、その文書作成費になっております。 ◆委員(板橋明) 224ページの市営住宅維持管理費の中の弁護士委託料203万5,000円は、前年も同じ額でした。定額でしたが、この内容をお聞きします。 ◎建築住宅課長(山田正和) 弁護士委託料203万5,000円ですけれども、市営住宅使用料等の主に滞納案件に対しまして、弁護士へ委託着手金、それから即決和解委託料、訴訟委託料、強制執行委託料、市営住宅管理に関するその他相談料、それぞれの想定件数を積み上げまして計上した額になります。 ◆委員(八長孝之) 208ページ、8款2項3目、新設道路改良事業に関してお伺いします。  新市民体育館の建設が始まりますが、周辺道路、武道館の東は大雨が降ると冠水し、武道館西の砂利の駐車場前付近は自動車が交差できない狭い道路となっております。この辺は民家も多く、イベントが開催される際、かなり混雑すると苦情にもつながりかねないと考える場所ですが、今年度における周辺道路の工事の実績があれば実績、あと、来年度以降の周辺道路の整備計画があるかお聞かせください。 ◎都市政策部参事(高橋将仁) 今年度の実績でございますが、陳情案件で、武道館の南側の東西道路を安全上の観点から一部拡幅しております。また、サッカー・ラグビー場とスバルロジスティクス、ラフィエット通りとのT字路の交差点の改良を渋滞緩和の観点から実施しております。それが実績でありまして、今年度以降の予定につきましては、現在のところ計画自体はございません。申しわけありません。 ◆委員(八長孝之) この場所は、地元の住民の方にとっても以前から改善の要望等が非常に高い場所でございます。今後、避難所の拠点として、そしてイベント等の開催を考えると周辺道路の整備も必要と考えますが、ご所見をお願いいたします。 ◎都市政策部参事(高橋将仁) この辺の土地につきましては、土地がもともと低いところでありまして、地形的にもいろいろな問題が発生するところでございます。必要であれば、今後いろいろな工事、またそういうものを考えていきたいと思いますので、よろしくご理解いただければと思います。 ◆委員(八長孝之) 最後に部長に伺います。やはりこの辺ですけれども、体育館ができるだけでは意味がない。やはり来る方にとっても利便性が高くないといけないというところでは、やはり周辺整備が必要ではないかと思うのですが、お考えについてお聞かせください。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 新体育館を中心とした周辺対策、道路を中心にということですけれども、これは当然、必然であると考えております。今後、新体育館ができて相当のイベントで人が来る、そうした人だとか車の流れ、あるいは来る方々の輸送をどうするかといったことも、関連課と当然それは相談していかなければならないと考えております。また、県道の管轄の県や、太田警察署とも連携しながら相談してまいりたいと思います。よろしくお願います。 ○副委員長(木村浩明) 218ページ、8款4項4目、公園管理費の工事請負費に関連してお聞きします。  現在、太田市内に公園が何か所あって、その中で遊具のある公園は何か所あるでしょうか。 ◎行政事業部参事(田村敏哉) 市内に公園は420か所ございます。そのうち遊具が設置してある公園につきましては283か所になっております。 ○副委員長(木村浩明) 市内に身体障害者手帳を持った人の今現在のデータがありますので読み上げます。6,835名いる中で、18歳未満の人が176名。もう一つ、今度は知的障がいのほうで療育手帳を持っている方が市内に1,708名いる中で、18歳未満が546名います。特に、18歳未満の障がいを持っている方に対して、今まで遊具のある公園を運営管理するに当たって、何か配慮する施策とかがあったら教えてください。 ◎行政事業部参事(田村敏哉) 過去から今までの管理でやってきたかということでありますと、一応公園のバリアフリー化をさせていただいている公園はありますけれども、遊具に関して言うと、使えるようなものについては設置してございません。 ○副委員長(木村浩明) せっかくですから、今後のことももしあったら教えてください。 ◎行政事業部参事(田村敏哉) 木村副委員長から言われたスペシャルニーズのあるお子さんと、ないお子さんが安全に遊べるような公園というのは理想の形なのかなとは思っております。もし、例えば今後公園の立地条件であるとか規模とかそういうものが許して、あと予算等が許すのであれば、そういった遊具を設置するなりして遊べる場所にしていければいいなとは思っております。 ○副委員長(木村浩明) これは障がいを持つ子どもを持つお母さんから聞いたお話ですとか、あとはいろいろ状況を考えますと、子どもを公園、遊具のあるところに連れていきますと、やはり子どもは素直ですから、みんなが楽しく遊んでいるものがあると並びたがるのだそうです。実際に並んでも、例えばほかの子どもに何かけがをさせないかとか、もちろん自分も、子どももうまく使えませんから列から引き戻すと。ただ、また並びたがると。実際には、これは現実を知る社会勉強にはなりますけれども、公園に近づいてみんなが楽しいところなかなか近づけないというような現実がございます。なかなか切ない問題でございます。  そこで、今課長からもお話がありましたけれども、今までこういう障がいがある子どものために、なかなかうまい手がなかったところなのですが、最近、障がい者でも使えるように工夫されたインクルーシブ遊具というものが開発されたようです。この遊具が導入された公園をインクルーシブ公園といいます。これは設置例もありますので、ぜひ今後調査研究をして導入の検討をしていただいて、少しでも、1割でも設置していただければと思いますけれども、お願いいたします。 ◎行政事業部参事(田村敏哉) 委員おっしゃっているのは、多分都議の方が都議会で発言をなさって、豊島区のとしまキッズパークと砧公園にでき上がった公園のことを指しているのかなと思います。非常にいい公園だとは聞いておりますし、研究はさせていただければと思います。      ◎ 休     憩                                       午後6時51分休憩 ○委員長(星野一広) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後7時10分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(高藤幸偉) 208ページ、8款2項6目、幹線道路整備事業についてお伺いをいたします。  市内の道路については、多くの人たちが利用している公共施設です。歩く人、車を運転する人、同乗する人、安全と利便性を提供するものであります。日頃からパトロール、また市民からの情報を基に作業をしていただいております。老朽化が進む道路ですが、毎年予算と労力をかけ、事故のない安全安心な道路を維持していることに感謝しておりますが、できれば道路が損傷する前にメンテナンスを行い、長寿命化を図っていくほうが長期的な視点に立ったときより効率的な安全安心が担保できるのではないかと思います。管理している道路を分散し、4か所から5か所に分け、予防保全の強化になる道路を延命化し、劣化の早期発見を行う、現状の穴埋めだけでなく、また穴が開いてしまうので、予算と時間をかけて耐久性の上がる工法などを積極的にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎道路保全課長(山本和幸) 委員おっしゃるとおり、市内の道路は高度成長期に舗装された路線も非常に多くて、今現在老朽化が大変進んでいるような状況ではございます。このような状況を踏まえまして、平成28年度に舗装長寿命化修繕計画を策定いたしまして、平成29年度から主に市道の1級・2級路線の舗装の補修を進めているところでございます。それぞれの路線の交通量などを考慮いたしまして、その路線に合った工法、舗装構成を検討しながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高藤幸偉) 次に、部長にお伺いいたします。太田市においては車が大変多くなっております。東西南北へと、一般車、また輸送関連機器の。 ○委員長(星野一広) 高藤委員、まとめてください。 ◆委員(高藤幸偉) はい。その他道路の舗装がもたない、長期計画を立てて、予算も長期的に見て、舗装長寿命化修繕計画の下、道路維持ができればと思っておりますが、お考えをお聞かせください。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 道路の維持補修につきましては、担当課のパトロールをはじめ、関係職員、そして区長会や、ここにおられる委員皆様のご協力により、何とかしのいでいる状況です。近年はありがたいことに包括協定という中で、郵便局や保険会社等により道路瑕疵の連絡をいただく等の体制も整いつつあります。ただ、こうした状況になる前に計画的に舗装修繕を行うべきとのご意見でございますが、もっともであると思います。このことを踏まえまして、基本的には舗装長寿命化修繕計画により、委員のおっしゃるとおり、長期的な視点に立って対応してまいりたいと考えております。  一方で、早期発見を心がけ、臨機応変の維持補修に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(渡辺謙一郎) 204ページをお願いします。空家等対策事業ですが、同僚委員からもありましたが、角度を変えて質問させていただきます。  先ほど、来年度は空き家バンクということでお話がありました。具体的に空き家バンクというのは、ホームページなどを使って募るとか、そういうことでよろしいのでしょうか。 ◎都市政策部参事(田村克弘) ホームページもありますし、あとは空き家の所有者に対してアンケート調査をしていまして、空き家バンクに登録していいよということが確認できたものを登録していくということになると思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(渡辺謙一郎) そうすると、その辺の予算などはここに入っているということですか。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 空き家バンクの予算というのは特に入っておりません。情報提供ですので、特に予算化しなくてもできるということでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 現在の太田市ホームページの空き家関係のページを見てみますと、平成29年の協議会の内容から何も変わっていなくて非常によろしくないと思いますので、ぜひこの辺は変更していただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 私もホームページを見まして、更新がない状況ですので、新しい内容ができましたら更新はしていきたいと思っております。 ◆委員(渡辺謙一郎) それと、先ほども農政のときにイノシシの件でちょっと空き家の話が出てきましたけれども、特別措置法14条で、概要的にお話ししますと、生活環境の保全を図るための措置を取るよう指導、勧告、命令ができるということになっておりますけれども、この辺の措置を取った、指導勧告をした件数をお聞かせください。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 今、太田市が勧告している物件は4件ございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) それに対して反応がない場合は違反の過料が科せられるということもあると思うのですけれども、その辺まで行っている案件もあるのかお聞かせください。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 今のところ、勧告で止まっている状況でございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 先ほどイノシシの件なども話したとおり、非常に困っている案件などもありまして、そこのお宅で言いますと、もう太田市にいない方で、恐らく住民票も東京のほうに移っているのかなという方もいらっしゃるということらしいです。そういう案件に関しては、ぜひ法律を使ってでも何とか対応ができるように、非常に困っておりますので勧告等を行っていただきたいなと思っているのですけれども、その辺に関して、今現在特定空き家で、今後そのような勧告とかに対してやっていくというような考え方というのですか、どういう考え方を持っているのか、部長にお伺いしてよろしいですか。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 今お話しのとおり、特定空き家で4件について勧告を行っているわけで、この勧告命令で改善されない場合というのは、当然今お話のとおり法律に則って行政代執行等ができるとなっております。今のところ、この行政代執行に入る基準がまだちょっとはっきりしていないというか、勧告によって改善することを継続して交渉しているという状態です。ただ、法律あるいは条例もありますから、これで周りの方々に迷惑をかけたり、人命にかかわったりということになれば執行しなければならないと思いますので、その時は法律等に則って粛々と行ってまいりたいと考えています。よろしくお願いします。 ◆委員(渡辺謙一郎) 期日等も指定するところがあると思いますので、本当にひどいものに関しては、ぜひともそのようにしてもやむを得ないのかなと思います。よろしくお願いしまして終わりにします。 ◆委員(今井俊哉) 213ページ、市街地整備費に関連して、既に完了した市街地再開発事業の事後評価の実施方法と、実施の根拠となる法令その他の規定を伺いますが、国土交通省所管公共事業の完了後の事後評価実施要領はどうか、行政機関が行う政策の評価に関する法律はどうか、本市のISOはどうか、それぞれ根拠として該当するかどうか、お答えください。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 既に終了しました市街地再開発の関係でございますけれども、国土交通省で公共事業等に関して5年以内という一つの基準が出ております。また、再開発のマニュアルということで、再開発事業に関しまして、やはりそのマニュアルにのっとって評価をすることが望ましいと。そこで、実施するのは実施主体の判断ということが出ております。ただ、太田市はISOを導入しております。1回事業が終了してから5年ということがあります。今3年目、来年4年目、その次が5年目ですので、令和3年、4年という間で評価できるものがありましたら、そういうのは検証していきたいと思っております。
    ◆委員(今井俊哉) 一番最近のは太田駅南口第二地区ですか、それについて今後の事後評価の方針と、あとは公表するかどうか、その辺はいかがお考えでしょうか。 ◎都市政策部参事(田村克弘) 市街地再開発の社会資本総合整備計画の事後評価ということで、こちらのほうは既に公表してございます。それにプラス、ISOを導入しているということで公表できるものがあれば、それは公表していければなと思っていますので、それは研究をさせてください。 ◆委員(矢部伸幸) 208ページ、先ほど同僚委員も質問しましたけれども、幹線道路整備事業です。  東部幹線の進捗はどうなっていますか。 ◎都市政策部参事(高橋将仁) 東部幹線の進捗でございますけれども、地権者との面談とかいろいろありまして、現在のところ、今までに引き続きその調整を行っていっているところであります。計画を見守っていただければと思います。ご協力よろしくお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) コロナ禍でいろいろ動けない状況も理解できますけれども、今後東部幹線は進める方向でいくのか、どのようにお考えなのか教えてください。 ◎都市政策部参事(高橋将仁) 東部幹線につきましては、現在のところで考えると、できるだけ進める方法でいきたいと今考えております。 ◆委員(矢部伸幸) やはり東長岡交番の周辺は本当に渋滞が大変ひどくなっていますので、東部幹線ができることによって相当大きな効果ができると思います。東部幹線ができるに伴って、今度は矢場町とか植木野町の交差点もやはり改良が必要になるのかなと思いますけれども、そこら辺まで考えられますか。 ◎都市政策部参事(高橋将仁) 今現在まだ調整中で、そこまで考えるところまで達していませんので、今の段階では考えていません。 ◆委員(矢部伸幸) まず、東部幹線を進めるようご努力をよろしくお願いいたします。  続いて、214ページのスマートインターチェンジ周辺整備事業ですけれども、何かこれから変わりますか。 ◎都市政策部参事(田村克弘) スマートインターチェンジ周辺整備につきましては、今のところ一旦整備については休止している状態でございます。ただ、地元住民の方々と話し合いをしながら、地区のためになるようなものを、今研究を進めるところでございます。 ◆委員(矢部伸幸) 過去に特別委員会もあって、そのときにいろいろ案を委員の側からも出させていただきました。釣堀だったり、僕は土俵と言ってみたり、バスケットも関連してスリー・オン・スリーのコートとかもいいのかなと思います。何かいろいろアイデアが出ると思いますけれども、そこら辺はどうお考えですか。 ◎都市政策部参事(田村克弘) ご承知のとおり、スマートインターチェンジの西の市有地というのは水がない、給水にお金がかかるという状況でございます。延期された期間がありますので、やはり地元にとってもいいものができる、お金がかからないでできるようなもの、あとは民間が何かつくれる、そういうのも研究はしていきたいと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) 続いて、これは土木費全般的に言えるのかなと思うのですけれども、市民満足度調査から見ても、やはり市民が要望しているのは渋滞であったり道路に関することでございます。本市として、今の土木費関係の予算が足りているのかどうか、どうお考えですか。部長、どうですか。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 非常に難しいご質問ですけれども、我々とすれば与えられた予算、マンパワーもありますから、両方バランスだと思うのです。今の中で最善を尽くしたいと考えています。 ◆委員(矢部伸幸) 金額が足りている、足りていないというのは答えづらいのだろうと思うのですけれども、ただ一つ、僕は決算ベースで総務省の過去データを10年間調べたのです。平成20年から平成30年で、類似団体の土木費と太田市の土木費を比較して、平成29年だけ太田市のほうが平均より上回っているのですよ。でも、それ以外はずっと類似団体の平均よりも下回っている。ということは、やっぱり太田市の土木費はもうちょっと、毎年ではなくてもいいですけれども、数年に1回ぐらい類似団体よりも上がってもいいのかなと思うのですけれども、その辺はどうお考えですか。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 今後とも適正な予算を要求していきたいと思いますし、財政課もここにいて聞いていると思いますので、また委員の皆さんからもバックアップいただければいいかなと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひ自信を持って予算要望していっていただきたいですけれども、もう一度、最後に一言、気合の籠もった一言をいただければと思います。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 気合の籠もった一言を言いたいのですけれども、余り予算が付くと、今度は現場で人が足りないという非常に難しい問題もあるのです。ですから、これは先ほど言いましたように、人と予算とバランスよく、その中で頑張っていきますので、よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 8款土木費の1項1目で、道路整備の現況をお聞きいたします。  地区別にお伺いします。合併のときからの旧太田市、旧新田町、旧尾島町、旧藪塚本町の道路の改良率と舗装率を、合併当初から現在まで教えていただきたいと思います。お願いします。 ◎道路保全課長(山本和幸) 平成31年4月1日現在のデータということで、改良率ですが、太田地区で94.5%、新田地区で85.8%、尾島地区で88.5%、藪塚本町地区で99.3%、こちらが1級路線ということになっております。2級路線に関しまして、太田地区が96%、新田地区が86.8%、尾島地区が69.6%、藪塚本町地区が94.8%、その他の路線としまして、太田地区が66.9%、新田地区が58.2%、尾島地区が40.7%、藪塚本町地区が51.2%で、それぞれの合計としまして、太田地区が70.3%、新田地区が61.2%、尾島地区が45.1%、藪塚本町地区が57.1%となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) ちょっと声が小さくて、何かもっと自信を持って言ってもらいたい。かなり進捗したと思っております。今後の目的と目標を、そしてまた道路というのは自治体においての循環器だと思います。それについて部長のコメントをお願いします。 ◎都市政策部長(越塚信夫) 今、担当課長から旧1市3町の2,600キロメートルを超える延長のそれぞれの舗装率等があったわけですけれども、もう合併して16年が経とうとしております。便宜上、統計としては取っていますが、そういう意味ではちょっとかんに障るかも分からないですけれども、1市3町の比較はあまり意味がないのかなと思います。必要なところは舗装もしていきますし、そうでないところと、そういった取捨選択する時代に入ってきたのかなと思いますので、そういう意味で、舗装率を上げることはやぶさかではないのですが、そういったことで取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(星野一広) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後7時32分休憩 ○委員長(星野一広) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後7時35分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 12款公債費〜14款予備費・給与費明細書等・第1表歳入歳出予算・第2表債務負担行為・第3表地方債に対する質疑 ○委員長(星野一広) 次に、12款公債費から14款予備費まで及び給与費明細書等並びに第1表歳入歳出予算、第2表債務負担行為、第3表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(八長孝之) 295ページ、給与費明細書についてお伺いします。  給与費明細書において、会計年度任用職員が本年度に比べ89名削減されておりますが、その理由と影響についてお伺いさせてください。 ◎企画部参事(長谷川晋一) 主な理由といたしましては、会計年度任用職員、そして再任用職員、そして正規職員、それぞれの業務の再配分を行った結果ということになります。また、教育委員会におきましても、学校現場におきまして各種業務の見直し、そして業務の再配分を行った結果ということになります。 ◆委員(八長孝之) 最後、時間がないので部長に伺います。実は、これは2つの側面からの心配があって質問させていただいたのですが、まず1つ目は、職員の方の負担の増加というところで、やはり負担が増加されることによって時間外勤務が増える、これではやはり本末転倒かなとちょっと思うところと、あとは、やはり削減による市民サービスの低下、十分なサービスが提供できなかったり、例えば私たち本委員会でもたくさんの意見、要望が出されましたが、それに関して人が足りなくてできないということではやはり本末転倒かなと考えます。本当にこの89名はかなり多い人数ですけれども、削減することによっての影響はないのか、お聞かせください。 ◎企画部長(栗原直樹) 今、人事課長のほうからも説明があったのですけれども、新型コロナウイルスの関係で大分事業等も減っております。その辺の見直し、後は今年度につきましては、各部局で時間外勤務等の見直しもさせていただきました。課の中でできることは課の中で、課の中でできないことは部局の中でということで大幅な見直しをしております。そういった形の中で、結果として会計年度任用職員の減ができたのだと思います。今後、事業の関係で人員が必要となれば、また会計年度任用職員等の柔軟な対応で今後検討していきたいと思っておりますので、ご理解いただければと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(八長孝之) 今、柔軟な対応ということでご意見がいただけたので非常に安心いたしました。職員の方の負担が増えることで、やはり今やっている働き方改革であったり、ワークライフバランスが崩れるのが心配の一つだと思いますし、市民サービスの低下が起きないかということも心配になりますので、その辺、もう一度副市長に、最後にお考えをお聞かせください。 ◎副市長(木村正一) 人員と仕事の関係ですから、仕事量に応じて流動的に人を移動させるとか、あるいは仕事の効率化を通じて業務負荷を軽減し、市民サービスのクオリティーに影響がないようにするのがマネジメントの使命だと思います。それに基づいて、管理職の人たちは日々マネジメントしていますので、もし問題があればご指摘いただければと思います。 ◆委員(矢部伸幸) それでは、昨日に引き続きちょっと質問させてもらいます。  まず、9ページの地方債のところの新市民体育館建設事業が一応ここには19億5,700万円と書いてある。その次、303ページを見れば、今度は教育費のところの保健体育費で市民体育館建設事業で合わせて54億5,000万円、国から10億円とか、民間から寄附が30億円というのが国県支出金のところに載るべきなのか、その他のところに載るべきなのか。いろいろ今までの説明と違っていて、どうこの予算書から今までの新市民体育館のことを理解したらいいかちょっと分からなくて、どう捉えればいいですか。 ◎総務部参事(瀬古茂雄) 先ほど来の国補助金と企業版ふるさと納税につきましては、各年度に金額が幾らというのがまだ決まっておりませんので、その金額が決まったというか、ある程度見込める段階になってから補正予算なりで対応していきたいという形を今取っております。したがいまして、当初予算では現在計上していないという状況でございます。 ◆委員(矢部伸幸) そうなってくると、僕たちが信じるのはこの予算書なので、今まで国から10億円来るとか、寄附で30億円もらえるというところも、やはりその他のところに書いてあったりすれば、ある程度言ったとおりだよねと思えると思うのですよ。ただ、今ないから書けないというのがどうも理解できなくて、その辺はどうお考えですか。 ◎総務部参事(瀬古茂雄) 委員のおっしゃることもよく分かりますが、国庫補助金につきましては既に内示という話をちょっと聞いているのですけれども、ただ、何年度に幾らという内示ではなくて、総額で10億円という内示というか、それについては来ているという話は伺っております。また、企業版ふるさと納税につきましても、総額で30億円を相手のほうからいただけるような話も来ておるのですが、ただ、最終的に事業費や国庫補助金の内容がはっきりしませんので、先ほどちょっとお話ししているのですけれども、その辺が固まり次第企業版ふるさと納税のほうも予算を計上していきたいと。トータル的に、ここの国県支出金には国庫が最終的に入って、その他という欄に今のところでいくと企業版ふるさと納税を入れていきたいと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) 国庫補助金のほうは、きちんと内示の状況が分かれば何となくそれは分かる気がする。ただ、寄附のところの約束という言葉でずっと今まで説明されてきたわけですよ。この予算書で違うところの寄附金も、実際もらっていなくてもある程度計上されているわけではないですか。それとの整合性を考えると、やはり30億円の約束というのは書いてもいいのかなと思うのですよね。そうでなかったら、あれ、単独で全部出すのかなと、僕たちはこの予算書を見たらもうそう思うしかないのですよ。そこら辺はどうですか。 ◎総務部参事(瀬古茂雄) 委員のおっしゃることも分かるのですけれども、ほかの企業版ふるさと納税などは、新規も当然あるのですけれども、ただ実績で計上した金額は小さいのですけれども、そういうところも企業版ふるさと納税は当初から載せているようなところがあります。ただ、今回の市民体育館につきましては、額がというのもあれですけれども、この経済状況などを鑑みますと、いきなり数億円という数字を計上するような形ですと、ちょっと相手方もあるのでなかなか厳しい状況がありますので、ある程度の金額内がもう大丈夫だろうと言った段階で寄附金を計上するというほうが妥当だろうという話になりまして、今回は計上していないという状況でございます。 ◆委員(矢部伸幸) ごめんなさい、ちょっといじめるわけではないですけれども、経済状況の話をされてしまうと、では30億円の寄附の約束というのも、やはり経済状況で出るか出ないかも分からなくなってしまう。そうなってくると、もう根本的にこの新体育館の話というのが本当にありなのかどうなのかというところまで突っ込まざるを得なくなってくるのですよね。それをするのだったら、やはり5億円でも10億円でもある程度予算計上していただいて、それで、もう入るのだなと僕たちが安心して、体育館を造るとある程度僕たちだって、僕も群馬クレインサンダーズのことも関連して期待しているわけですよ。ただ、数字上の根拠がなければ、僕たちは怖くて仕方ない。どうですか。 ◎総務部参事(瀬古茂雄) 同じ答弁になってしまって申し訳ないのですけれども、こちらにつきましては、今回当初予算という形で載ってはいないですけれども、新年度に入りましてある程度寄附がされて今後見込めるというめどが立ちましたら、予算を随時立てていきたいと今は考えております。 ◆委員(矢部伸幸) 部長、数字上の信頼というか、確認するための予算書だと思うのです。そこに、今回のケースは載っていない部分が大きい。でも、答弁とか説明の中ではいろいろ数字が上がってくる。ここの違いというか整合性が取れていないという点はどうお考えですか。 ◎総務部長(高島賢二) 今財政課長からも説明させていただきました。今回の体育館につきましては、まず、運動公園の体育館がかなり老朽化していると。それから、台風によって大規模な避難所も必要になったと。そして、民間の力が入るという約束ができたということで、この3つが相まって実現に向けた取組ができる状態が整ったということで、市長からも説明はいろいろあったと思いますけれども。正直、相手の意向もございまして、この段階で予算書には計上しておりませんけれども、ぜひ新年度に入りましてその確定が見られた段階で補正予算を組ませていただいて、議員の皆様にもご承認をいただきたいと思いますので、ぜひその点についてはご理解をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) 本当に新市民体育館を造りたい、造りたくないとかという問題ではなくて、結局予算書が僕たちは全てなのです。この数字でしか僕たちは議論できないので、そこにもっと分かりやすいやり方とか、その先が見えるやり方とかというのをちょっとでも考えてほしかったなと。今まであれだけ説明してきたものが一つも反映されていなくて、14億円だったものが19億円と載っていたりとか、寄附のところが書いていないとか、やはり不安でしかないのですよね。それを審査するときに僕たちはどう最終的に審査していいかというところが問われてしまう。  副市長、全体的にこの考え方と今までのやり取りを見ていてどうお考えですか。 ◎副市長(木村正一) 昨日も石井委員から質問がありましたけれども、まず、幾つか申し上げなくてはいけないと思うのですけれども、寄附行為と、いわゆるお金の出金、入金のタイミングと、事業の進捗時間軸、これは多少ずれがありますよね。それはご理解いただけると思います。あともう一つ、個人が30億円と言われていますけれども、30億円のふるさと納税をするわけではないわけです。会社として寄附をするわけです。そうすると、言うなれば会社の資産を寄附に回すということになりますと、ステークホルダー、株主ですとか、そういったところの了解も当然必要ですし、あるいは社内手続も必要になってきますよね。その後、対外的にどのタイミングでそれをプレスリリースなり何なりするかというのも企業戦略上何かあるのではないかと私は思っています。いずれにしても、寄附企業のいろいろな手続上の問題ですとかタイミング上の問題ですとか、あるいはアナウンスメントの仕方ですとか、そういったことの中から、やはり今現在では予算書に織り込めていないというのが現実だと思います。  ただし、委員がご心配なさっているような大丈夫なのかということに関しては、これはもう傍証とは言いませんけれども、例えば群馬クレインサンダーズが前橋から太田に移転しますということがもう発表されているわけですから、それに対して新市民体育館を造る上でのはしごを外すのかどうかということを疑っていたら何もできなくなってしまいます。先ほど来、財政課長、総務部長がお答えしていますように、そういったコミットメントの上に進めているわけですので、今その計画に対しては粛々と進めていくということでやっていきたいと。入金、あるいはお金が動いた時点で補正で入れていくということになると思いますので、その辺の事情につきましてはご理解いただきたいと思います。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(星野一広) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 散     会 ○委員長(星野一広) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  明日は、午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午後7時50分散会...